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2009/03/09
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村便り:2009-03-07(土) (肩が痛む)
投稿日:2009-03-09(月)

管理(田んぼ)藁の裁断と撒布

 朝、屋敷について間もなく、畑の横を通る生活道を二人の女性がゆっくりと歩いてくるのが見えた。村に住む母の従姉たちである。めったに見ることはないので、彼女たちに声をかけようと思い、屋敷の入り口あたりで歩いていた二人に合流した。
 
タラゴン
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 エストラゴン(フレンチ・タラゴン)の新芽。
(新芽の周りの白い小石は、石灰岩。向こうの植木鉢は、ローズマリー。)
 朝、ベランダに置いてある植木鉢を見るとタラゴンの新芽が出ていた。昨年苗を買って植えたのだが、冬になると地上部が枯れた。調べてみると、春になると新芽が出る、とあった。
 エストラゴンは小石の多い、やせたアルカリ土壌に育つという。そこで土には石灰岩を砕いたものを混ぜた。それだけでは酸性土壌は矯正できないだろうから、草木灰もときにまいてやる。以前にも畑に植えたことがあるのだが、うまくいかなかった。もしかしたら今度はうまくいくかもしれない。
 なお、エストラゴンはフレンチとロシアンがあり、前者は株分け、後者は種で増やす。フレンチは種をつけない。
 二人とも相当な年齢である。年下の方の人に尋ねた。「おばさん、わしが誰が分かるや」その人は「誰じゃったかいね…」と戸惑った。「○○[私の名前]よ。」と私。「そうかいね」とその人はもうひとつぴんとこない様子だった。するともうひとりの人が「○○君じゃろう」と私を見て言った。その人に「おばさん、なんぼ[いくつ]になったんね。」 ときくと「97。このへんじゃ、一番長生きよ。」最初に声をかけた人も90はこえている。近年、入院したことがあり、そのころから老化が進んだように思える。それにしても、二人とも、歳をとった歩き方にせよ、散歩するのだから達者なものである。また、彼女たちが散歩してみようという気になるほど、暖かくなった、ということでもある。



 先週日曜日に完了しなかった藁の裁断と撒布のため、田んぼで作業。昨日雨が降ったため、藁の濡れ具合、田んぼに溜まった水、いずれも先週より状態が悪い。それでも、作業は敢行した。


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濡れた藁は畦において乾かしている。藁は左の田んぼのもの。中央の田んぼは切り藁がすでに一面に散布してある。
 

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 この田んぼの藁は脱穀機に取り付けられた裁断機が切ったもので、上の画像の切り藁より長めである。そのため見た目がふんわりと量が多い。昨秋、脱穀作業が遅れ、近所の人に手伝ってもらった。その人の脱穀機が裁断したものである。わが家の脱穀機には裁断機はつけてないので、あとから専用の裁断機を使って藁を切る。
 ふんわりとした切り藁を撒いていくと、ふと雪を一面に敷きつめているような錯覚に陥った。まだ SkiAgain の世界から抜け出ていないようである。
 裁断していない藁の量は少ない。まずは水に浸かっていない束を裁断し、残りは水を切るため畦においた。畦におくと藁は水を滴らせた。すぐには裁断できない。そこで、裁断した藁を田んぼ表面に均一に撒く作業をすることにした。藁の多いところから、少ないところに、藁を一輪車に乗せて移動して撒く。冬の間、力仕事から離れていたため、フォークで藁をすくったり、撒き散らしたりしていると、腕と肩が痛くなった。とくに肩の関節の痛みがきつい。スキーで転んで肩を打ってから痛みを感じるようになった、と自分では自覚しているが、もしかしたら四十肩とか五十肩とか呼ばれているものなのかもしれない。痛む肩を回してみた。

 畦においていた藁は乾いたわけではないが、水がある程度切れた段階で裁断した。藁裁断機は先週と今日の作業で泥だらけ。三月中には温床を作り、そのときも裁断機を使う。そのあとで洗浄するつもりで、今日はそのまま格納した。

 今日は日没を待たず、17時で作業終了。
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