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村便り:2016-08-03(月) (セミの鳴き声)
投稿日:2016-08-03(水)

先日、明け方に目が覚めると外からザワザワとでも表現すべき音が聞こえてきた。気になり、ベランダ(物干し台)に出てみた。音は明瞭になり、ヒグラシの鳴き声だと分かった。少し離れた山から聞こえてくるのだろうか。

ヒグラシが明け方に鳴くのははじめて知った。大学に進学するまでは山間の村に住んでいたのだから、知っていても不思議はないが、明け方のヒグラシは記憶にない。調べてみると、たしかに、明け方、また夕方に、鳴く、とあった。夕方はうなずける。中学校からの帰り道、山が急斜面から覆い被さってきそうなところを歩いていると、降るように聞こえてきた。しかし、私は一度もその姿を見たことがない。だから、蝉ではなく、木々に住む、無数の不思議な生き物の鳴き声のように感じていた。

いま住んでいるところでは、日が昇り、温度が上がりだすと、クマゼミが鳴きだす。クマゼミは、私の村にはいなかった。夏休み、海岸に近い市街地に行くと、うるさいほど鳴いていた。そのせいで、クマゼミの鳴き声をきくと、とたんに暑苦しく感じてしまう。

小さいころ捕まえて遊んだ蝉は、アブラゼミ、ニイニイゼミ、ツクツクボウシだった。里にいたセミはこのくらいだったのではないだろうか。アブラゼミが捕獲の一番の対象。ツクツクポウシは8月半ばから盛んに鳴きだすので、盆と夏休みの終わりとに結びつくためか、なんとなくもの悲しくも聞こえた。

蝉の元気な鳴き声と対照的に、いま私は少々夏ばて気味。ブログは、この短文を「鳴く」元気くらいしかありません。
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