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村便り:2007-07-26(木) (田の草取りは続く)
投稿日:2007-07-27(金)

 先週末(7月21日と22日の土日)は、百姓をさぼって、同僚と二人で温泉旅行した。島根県の温泉津[ゆのつ]温泉に泊まり、次の日、世界遺産指定で賑やかな石見銀山に立ち寄り、島根県の山奥にある秘湯、千原[ちはら]温泉に浸かって帰広した。小雨まじりのこの週末は梅雨の最後の日に重なった。そして23日(月)に梅雨明け宣言。

 農作業日を二日つぶしたので、週日に休暇を二日とって埋め合わせするつもりだった。水曜日と木曜日を予定していたが、直前になって水曜日には会議の予定がすでに入っていることに気づいた。いくら休暇の権利があるといっても、会議や授業のある日に農作業を理由に休むわけにはいかない。休暇は木曜日一日にすることにした。

灌水用のホース
 午前中はまず、畑仕事。夏になると野菜の水やりのために、水道口から横の畑と裏の畑にホースを伸ばす。梅雨明け宣言に慌ててホースを伸ばしたが、今日はその調整。灌水は主としてナスとピーマン類。とくにナスはできれば毎日水やりをする。今年はナスは横の畑、ピーマン類は裏の畑に植えてある。長いホースを途中で分岐したり中継したりしながら、畝に引き、先にジョロをつければ、水やり態勢は整う。
 それから自然畝の作物に施肥。7月3日に定植が完了した二度目のナスには追肥、7月15日に定植したキュウリ(四葉キュウリ)とスイートコーンには元肥、また実がつき始めたニガウリには最初の追肥(もしかすると、これが最後の追肥になるかもしれない)。使った肥料は発酵鶏糞。

田の草取りは続く…
 畑作業が終わると、田の草取りを始めた。梅雨明け直後の強い日差しが降り注ぐ。昼食後、作業を再開。さすがに昼下がりのこの時間帯は、農作業をする人は私以外にはいない。夏の農作業は、昼近くまでと、夕方に行い、昼前からせめて3時すぎまでは強い日差しを避けて、野良には出ないのが普通。頻繁に身体に水を補給するので、15時半ころには、朝準備した2リットルの水が残り少なくなった。

 休憩をかねて、泥だらけの田靴を地下足袋に履き替え、水をあてている田んぼを見回った。途中、田んぼの横の家の前で、家の主人と出会った。しばらく立ち話をしていると「暑いでしょう。冷たいものを飲みませんか。」と私を裏口に誘った。どうもビールを出してくれる気配である。いまビールを飲むとあとに堪えるので、冷たい水だけでいい、と私は繰り返したが、主人はかまわずビールの大ビンの栓を開けた。そうなると酒はけっして嫌いではない(というか、酒大好きの)私は断れなくなった。日差しの中で汗を流した身に冷えたビールがしみ込んだ。奥さん(彼女は、私の小中学校の同級生)も出てきて、またしばらく、今度は坐り話。ビールのあと、大きなコップに水を二杯いただいて田んぼにもどった。

 夕方までに、19日に始めたダブの草取りは終わらなかった。あと二日、田を這うつもりである。ヒエはとり尽くせなくても仕方ない。でも、中途半端でも根気強く数年草取りを続けていると、ヒエはかならず少なくなる。全身、汗と泥になりながらの草取りは今日は早めに(といっても17時は過ぎていたが)切り上げた。
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