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2009/03/12
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村便り:2009-03-11(水) (カブト虫は生まれ故郷をめざす)
投稿日:2009-03-12(木)

作業(畑)温床の枠作り(一回目)

温床のある畑
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 温床のある畑。
 温床が画像の右端にひとつ、その左側に畝ひとつ隔ててもうひとつあるのがお分かりであろうか。今日は右側の温床を作り替えた。その前に、温床に放りこんでおいた枝とか、近くの枯れ草などを燃やした。
 一輪車の真後ろ、左側の温床の後ろに幹だけが見えている木がある。それがこの記事に出てくるドングリの木。このあたり、もともとは畑だったが、《山林化》している。
 春はうららかな見かけのもとで命がさかんに動きだしている。野良仕事もうかうかしていると春の早足においていかれる。週後半のスケジュール、土日の予定、天気の変化を考えると、今日あたりに一日休暇をとって野良仕事をする必要があった。田んぼの方も忙しいが、畑は初夏に定植する苗の種まきの時期が迫っている。そのために踏み込み温床を準備しなければいけない。

 以前は3月初旬と4月初旬に二回温床を作っていた。しかし、3月初旬の温床は、まだ寒い外気に負けて、発酵熱にもかかわらず夜には温床内の温度が下がりすぎて、発芽がうまくいかなかった。そこで今は最初の温床は3月中旬に踏み込むことにしている。今日は、その温床の枠組みを作ることにした。


 一年前の温床は、初夏に育苗が終わってから放置してある。まずそのうちのひとつを片づけた。枠組みを解体し、熱源として使った堆肥を掘り出す。二つの温床のうち、ひとつには堆肥のなかにカブト虫の幼虫がいることは分かっていた。去年もその温床には幼虫がいた。今日解体するのはもうひとつの温床である。堆肥をスコップで掘り出すと、今年はこの温床にもカブト虫の幼虫がいた。

カブト虫の幼虫
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カブト虫の幼虫。
 
幼虫の移住
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 幼虫の移住。
 藁と木の枝で簡単な枠を作り、そこに堆肥とともに幼虫を移住させた。手前は、もうひとつの温床にいる幼虫の移住予定地。
 去年、幼虫のいた堆肥は別の場所に移し、カブト虫が成虫になるのを待った。温床を作る畑の一角にはドングリの木(樹齢は十数年)がある。その木に惹かれてカブト虫が来るのだろうか。育苗の終わった温床はカブト虫の産卵場になったようである。鮭は生まれた川に戻ってきた産卵するが、カブト虫もそうだろうか、とあまり科学的でないが経験的には信じたいような考えが頭に浮かぶ。

 幼虫は20匹はいただろうか。ドングリの木の近くに移住場所を作ってやり、棲息していた堆肥とともに運んだ。半月後にはもうひとつの温床を踏み込むので、そこに住む幼虫も同じ場所に隣接して移住させるつもりである。初夏に育苗が終わった時点で堆肥を掘り出し、別の場所に積み替えておくと、翌春に移住の手間をかけなくてもいいし、幼虫も静穏を乱されなくていいだろう、と想像するが、夏のその時期はおそらくはそんな余裕はないだろう。


温床の枠
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 温床の枠。
 温床の枠に藁を編みつける作業は根気のいる作業ではあるが、この程度の枠だと1時間半程度でできる。枠のなかに藁を踏み込むが、これは来週月曜日にまた休暇をとってやる予定。
 温床の枠作り以外にもやろうと思っていたことがあったが、枠に藁を編みつけ終わった時点で16時半。後片付けを始めた。

 なお、温床の枠作りの詳細については、村便り:2008-03-08(土) (鎌の刃のつき方、温床作り)村便り:2007-03-10(土) (温床育苗の開始)、および後者の記事からのリンクを参照してください。
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