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村便り:2007-03-10(土) (温床育苗の開始)
投稿日:2007-03-12(月)

 朝、確認したところによると、雨が降るのは夜になってから、との天気予報だったので、午前中は雑用をして、午後、農作業をすることにした。ところが、昼頃から雨が落ちだした。作業はポットへの種蒔きなので小屋でもできる。そこで、予定通り、畑に行った。

藁を踏み込んだ温床
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藁を踏み込み終わった温床。
 藁は200束、乾燥鶏糞は13kg、米ぬかは鶏糞とほぼ同じ容量(重量ではない)を使った。藁の厚さは40cmほどになった。温床の底面積は、240cm×85cmである。温床には、右の畝のように、ビニールで被覆する。(ただし右の畝は、ビニールで保温しているだけの普通の畝。)
温床に入れたポット
(クリックで画像の拡大)
温床に入れたポット。
 写真に見えているポットは、ナス科の種を蒔いたもの。ナス科は好暗性の発芽をするので、保温目的で発芽までカマス[藁むしろで作った袋]を被せてある。写真は、カマスを半分開いた状態。
 写真は、種蒔きの翌日に撮った。藁を踏み込んでちょうど三日目。藁は発酵を始めていた。地温計ではかると藁の中は40℃まで上昇。
 3月7日午後と8日午前を使って、温床に稲藁を踏み込んだ。踏み込んで三日ほどすると藁の発熱(発酵)が始まる。週末に種蒔きをするつもりで、週半ばに踏み込んだのである。

 踏み込む材料は藁や雑草で、主体は藁。雑草は春になって畑に生えてきたものを抜いて使うが、今年は、抜く暇がなかったので、藁だけを使った。それに《発火剤》として、乾燥鶏糞と米ぬかを混ぜる。材料が乾燥していれば灌水する。《発火剤》は窒素を含んでいれば、他のものでも利用できる。化学肥料でもいい。水代わりをかねて、下肥を注いでもいい。

 去年までは、藁は押し切りで裁断していた。押し切りを使うと労力と時間がかかるので、時間に追われる私の場合、踏み込み量が少なくなる。その分、発熱量が少ない(はずである)。しかし、今年は《新兵器》の藁切り機がある。そのおかげでたっぷりと藁を踏み込むことができた。だから、今年は発熱量が増え、発熱期間が長くなるだろうと期待している。

 今日はまだ発熱は始まっていなかった。しかし、まもなく始まるはずだから、種蒔きしたポットを温床に入れることにした。育苗の第一弾は、ナス、甘トウガラシ類(伏見甘長トウガラシ、万願寺トウガラシ、ヒモトウガラシ)、ピーマン、パプリカ(カラーピーマン)、ブロッコリー。これから四月始めまで、温床で育苗する野菜の種蒔きが続く。

【踏み込み温床に関する今年の記事】
「村便り:2007-02-20/21(温床の準備/エシャロット)」
「村便り:2007-02-24(温床の《壁》を藁で編む)」
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