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2008/03/17
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村便り:2008-03-15(土) (温床育苗開始、ジャガイモを伏せる)
投稿日:2008-03-17(月)

播種(温床育苗):ナス、甘トウガラシ類(万願寺とうがら、伏見甘長とうがらし、ひもとうがらし)、ピーマン、パプリカ(赤・黄)、トマト(普通トマト、黄トマト、調理用トマト)、スイートコーン、キャベツ、レタス
芽出し:ジャガイモ(男爵、メークイン、出島、普賢丸、roseval系)


 温床育苗のための種蒔き(冒頭の栽培記録参照)。やっと春の農作業が本格的に動き出した。


地温計
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踏み込んだ藁に差し込んだ地温計。
 温度計と違い、地温計はすぐに反応する。40℃近くを示しているのがお分かりだろうと思う。
温床に並べたポット
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温床に並べたポット。
ジャガイモ種
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伏せ床に並べたジャガイモ。
 手前から、男爵、メークイン、出島、普賢丸、roseval系。出島と普賢丸は早生の春秋兼用種。
 朝、温床の温度を地温計で測ると、40℃あった。木曜日に踏み込んだ藁が発熱(発酵)をはじめている。予定通りであった。

 温床での育苗はビニール・ポットを使う。ポットは、スイートコーンとキャベツは7.5㎝ポット、残りは6㎝ポットを使った(寸法はポットの上面の直径)。6㎝ポットを使う野菜は、レタスを除き、育苗の途中で一度、大きいポットに植えかえる。スイートコーンとキャベツは定植まで同じポットで育苗する。

 1ポットの播種数は大部分が2粒。値段の高い一部の野菜(調理用トマトと大玉トマト)は1粒。

 ポットに詰める土は農協で購入した野菜の育苗土(値段は20kg入りで900円余り)を使う。6㎝ポットを225個、7.5㎝ポットを40個、土詰めした。慣れた単純作業ではあるが、根気のいる作業である。

 播種したポットは稲の育苗箱に並べて温床に入れる。ここまで、正確に時間を計ったわけではないが、4時間はかかったのではないだろうか。

 温床の作業が終わると、ジャガイモを伏せた。「伏せる」とは、仮床で芽出しをする作業を言う。ジャガイモ種は過湿になると腐るので、畝を浅く掘り下げてからジャガイモを並べ、その上から種が隠れる程度に土をかぶせる。さらにその上に藁をかぶせると、作業終了。

 予定の植付け作業が終わるとまだ明るかったので、暗くなるまで細々した作業を片づけた。
村便り:2008-03-13(木) (荒起こし、温床での藁の踏み込み)
投稿日:2008-03-17(月)

 休暇をとって農作業。朝10時半に屋敷に到着。

ダブの荒起こし
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ダブの荒起こしが終わったところ。
休耕田の耕耘
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休耕田耕耘。
 トラクターが出ようとしている田んぼには里芋類を栽培する予定。この田んぼの三分の二にはもち米を作り、残りに里芋類を作る。右下の田んぼには豆類と蕎麦を栽培予定。
 まずダブ[湿田]の荒起こし。昨秋の稲刈り後やっと第一回目の荒起こしをした。ダブはウワコウダ[傾斜地にある田んぼの、高い側に寄っている部分]が深い。だから、トラクターを入れる前に歩いて、足の沈み具合でぬかるみ状態を確かめる。ぬかるんでいる部分には前進ではトラクターを入れない。トラクターが沈みはじめたとき逃げられないからである。後輪の沈み具合を見ながら後退し、ぎりぎりのところまで入ってからロータリーを降ろし、ぬかるんでいる部分から遠ざかる方向に向かって耕耘をはじめる。時間はかかるが、トラクターが亀の子状態になって自力で脱出できなくなるよりはまし。

(ダブも代掻きのときはさほど心配はいらない。トラクターは言わば泳ぐような状態でも車輪が作土の底に着いていれば動くことができる。)

 トラクターは田んぼから出る前に、車輪に挟まった泥やロータリーの回転部分についた泥をあらかた落とす。これがまた一仕事。でも、これをやらないと、農道に土をまき散らしながら走ることになる。

 ダブの荒起こしのあとは、子芋、大豆、蕎麦を作る休耕田を耕耘して土を細かく砕く。それでトラクターの作業は終了。

 トラクターはその日のうちに水で泥を落とす。タイヤの傷みやロータリーの錆びを防ぐためである。耕耘機の場合は短時間でできるが、トラクターは車輪やロータリーが大きい分、時間がかかる。だから、トラクターを使うときはできるだけ広い面積を耕耘するようにする。トラクターを洗い終わると午後も3時になっていた。夕方までの時間を考えると、すぐに次の仕事にかからなければならない。

 3月3日に枠を作った温床に藁を踏み込む作業である。動力カッターで藁を150束切断し、乾燥鶏糞と糠を発火材として振りかけながら踏み込んだ。藁に湿り気を与えるために、少し踏み込む毎に、ジョロで灌水。踏み込み終わって温床をビニール・トンネルで覆う。作業が終了すると暗くなっていた。

 家に到着したのは20時半。朝作ってもらった弁当を食べる暇がなく、そのまま持って帰ったので、家族に苦言を呈された。「水分しかとらなかったの?」とma femme。「水も飲まなかった。」と私。「昼に休みをとったらどうなの。弁当ももったいないし。」私は「うん」と答えただけだった。
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