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村便り:2009-05-04(月) (ヤーコンの植えつけ)
投稿日:2009-05-14(木)

植えつけヤーコン

(「村便り」が滞りがちになっているので、暦の現実の進行に追いつくため、田んぼ仕事については省略して、野菜の作付け記録だけを綴ることにする。)

 去年より3週間遅れてヤーコンの植えつけをした。

ヤーコン種
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左がスクモの中に入れて室内で保存していた種、右がトロ箱に入れて小屋で保存していた種。
 
切り分けたヤーコンの種
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 切り分けたヤーコンの種。去年と比べると、ひとつの塊が小さくなった。もう少し大きく切り分けてもよかったかもしれない。
 
自然畝に植えつけたヤーコン
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 シャベルの手前、芽だけがのぞいているのが植えつけたヤーコン。その左側には、参考のため、切り分けたヤーコン種が置いてある。
 周囲の草を刈っていないのは理由がある。手前にひょろ長い茎の植物があるが、これは花がついたマーシュ(サラダに使う)。小さな白い花がお分かりだろうか。種をつけて落ちると、秋から冬にかけて発芽する。それまでは刈り取らない。マーシュは自然畝で野生化しているのである。
 ヤーコンは去年収穫した種(茎の根元についている塊であり、食用にする部分とは別物)を二種類の方法で保存しておいた。ひとつは、トロ箱に入れたものを筵で覆って、小屋の中で保存しておいた。ほとんど手をかけない保存方法である。もうひとつは、段ボール箱の中に防寒材のスクモ[もみ殻]と一緒に入れて部屋のなかで保存した。結果は、いずれの種も越冬できた。違いは、部屋のなかで保存していたものの方が芽が大きくなっていた、という点だけである。

 去年は18株を植えつけたが、ほとんど食べなかったので、今年は8株だけにした。芽がひとつつくように切り分けて自然畝に植えつけ。
村便り:2009-05-02(土)/05-03(日) (ウリ類、怒濤の定植。カボチャ・スープ)
投稿日:2009-05-08(金)

定植ズッキーニ、カボチャ、パターナッツ、ソーメンウリ、半白キュウリ
鉢替えパプリカ(赤、黄)、ピーマン、ヒモトウガラシ、シシトウ


ウリ類の定植
 温床で育てているピーマン、パプリカ、アマトウガラシ類が鉢替えの時期を迎えた。しかし、ふたつの温床は苗で満杯の状態。鉢替えをすれば、以前より広いスペースが必要になる。そこでウリ類を定植して、スペースを作ることにした。

穴施肥
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穴のなかで肥料と土を混和する(スコップが入っている穴)。そのうえに土を被せて、定植した苗の根が直接、肥料の混ざった土と触れないようにする(スコップの入っている穴の上の穴)。その穴に、担桶[タゴ]で運んできた水を杓[ヒシャク]でたっぷりと注いでから苗を定植する。定植したあと、苗の周囲に水を注ぐ。
 
自然畝に定植したソーメンウリ
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自然畝に定植したソーメンウリ。
 
半白キュウリ
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 半白キュウリの定植。
 キュウリは定植すると生長が鈍る。そこでしばらく保温してやる。
 温床で育てているウリ類は、ズッキーニ、カボチャ[ホワイトシュガー@大和種苗]、バターナッツ[表皮が黄色の、ヒョウタン型のカボチャ]、ソーメンウリ、半白キュウリ、ニガウリ、スイカ[小玉スイカ]、トウガンであるが、ニガウリとスイカとトウガンを除いては定植可能な大きさになった。教科書的な定植適期は、本葉4枚の時であるが、まだそこまでにはなっていない。本葉の3枚目が小さかったり、4枚目が顔をのぞかせているところだが、神経質になることはない。定植してホットキャプを被せてやれば問題はない。

 ズッキーニと半白キュウリは慣行畝、カボチャ、バターナッツ、ソーメンウリは自然畝に定植することにした。ズッキーニは自然農法を始めたころ、自然畝で育てたことがあるが、うまくいかなかった。次々となる実を若取りするので、カボチャとしては肥料を要求するからであろう。結果のでなかった一回の経験で、ズッキーニは慣行畝栽培と決めてしまった。半白キュウリの場合は、自然畝でもそれなりの結果は出るが、今回は安全策をとって慣行畝にした。

 施肥は、慣行畝も自然畝も、《穴施肥》にした。小さいスコップで穴を掘る。我が家の畑は、20㎝余りも掘るとかたい赤土層に達するので、そこで穴掘りはやめる。理想的にはもう少し深い(30㎝ほど)穴のほうがいい、と思われる。その穴に、肥料を入れる。今回は、穴ひとつに対し、発酵鶏糞(半カップ=100cc)、発酵牛糞堆肥(1カップ=200cc)、サンライム[牡蠣殻石灰](少々)を入れた。

 5月2日にズッキーニ(緑と黄)16株とカボチャ8株、5月3日にバターナッツ8株、ソーメンウリ5株、半白キュウリ14株を定植。都合51株の定植である。文字にすれば短いが、二日でこれだけ定植すると(5月2日にはジャガイモも定植した)、感覚的には《怒濤》のごとき定植作業であった。


ピーマン、アマトウガラシの鉢替え
 5月3日には最後に、パプリカ(赤、黄)、ピーマン、ヒモトウガラシ、シシトウの鉢替え(10.5㎝ポット)。

キジのオス
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記事の内容とは関係ありませんが…
 キジのオス。ここ3年ほどは我が家の畑周辺はキジの住処になった。住み心地がいいのだろうか。
 
キジのつがい
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 キジのつがい。
 今日は、つがいで歩いていた。メスは肉付きがいい。産卵間近だと思われる。こうやって見ると《おしどり夫婦》のように見えるが、キジのオスは一匹のメスでは満足できない精力絶倫な浮気者らしい。私などが真似をしたら、間違いなく命を縮める。デモ、ウラヤマシイ。
カボチャ・スープ
 5月2日、カボチャを定植しながら、カボチャ・スープを思って涎を(ただし想像のなかで)流していた。すると夕食にカボチャ・スープが出てきたではないか! この時期にカボチャ・スープとは妙である。カボチャを買ったのかと疑った。すると我が家のシェフ曰く、去年のカボチャで作った(ええっ!)。昼間、定植したホワイトシュガーという品種名のカボチャは去年も作った。そのカボチャが今まで腐らずにあった、と言うのである。シェフは、スープにして残った半分を冷蔵庫から出してきた。見ると、たしかに腐ってはいない。冬至のカボチャ、と言うが、ふつうカボチャは長くても冬至あたりで消費期限が来てしまう。それなのに、さらに四カ月も生き延びていたのである。サツマイモは、翌年、ツルを植える頃になっても食べられる。しかし、ここまで生き延びたカボチャは初めてである。うーん、自然畝パワーかな、と推測してみた。去年は、しかも、無肥料で作った。今年も自然畝だが《穴施肥》だから、その分パワーが劣るかもしれない。今年のカボチャはどうなるか楽しみである。
村便り:2009-04-30(木)/05-02(土) (ジャガイモ三種類を定植)
投稿日:2009-05-05(火)

定植ジャガイモ(出島、roseval、普賢丸)

 木曜日の朝、出島とrosevalを定植する。

 作業をしていると、近所の畑の人がやってきた。「何を植えよぉってですか?」とトロ箱に入れてあるジャガイモ種を見た。「ジャガイモですか。芽出しをして植えてんよね。」ジャガイモは直植えする人も多いが、私は芽出ししてから植える。霜害の回避、芽かきの手間の軽減、畝の準備までの時間稼ぎがその理由である。rosevalの赤い色を見てその人は、自分がもらって植えたジャガイモのことを話した。やはり皮が赤い色で、小ぶりの丸い形をしていて、肉は黄色、とのことだから、春秋兼用種のアンデスレッドかとも思えるが、最近はいろいろな品種が出回っているので、別のものかもしれない。紫色のジャガイモも、種をもらって作ったことがあるそうである。色が食欲をそそらなかったので、一度作ったきりやめた、とその人は話した。

 その人は、また農協から購入したナスなどの苗のことも話した。購入してすぐに植えたそうである。ナスは最初の蕾がふくらむころまで育苗を続けた方がいいですよ、と私はいらぬお節介口をきいた。もう植えてしまったものを、そんなことを言っても仕方ないからである。農協苗は、届くとすぐに植える人が多い。小さなポットで土の量も少ないので、その見かけから、急いで植えてください、と言っているようなものである。

 ひとしきり話してその人は去った。



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 普賢丸の種芋。
 強い芽から勢いのいい根が出ている。私は1mほどの植え溝(ガンギ)に3個植える。
 土曜日は、春作の五種類のジャガイモの最後、普賢丸を定植。出島と普賢丸は自家採種で、購入種の男爵やメークインに比べて、発芽が遅い。しかし、根量は多い。そこに旺盛な生命力を感じる。

 今春は結局、メークイン20個、男爵40個、出島40個、roseval40個、普賢丸40個を植えた。
村便り:2009-04-29(水) (ネギの移植)
投稿日:2009-05-01(金)

移植ネギ(九条ネギ、浅黄系九条ネギ)


 ジャガイモは、男爵とメークインはすでに定植した。伏せ床に残っているのは自家採種の三種類のジャガイモである。それらは発芽が遅かったが、いまは定植できるまでになっている。すぐにでも定植したいところだが、畝がまだできていない。ジャガイモの場合、同じ畝で作る場合、二年は間をあけることにしている。過去の作付け図を調べて今年の春作にあてた畝は、まだ草が生えたままである。男爵とメークインの定植と同様、突貫工事で畝を作ることにした。

草刈り
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 (屋敷)前の畑の草刈り。
 前の畑は温床のある区画である。温床の後ろには背の高い木が若葉を繁らしだしている。左の木がコナラ。右の木がウワミズザクラ。いずれも知らぬ間に畑の隅で生育を始めた。ウワミズザクラの手前に、背の低い木がある。ナワシログミで昔からある木である。これはもしかしたら植えたのかもしれない。
 ジャガイモの畝だけではなく、春から初夏にかけて使う畝をともかく耕耘まではしておこうと思い、26日(日)と今日とで草刈りをして、一部を残して耕耘した。


ネギ坊主
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 坊主のでたネギは上をちょん切ってから掘り起こし、移植した。
 
ネギの移植
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 ネギの移植。
 まず溝を掘り、そこに肥料(発酵鶏糞、発酵牛糞堆肥、サンライム-牡蠣殻石灰-)を入れ、三つ鍬で土と混和して薄く土を被せ、その溝にネギを並べる。株間は15㎝、1株あたり4本。ネギの根元に土を被せて移植完了。
 ジャガイモの予定畝にはネギが生えているところがある。すでに坊主が出ている。その坊主をちょん切って、移植した。ネギは二種類の九条ネギ。ひとつは普通の九条ネギ、もうひとつは浅黄系の九条ネギ。後者は、暑さに強い、と種袋に書いてあるが、実際に確かめたことはない。いままでは初夏に植えなおす暇がなく、夏の間は草の中に埋もれていて、あまり利用しなかったからである。今年は二種類の九条ネギの特徴を確かめることができそうである。

 ジャガイモ二種類分の畝を立てたところで夕暮れ。
村便り:2009-04-25(土) (トマトとナスの鉢替え)
投稿日:2009-05-01(金)

苗の鉢替えトマト、ナス


 3月19日20日に温床で育苗を始めたトマトとナスの鉢替えをした。トマトは6㎝ポットから10.5㎝ポットへ、ナスは6㎝ポットから12㎝ポットに移植。いずれも定植まで同じポットで育苗を続ける。

トマトの鉢替え
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トマトの鉢替え。
 
ナスの鉢替え
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ナスの鉢替え。
 長ナスと民田茄子(小丸ナス)では、民田茄子の方が生育が速い。
 左側の育苗箱にまだ6㎝ポットに植わったままの苗がある。育苗土が足りなくなったのでめ移植できなかったもの。このうち2ポットを移植して、残り2ポットは廃棄する。
 ナス類は、6㎝ポットで育苗中、本葉が2枚くらいのときに、間引きや補植を行っている。種の値段が高いものを除き、1ポットに2粒ずつ蒔いている。2粒とも発芽しているポットもあれば、1粒も発芽していないポットもある。発芽していないポットには、2粒発芽しているものから1本の苗をスプーンで掬いとり、植える。それでも余った苗は抜いて、1ポットに1本にする。

 鉢替えの際には、定植予定の本数以外のものは廃棄する。

 ピーマンやアマトウガラシ類も鉢替えの時期が来ているものがあるが、温床内のスペースがないので、もう一つの温床で育苗中のウリ類を定植したあとにやることにした。
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