村便り:2013-11-28(木) (初雪)
投稿日:2013-11-29(金)
今年は冬の訪れが早いのかもしれない。
紅葉は深く色づき、落葉が間近の様子。
雪の降る前に脱穀は済ませたい、と思っていたが雪に先をこされてしまった。今週末で脱穀を完了したい。
紅葉は深く色づき、落葉が間近の様子。
雪の降る前に脱穀は済ませたい、と思っていたが雪に先をこされてしまった。今週末で脱穀を完了したい。
2013/11
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村便り:2013-11-28(木) (初雪)
投稿日:2013-11-29(金)
今年は冬の訪れが早いのかもしれない。
紅葉は深く色づき、落葉が間近の様子。 雪の降る前に脱穀は済ませたい、と思っていたが雪に先をこされてしまった。今週末で脱穀を完了したい。 村便り:2013-11-22(金) (稲こぎ開始)
投稿日:2013-11-23(土)
稲こぎ(*)を始める。ここ一週間は晴天続きだったので籾は十分に乾いている。十分でなくても、スケジュールを考えると、こぎ始めないといけない。流行語の「今でしょう」ではないが、今を逃してしまうと、稲は稲架にかかったまま年を越してしまう(現実味を帯びてはいるが、むろん誇張)。それでもこぐ前に一応、水分計で水分含有量をはかってみる。15.1%。合格! である。出荷するには14.5%に調整しなければいけないらしいが、自家用だとこのくらいで十分。乾きが悪い時期だと16%をきれば、こいでしまう。そして、その分は早めに(梅雨に入るまでには)食べてしまう。
(*)「こぐ」について。
最初にもち米をこぐ。収量は、精米後で50kg余りか。1年間の消費量として、これだけあれば十分すぎるほど。あとはすべて、うるち米。 一日の仕事量 一日脱穀すれば、どのくらいできるか。一人でやるとして計算する。稲架ひとつが45分。精米後の重量では70kgほどであろうか。脱穀は3時を過ぎたらやめる。日没(今は17時前)までには、脱穀した籾を蔵に納めたいからである。すると、脱穀する時間は4時間。順調にことが進めば、なんとか5稲架だろう。今日は計算通りの5稲架であった。 もし2、3人でやるとすればもっと多くできる。1[ひと]稲架の脱穀は30分。脱穀しているのとは別の人間が、籾袋を蔵に収納するとすれば、脱穀は5ないし6時間できる。すると稲架は10あまり片づく。1人でやるときに比べて倍の仕事量である。そんな計算をしながら、しかし、一人農家の私はのろのろと、しかもいらいらと稲をこぐ。 「いがいぃ」、「はしかい」、ちくちくかゆい 稲をこぐと、藁の細かなくずが衣服の隙間から入り込んで、肌がちくちくとかゆい。先日、高知県出身の同僚と話していて、その「ちくちくとかゆい」のを土地の言葉でどう表現するかが話題になった。彼の地方では「はしかい」と表現するそうである。「村」では「いがいぃ」。かゆくなるは、「いがゆぅなる」。インターネットで調べてみると「はしかい」は広範囲にわたって使われる言葉のようである。それに対し、「いがいぃ」は、インターネット検索ではヒットしなかった。地域性の高い方言なのだろうか。「いがいぃ」の「いが」は「毬」(栗などのイガ)に通じるような気がするが。 暗くなって、稲架を解体した。冷え込む闇のなかで作業しながら、12月始めまでには脱穀が終わるだろうかと、と心細くなった。やるしかない! のだが… 村便り:2013-11-13(水) (エンドウの播種)
投稿日:2013-11-17(日)
エンドウの種蒔きをした。エンドウは、私のスケジュールでは、遅くとも11月の始めには種蒔きをする。11月も半ばになってからは、おそらくはじめてではなかろう。
年齢のせいか、2年ほど前から、あきらめが早くなり、間引き栽培や植付けの遅れがよくある。7月半ばから8月始めにかけて播種したあと育苗して、冬に収穫する、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーはこれまで欠かした記憶がないが、今シーズンはやめてしまった。エンドウも、今年は例年になく植付けが遅れ、播種をあきらめかけた。しかし、いま蒔いておかないと、来年初夏、5月後半からのの豆の季節が抜けてしまう、と思うと、空虚感とともに急く気持ちがわき、やっと今日種蒔きをした。 自然畝に種蒔き 過去の作付け図を検討して、連作にならない畝を決めると、草刈りをした。そこは、昨秋から冬にかけてキャベツなどを栽培したまま、収穫後の片づけもせず、いままで草が生えるままにしておいた畝である。自然農法の経験から、エンドウは《自然状態》の畝でも十分育つことがわかっていたので、草刈りをしただけの畝に種蒔きをした。 エンドウは開花以前に受粉する 種をまいたのは二種のエンドウ。ひとつは、皮ごと食べるスナップエンドウ(スナックエンドウ)、もうひとつは、実エンドウ(皮はかたいので食べない)である。その二種を隣り合った畝に蒔いた。父の死後、百姓を始めたころ、母が、スナップエンドウと実エンドウは近くに植えると、(交雑して)スナップエンドウの皮がかたくなる、と言ったことがある。それ以降、二種のエンドウは離れた畝に植えていたが、あるとき、豆類は開花前に受粉をおえているので、近くに違う品種の豆を植えていても交雑の心配はない、ということを知った。(ただし、虫が蕾を食い破って交雑がおきることもあるそうである。)しかし、隣り合わせにこの二種のエンドウを植えたのは、いままでになかった、と思う。だから、母の言葉をふと思い出した。
作業をしていると、隣のお姉さん(すなわち、私より年長の女性)が声をかけてきた。「今年はどこでタマネギの苗を作りょうるん?」去年は、エンドウを蒔いている畝と同じ区画の畝でタマネギは育苗した。お姉さんの家のすぐ隣である。しかし、今年は、別の区画の畑に種蒔きをしたので、お姉さんの目には入らなかったようである。「向こうの柿の木の近くに種をまいた。あの辺に行ったら、見てみんさいや。ええがいに出来ようるで。」「去年は遅う、(タマネギを)植えたよね」とお姉さん。タマネギは、9月20日ころ種蒔きして、11月半ばに定植する。しかし、去年はその時期に時間がとれなかったので、年が明けて2月始めに定植した。「うん、2月始めに定植した。それでも、ちゃんとできたで。」11月に時期を逸したら、厳寒期が過ぎ、根が動き始めるまえ、すなわち、2月始めに定植しても、タマネギは、6月になれば、11月に定植したものと同じようにできる。言ってみれば、タマネギは定植の適期が2回ある。あるいは、適期を逃しても、挽回のチャンスはある。 畑の、作付けシーズンは、タマネギと、ポットで現在やはり育苗中のそら豆を定植すれば終了する。タマネギの方は、どうも年があけてからになりそうだが… 村便り:2013-11-06(水) (サツマイモの掘りあげ)
投稿日:2013-11-07(木)
品種は高系14号。鳴門金時はこの系統のようである。 村便り:2013-11-02(土) (稲刈り完了)
投稿日:2013-11-03(日)
例年、最後に稲刈りをするのは、ダブ[湿田]である。この田んぼは、ウワコウダ[傾斜地にある田んぼの、上側の部分]がいつもダブ気ている[湿田状態である]。そこは、バインダー[刈取り・結束機]が使えない。タイヤが埋まり込んでスリップするからである。だから、鎌で手刈りするしかない。 そのタイヤをタブのウワコウダで試してみた。タイヤの着脱は簡単である。普通のタイヤでは入れなくなった時点で、タイヤを交換した。その部分は足が埋まり込むくらいの軟らかさである。そして足跡には水がたまる。だから、長靴で作業するのだが、それも田靴[軟らかくて薄いゴムでできた膝下までの長靴]を使う。普通の長靴では泥にとられて脱げてしまうからである。湿田用タイヤは経験がないので、その効果については不安もあったが、ダブ気たところは残らず稲刈りができた。 稲を稲架に掛けおわり帰る途中、田んぼで、使い藁にする藁を縛っていたおにいさんを見かけたので、あらためて礼を言った。今朝、作業を始める前にタイヤ圧について、おにいさんに聞きに言ったので、私がダブの稲刈りをすることは知っていた。「湿田用のタイヤを使こうたんじゃが、全部刈れたわい。ええもんをもろうた。ありがとう。」このおにいさんには今まで何度もお世話になっている。本当に足を向けて寝られない人である。 |
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