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村便り:2009-09-29(火) (プラグトレイ)
投稿日:2009-09-30(水)

播種(育苗)高菜、広島菜、のらぼう菜

 プラグトレイなるものを使った。

 菜っ葉類の種蒔きは27日にあらかた済んだが、まだ高菜、広島菜、のらぼう菜が残っていた。直播きでもいいが、いずれも大株になる。高菜と広島菜は漬け菜、のらぼう菜は菜花である。高菜は春の薹立ちが遅いので(四月おわりから五月はじめ)、菜っ葉類が不足する春先に重宝する。広島菜漬けは一度もやったことがないので、もし今冬できがよく十分な大株になれば挑戦してみたいと思う(時間の関係で無理かもしれないが)。

プラグトレイ
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プラグトレイ
 ひとつのトレイに50個のプラグ(穴)があるもの。
 のらぼう菜は去年はじめて作った。手さぐりの栽培だったが、春先になり薹が立ちだして、はじめてその価値が分かった。菜花として利用するのは種袋から分かっていていたが、ふつう、菜花に特化しているもの(たとえば中国野菜の紅菜苔)は冬の間から薹立ちする。ところが、のらぼう菜は春先になるまで薹立ちしない。これじゃ利用期間が短いじゃないか、とがっかりしたが、食してみると菜花として癖がない。一般に菜の花はアクがあるが、のらぼう菜の花にはない。食べやすいのである。花がついて蕾のうちに折りとっては食べて、春の菜の花としては長く利用した。高菜同様、春の端境期の野菜である。

 のらぼう菜は薹立ち期に利用するので、大きくなる。背丈は1mほどになろうか。高菜や広島菜は菜っ葉として大株であるが、のらぼう菜は菜の花として大株なのである。

 これらは直播きして、間引き菜を利用することはできる。しかし、小株の菜っ葉類はほかにもあるので、これらの間引き菜は必ずしも必要ではない。しかも、直播きすると、草の種も同時に発芽するので、除草に手間がかかる。ところが、ある程度大きくなってから定植すれば、草より生育が先行しているので、除草しやすい。除草は、まず、草が大きくならないうちに中打ち[中耕:株間を、三つ鍬などを使い、土の表面を掻くようにして耕すこと]をする。草は小さいので、土の表面を掻けば、根から抜けてしまう。わざわざ手で抜く必要はない。ところが、野菜の方も小さいと、中打ちの影響が野菜にも及びうる。一緒に抜けたり、鍬が動かした土がかかったりする。だから、草より野菜の方が大きいと中打ちしやすいのである。さらに、野菜の方が早く大きくなって抑草もする。そういう訳で、今年はじめて高菜と広島菜を育苗してみることにした。

 育苗は、いままでは、ポットを使っていたが、ふと思い立って、プラグトレイを使うことにした。土詰めが楽であり、移動もしやすい。ホームセンターで適当なものを探した。プラグトレイは一般に穴が小さい。そのなかで一番穴の大きいのを購入した。容量からして、私が使っているポット類の一番小さいものに相当する。菜っ葉類の育苗には、大きすぎはしないが、窮屈ではない。
村便り:2009-09-27(日) (大根の追加蒔き)
投稿日:2009-09-29(火)

播種大根の追加蒔き(宮重大根、三浦大根)、
ビタミン菜、壬生菜、小松菜、ベトラーヴ[ビート。形態的には、赤蕪ホウレンソウ、と言うべきか。ホウレンソウなどアカザ科の野菜は種が硬いので一昼夜、浸水して播種すると、早く、しかもよく発芽する。]



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大根の追加蒔き。
もみ殻で被覆してあるところが、追加蒔きしたところ。

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蒔き条に灌水する。
 土が乾いているときは、担桶を担いで水を運び、杓一杯ほどを蒔き条にまく。水は土深くまでしみこむので、如露で灌水するより遥かに効果的。如露のばあいは土の表面しか湿らない。
 
 

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蕎麦の花。
 今年は蕎麦を8月29日に蒔いた。種は一昨年収穫した階上早生。ものの本によると、蕎麦の種は一年目は発芽率が高いが、二年目になると極端に低下する、とあったので、心配だったが、順調に発芽した。種はビニール袋に密封して冷蔵庫に保存しておいたもの。それを10%の塩水で選別した。
 今年の九月は雨が少なかった。八月のあいだ乾燥していても、九月に入るとまるで秋冬野菜を蒔く時期にあわせたかのように土が湿り気を帯びてくるのだが、今年は乾いたまま。種蒔きの準備のために耕耘するとよけいに乾いてしまう。

 それでも、種蒔きは暦通りに進める。9月10日は大根の播種日。今年は13日に蒔いた。この時期になると隣のおばあさんが言っていた言葉を思い出す。「八月のあいだ乾いとっても十日ごろにゃ雨が降る。大根雨じゃ。」今年はその大根雨は降らなかった。大根はよく発芽する。いままでの経験から髙をくくり、乾いた畑にそのまま大根を蒔いた。それからホースで畑まで水を引いて毎日のように灌水してやったのだが、期待に反して発芽はかんばしくなかった。ぼつぼつとしてしか発芽していないのである。

 これでは沢庵漬けができない。そこで遅くなったが、発芽していないところに追加蒔きすることにした。もう一週間早く決断すればよかったのだが、蒔かないよりは蒔いた方がいいだろう。うまく発芽して沢庵漬けに間に合えばいいが…
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