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2007/03/16
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村便り:2007-03-15(木) (ジャガイモを伏せる)
投稿日:2007-03-16(金)

 朝、ジャガイモを伏せた。

 例年、ジャガイモは3月15日に伏せる[育苗床に植えて芽出しする]ことにしている。そこで昨朝、種芋を切り分け、トロ箱に並べて日光浴させておいた。二、三日、陽光に晒してもよかったが、今日は天気予報では午後は雨。そこで朝のうちにジャガイモを伏せることにした。(日光浴は、私の心づもりでは、切り口を乾かして、土に埋めてからの腐りを防止するためである。或る本には、催芽効果がある、と書いてもあった。)

ジャガイモ四種
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ジャガイモは四種類、伏せた。四種類を表皮と形、肉の色が分かるように二片ずつ並べてみた。上段左から、男爵、メークイン。下段左から、普賢丸、roseval系品種。
 男爵とメークインはよく知られている品種だから説明は省く。
 普賢丸は近年開発された春秋二期作対応の品種。秋より春の方が収量が多いそうである。昨秋、初めて種芋を買った。今春の種芋は、それから自家採種したもの。丸型の品種で、肉は黄色い。
 roseval系品種はrosevalを片親にしてフランスで開発されたもの。晩生種で芽が出るのが遅く長期貯蔵に向く。晩生種といっても夏に収穫すると春までには芽が出てしまう。そこで種芋は芽が大きくならないうちにかき取り、できるだけ生命力を温存し春を迎えさせる。種芋は自己採種。細長い品種で、肉は黄色い。また芽は浅い。
伏せたジャガイモ
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芽出し床に並べた種芋。奥から順に、男爵、メークイン、普賢丸、roseval系
作業完了
(クリックで画像の拡大)
種芋には露出しない程度に軽く土を掛け、さらに防霜のために藁を被せる。
 ところが畑に着く前に雨がぽつぽつと落ちだした。畑の土を見ると、まだ表面は乾いている。午後、雨が降れば、土が水を含んでしまうので、明後日でなければ伏せることはできない。そこで作業を強行した。

 ジャガイモは直植えもできる。近所には、すでに直植えした畑もある。しかし私は、畑に伏せてから定植をする。理由は、種芋が一ヶ所で管理できるので、ひとつは霜害対策がやりやすいこと、また、芽かきの労力が少なくてすむこと、さらに、定植は一カ月後になるので畝作りに時間的な余裕ができることの三つである。

 作業をしているとジョウビタキが富有柿の木に止まって様子を窺っていた。ジョウビタキは他の鳥ほどには人間に警戒心を示さない。柿の木は作業している場所のすぐ近くにあるので、他の鳥なら私の作業中に木に止まっていることはないだろうに、ジョウビタキはちがう。先日、同じところで草を抜きながら土を起こしているときも(同じ?)ジョウビタキがやってきて、私が場所を離れた隙に二度、掘り出されたミミズをかっさらって行った。今日は軽く土を動かしただけだったので、餌にはありつけなかったようである。
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