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村便り:2009-04-18(土) (メークインと男爵の定植)
投稿日:2009-04-30(木)

定植ジャガイモ(メークイン、男爵)

 四月も今日が最後の日。農耕の生活を綴る「村便り」がなかなか更新できない。せめて植えつけ作業だけは簡単に記しておこう(自分用の植えつけ記録、という意味もあるが)。

草刈り
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 草刈り。
 草刈り機がおいてある畝と、その左の二畝が耕耘対象。草刈り機の畝の右の畝には、手前から、タマネギ、ニンニク、エシャロット(これは画像では確認できない)が育っている。その向こうには、背の低いユズの木と、その背後には(白い)花盛りのロケットが見える。また、耕耘対象の畝の左側の畝には、アスパラガスが背を伸ばしはじめている。
 
ジャガイモ定植
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 ジャガイモ定植。
 メークインは、種芋が半分ほど腐っていた。メークインは、切り分けた種芋が腐りやすいが、今年は腐り芋が極端に多い。男爵は腐り芋なし。メークインが腐りやすいのは、切り分けると、肉が薄くなるためと思われる。
 太陽は山の向こうに沈んだばかり。
 3月16日に伏せ[芽出しのために仮畝に植え]たジャガイモのうち、購入した男爵とメークインが定植時期に達した。自家採種の普賢丸、出島(以上、春秋兼用品種)、rosevalはまだほとんど芽を出していない。ともかく前者の2品種の定植をすることにした。

 しかし、畝はまだできない。予定の畝は、秋に作付けしたダイコン、カブ、白菜、漬け菜などの畝であるが、残った野菜は薹が立って花が咲き、畝は草が生えている。カブなどは抜き、草は草刈り機で刈り払った。そのあとに施肥し、耕耘機で耕して畝立て。突貫工事である。草刈りからはじめて夕方、日没ころに定植が終わった。
村便り:2009-04-13(月) (野焼き)
投稿日:2009-04-27(月)

 昨日の田んぼでの作業を午前中も続ける。昨日、田んぼの面積にして三分の二ほどを処理し、刈り取った稲は燃やした。


 今年一(学)年間は勤務地が変則的になる。

野焼き
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 野焼き。
 右側の焼き跡は昨日のもの。
 遠景の山に、山桜が咲いているのがお分かりだろうか。山肌に見える白っぽい斑点がそれである。
 私がサラリーマンをやっている大学はキャンパスが複数ある。ひとつは瀬戸内海沿岸の町、もうひとつは内陸部の町にある。もともとは沿岸部にあったが、20年ほど前に内陸部に移転した。しかし、沿岸部には法学部・経済学部の夜間主コースと医学部・歯学部が、別々のキャンパスに残った。(夜間主コースのキャンパスが以前、大学の本部があったところである。)夜間主コースの学生は内陸部のキャンパスではなく、沿岸部のキャンパスで教養科目を受講する。そのため、一部の教養科目は、沿岸部でも夜間に(18時から二コマ、21時15分まで)開講する。その夜間の科目のために、私が所属している部局は教員を一人、沿岸部のキャンパスに常駐させることになっている。その常駐教員として、今学年は、私に白羽の矢が当たった。

 「常駐」と言っても、実際には、一週間の3日が沿岸部のキャンパス、2日が内陸部のキャンパス、という勤務形態である。勤務時間も、沿岸部では12時30分から21時15分、内陸部では8時30分から始まる時間帯、という具合に変則的になる。ただ私の職種は「裁量労働制」をとっているため、勤務時間はある程度、私の「裁量」がきくことになっている。勤務形態が変則的になったのに伴って、百姓の形態も変更することにした。沿岸部での勤務の日には、簡単な農作業がある場合、午前中にやることにした。そこで今日は、昨日の作業の残りを「勤務」前にやった、というわけである。


 刈り取った稲を焼いていたときである。小学校にあるスピーカーから消防局からのお知らせ、として、空気が乾燥しているので今日は野焼きをやらないように、との放送があった。昨日は、野焼きのときに注意をするように、との放送だった。今日は風が強いからであろう。消防車が見まわりにきたら、すぐに火を消すように指示されるだろうが、もう少しで焼き終わるところだったので、野焼きを続けた。
村便り:2009-04-12(日) (野球観戦の翌日、二日酔いで野良仕事)
投稿日:2009-04-25(土)

播種ビート、フダンソウ、ホウレンソウ

新球場
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 新広島市民球場。「てつがく村」の「村便り」にはそぐわない画像ですが…
 球場には命名権を取得した自動車会社の名前がつけてありますが、この説明では省略。新球場で二試合目となる対中日戦。観客席は広島カープの色で染まっています。ピッチャーはチェン、バッターは栗原。2アウトで2、3塁の好機でしたが、栗原は凡退。でも、試合はカープが勝ちました。
 昨日は、新広島市民球場に昼間、同僚と野球観戦に行き、野球終了後から深夜まで酒を飲んだので、今日は野良には昼近くに出た。しかも二日酔い気味。



竹取り
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 竹取り。
 孟宗竹を三本伐採した。その枝を払って、枝はエンドウのウロ用にし、本体は稲架のナル[横木]にする予定。本体はこのまま山に一カ月ほどおき、それから持って帰る。
 画像右側は東に当たるが、東側の山には工業団地造成を造成されており、その山の木が伐採されたため、以前は陰になっていたわが家の猫の額ほどの山林は、いまは日当たりがよくなっている。
 ちなみに左側も工業団地。画像の山林は、工業団地の間を抜けるようにして計画された道路の予定地になっているが、どうもその道路はできない、という噂が広まっている(行政関係者もそんなことを言っている)。道になるよりは、山林のままの方がいい。
 
エンドウ
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 エンドウ。
 エンドウの支柱に、孟宗竹の枝がくくりつけてあるのがお分かりであろう。エンドウはまず藁につかまってのぼり、ついで竹の枝につかまる。
 まずは、エンドウのウロ[支柱]に笹を立てた。笹といっても、じっさいには孟宗竹の枝。その枝は4月6日に山に取りにいったもの。枝を立てたのはエンドウが支柱をのぼりやすくするためのもの。

 ついで、ビート、フダンソウ(うまい菜)、ホウレンソウを蒔く。いずれもアカザ科の野菜。春蒔きホウレンソウは久しぶり。ビートは茹でて酢漬けにして食べる。フダンソウは夏に野菜が少なくなったときの青物。葉っぱをかいで食べる。

 最後に、田圃での作業。昨秋イノシシに荒らされた田圃で、枯れた稲を刈り払い、燃やした。枯れてもろくなっているとはいえ、そのままの状態でトラクターで耕耘すると回転する鋤に絡みつくので、手間はかかるが刈り払って処理をした。
村便り:2009-04-08(水)/2009-04-10(金) (温床育苗、イモ類、ウリ類)
投稿日:2009-04-16(木)

芽出しのための伏せ込み(温床)サツマイモ、コイモ、エビイモ、ヤツガシラ
播種(温床育苗)カボチャ、パターナッツ、ズッキーニ(黄、緑)、小玉スイカ、ソーメンウリ、半白キュウリ、ニガウリ


 4月5日に踏み込み、発熱し始めた温床に種蒔きなどをした。

イモを伏せる
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 温床に伏せる準備ができたイモ。
 踏み込んだ藁の上に土を入れ、そこにイモを並べ、さらにイモが隠れるくらいに土を被せる。ただし、サツマイモは半分くらいが土に埋もれる程度。さらにその上に藁を被せる。
 サツマイモは温床で苗作りをしないと適期の植えつけができないが、里芋類の場合は露地に直接植えつけてもいい。その場合には5月に入ってから。温床で芽出しをしても、露地に直接植えつけても、結果にたいした差はないような気がする。(← 「サトイモの植え付けは5月になってで良いと地主ジイチャンは言う。」その通りなんですよ、ムーさん。)
 4月8日には、サツマイモと里芋類を芽出しのために伏せ込んだ。里芋類は、コイモ[主として子芋を食するタイプの里芋、「コイモ」は村での呼び名]、エビイモ[特殊な栽培方法によって、細長いエビ型の子芋ができる里芋]、ヤツガシラ[親芋と子芋が合体して数個の頭があるような塊になる里芋]。いずれも自家採種のイモである。里芋類は約一カ月後に定植することになろう。


ウリ類の播種
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 ウリ類を播種したポットを温床に並べたところ。向こう端の藁が被せてあるところに、イモ類が伏せてある。
 4月10日には、前日、土詰めしたポットにウリ類を蒔いた。カボチャ、パターナッツ[ひょうたん型でクリーム色のカボチャ]、ズッキーニ(黄、緑)、小玉スイカ、ソーメンウリ、半白キュウリ、ニガウリ。バターナッツ、半白キュウリ、ニガウリは自家採種。トウガンとマクワウリも追加して蒔くかもしれない。
村便り:2009-04-05(日) (第二温床を踏み込む)
投稿日:2009-04-08(水)

作業(畑)(第二)温床の藁の踏み込み
管理藁裁断機の格納

 4月2日と3日の朝に枠組みを作った第二温床に藁を踏み込む作業をやった。昨日やるつもりだったが、雨のため中止。今日に日延べした。

ジョウビタキとボケ
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 ジョウビタキとボケ。
 一カ月前ほどの「村便り」にも紹介したが、畑で作業をしているとジョウビタキがやってくる。同じ個体だと思われる。いつもやってくると、人を恐れないのはジョウビタキの習性であるとはいえ、私に馴れてきたのか、という妙な(たぶん)錯覚をおぼえる。
 ここのところ暖かく、温床はいらないのでは、と思えるほどである。第一温床はナス、トマト、ピーマン、アマトウガラシ類、つまりナス科野菜の育苗のためだが、第二温床はサツマイモと里芋の芽出しが主目的。百姓を始めたころは4月始めに温床をひとつだけ作っていた。そして、サツマイモと里芋を伏せ、空いたスペースにナスの種を蒔いていた。やり始めると凝る性格なのか、温床栽培を拡大して、いまは二つの温床を時期をずらせて作っている。第二温床では、芋類のほかに、ウリ類の育苗もする。


温床、藁の踏み込み
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 藁の踏み込み。
 裁断機で切った藁はブルーシートで受け止める。その藁を向こうの温床に踏み込む。藁は60束ほどを裁断したもの。
 右側は、第一温床。ナス科野菜を育苗中。晴天なので、ビニール被覆の両端を開けて、温度調整をしている。
 

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 洗浄した藁裁断機。18時。
 温床の踏み込みは時間がかかる。準備作業や後片付けを含めると一日仕事になる。おまけに藁の踏み込みは単調作業。裁断した藁を温床内に少しずつ入れる。入れる度に《発火剤》(発酵鶏糞と米ぬか)を撒いて、まず荒っぽく踏む。発火剤を藁に混ぜるためである。それから如露で水をまいてから丁寧に踏み込む。この作業を何度も繰り返す。今回は藁束を190束ほど踏み込んだが、その作業だけに4時間半近くかかった。狭い温床内を長靴をはいた男が麦踏みに似た動作でゆっくりと動き回る。酔狂なことよ! と自分自身でも思ったりする(私を見た他人は間違いなく、そう思っているだろう)。苗を買ったとしてもそんなに高くつくわけではない。踏み込み温床育苗の手間と時間を考えれば、むしろ安いと言えるかもしれない。ドン・キホーテである。

 8時半に作業を始め、昼食を挟んで、藁を踏み終えたのが15時過ぎ。ほかにまとまった仕事をするだけの時間は残っていないので、藁裁断機の格納作業をすることにした。今度使うのは秋の稲の収穫以降なので、洗浄し、ガソリンを抜いた。
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