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2009/10/05
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村便り:2009-10-03(土) (仲秋の名月のコイモ)
投稿日:2009-10-05(月)

 今夜は仲秋の名月。コイモ[主として、子芋を食する里芋]はこの日を初掘りと決めている。仲秋の名月は別名《芋名月》だからである。

今年の初掘りコイモ
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今年の初掘りコイモ。
 雨続きだったため、掘り上げると泥も一緒についてきた。その泥を洗い流したところ。
草に埋もれたコイモ畝
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草に埋もれたコイモ畝。8月16日。
 
コイモ、畝元寄せ
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コイモ、畝元寄せ。8月16日。
 例年ならとっくに梅雨が明けた時期だか、今年はこの時期になっても雨が多かった。やっと二回目の元寄せ。「やっと」というのは、理想的には元寄せは、2回か3回おこない、しかも梅雨明けごろまでには終えてしまうからである。
 去年の里芋は大粒だったが、今年はこの時期としては普通の、小さな粒。なぜ去年のが大粒だったのか。ひとつは草取りと元寄せの管理が順調にできたのたと、もうひとつは、もしかしたら、去年は田んぼとしては乾燥気味のところに植え、さらに夏のあいだ干ばつ気味だったので、そのストレスが粒を大きくした、ということもあるかしれない。

 それに対して、今年は、例年のごとく、草取りは、一度草に埋もれてからやった(すなわち、里芋は生育がおそくなった)ため、子芋の数は少なくなかったが、ほとんどが小振り。この位が、私の好きな《衣被き[きぬかつき]》にちょうどいい。



稲の倒伏
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稲の倒伏。
 地形は、左から右に傾斜している。
 数日来の雨で、稲の一部が倒れていた。ダブ[湿田]のウワコウダ[傾斜地にある田んぼの上側の部分]の稲である。ウワコウダは、いつも水のある状態のため、根が表面を這いがちである。稲の生育の後半は、水は飽水状態[踏み跡に水が溜まっている程度の水分]にあるように管理し(言い換えれば、間断灌水[水がなくなったら入れる、といった水管理]をし)、根を地中深くに張るようにするのだが、ウワコウダはこうした管理がうまくできない。また、ウワコウダのぬかるみを走る田植機の車輪が滑り、稲の株間が狭まるため密植がちになり、稲が徒長がちになる。さらに、風が吹くと、やわらかい泥では株元が安定しない。そういった理由で倒伏したのだろう。株がしっかりしているヒノヒカリとしては珍しいことである。
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