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村便り:2008-09-16(火) (子芋、ニンニク)
投稿日:2008-09-20(土)

植え付けニンニク

 今年の中秋の名月(旧暦8月15日の月)は9月14日である。中秋の名月は芋名月とも言われ、芋(里芋)を供えて月見をする。今年は里芋の管理が順調にいったので、十五夜には衣被き[きぬかつき]を食べよう、と楽しみにしていたが、掘りあげるのを忘れてしまった。そこで夕方、職場から帰りに、休耕田に作っている里芋を掘った。

掘り上げたコイモ
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 掘り上げたコイモ[村では子芋専用の里芋をコイモと呼ぶ。親芋も食べられるが]。二株掘り上げた。
 管理が順潮にいったのは、わが家としては、というかぎりにおいてであり、地上部はそんなに立派に育っているわけではない。しかし、掘りあげてみると想像していたよりは芋は太っていた。衣被きにするのは、もう少し小振りのほうが食べやすいが、むろんこの大きさでも十分衣被きにすることができる。

 衣被きには、子芋を蒸す。若い子芋は軟らかいので熱が通りやすい。蒸した子芋の皮を指先で押すようにすると中がつるりと出てくる。私はこれを醤油に軽くひたして食べるのが好きである。若い芋だから、また甘みはなく淡白であり、蕎麦がきを連想するような風味がある。



 里芋を掘ってから暗くなるなか、ニンニクを植える。

ニンニク植え付け
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 ニンニクの植え付け。
 《定規》の一目盛りは12cm。すなわち、12cm間隔に植えた。多少深めの穴を掘り、そこに植える。植える位置が浅いと発芽したとき種が浮いて来ることがある。
 品種名は分からないが、昔から作っている普通の(?)ニンニクと、今年購入した葉ニンニク用のニンニク(*)を植えた。葉ニンニク用には以前、南方系の別の品種を作っていた。このニンニクは、薹が茎の中でとどまってしまう性質をもっている。ニンニクの薹(ニンニクの芽、として販売されているものである)は取り除かないと、球が肥大しない。ところが薹が茎の中から出てこないと取り除けない(できるかもしれないか、やったことはない)。そのためか、どうも球の肥大がよくない。そこで今回は別の品種を求めた。葉ニンニクとして利用でき、ニンニクの芽も収穫できる、すなわち薹が茎から出るものである。球の一粒一粒は小さい。この小ささも狙い所である。最近はやっていないが、ニンニクの酢醤油漬を作るときには、粒が大きいのは利用しにくい(食べにくい)。そのため、小さい粒のニンニクが欲しい、と思っていた。新規の品種は、だから、葉ニンニク、ニンニクの薹、ニンニク漬、料理の薬味の四通りの利用を予定している。
(*)品種名は「嘉定」であるが、一般的な名前なのか、種苗会社特有の名前なのか分からない。カタログには「中国の代表的品種。翌春の新葉やトウも食用にできる新種。球根は5-6月に収穫し料理に使う。」との説明がついている。

村便り:2008-09-14(日)/15日(月) (大根、秋ジャガ、ホウレンソウ)
投稿日:2008-09-19(金)

2008-09-14(日)

播種大根(紅芯大根、青長大根)
植え付けジャガイモ(出島、普賢丸)

 畑にやってきたのは午後の後半。大根の種蒔きとジャガイモの植えつけをした。

ジャガイモ植え付け
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 ジャガイモ植え付け。

 畝の方向に直交する形で深めにガンギを切り、1ガンギ種芋3片を植える。ガンギの長さは1mあまり。ガンギの間は、平鍬の幅の3倍。この幅は元寄せ[土寄せ]を予定したものである。

 手前の芋は普賢丸。画像では分からないが、小さな芽が出ている。畝の向こう半分には出島が植えてある。すでに土を被せてあるが、芽が土から出ているのが確認していただけるか、と思う。
 大根は、紅芯大根と青長大根。いずれも中国大根といわれるもの。紅芯大根は外見は白いが中は赤い。彩りがよく、わが家ではサラダなどに使う。青長大根は小振りの青首大根といった風情。これも生食する。大根は、昨日すでに4種類、蒔いたので、青長大根は外すつもりであったが、種があり、蒔く畝もあったので、結局蒔いてしまった。都合6種類、それぞれ個性があるので食べて楽しむことはできるが、世話が行き届くかどうか…

 ついで、8月24日に芽出しのため伏せたジャガイモの植えつけ。出島と普賢丸のうち、出島の芽が大きくなったので、普賢丸も一緒に植えることにした。いずれも7月10日に掘りあげたもの(ただし出島はそれ以前にも掘りあげている)。出島の方が、休眠期間が短いのだろうか。



2008-09-15(月)

播種ホウレンソウ

 天気予報によれば、今日は一日雨になる。朝はまだ雨が降っていなかったので、雨が降る前にホウレンソウを蒔くため、朝食後、村に向かった。しばらく走ると車のフロントガラスに雨粒が当たりはじめ、やがて雨脚が強くなった。この状態では種蒔きは無理かと考え、引き返そうと思ったが、自宅と畑との距離を考えれば、もしかすると雨の降り具合が違うかもしれない、と判断し、ともかく村まで行ってみることにした。

 村でも小雨は降っていたが、なんとか種蒔きはできそうな状況。

ホウレンソウ播種
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 ホウレンソウ播種。
 何の特徴もない画像ですが… ちなみに品種は「次郎丸」。私はホウレンソウは東洋系のもの(和種?)を蒔くことにしている。「日本ホウレンソウ」も蒔く予定。
 ホウレンソウはふつう一昼夜、水につけてから蒔くことにしている。種の殼が硬いので、そのまま蒔くと吸水に時間がかかり、発芽が遅れたり発芽率が悪くなったりする。しかし、今日は一日雨が降り続くらしいので、浸水することなく、蒔いた。

 ホウレンソウは9月始めから10月半ばまで3回ほどに分けて蒔くことにしている。すると冬中、新鮮なホウレンソウが食べられる。最終種蒔きは10月半ばを目処にする。あまり遅く蒔くと芽は出るものの、大きくならないで、薹立ちする春を迎えてしまう。
村便り:2008-09-13(土) (極早生タマネギと大根の播種)
投稿日:2008-09-18(木)

育苗極早生タマネギ
播種大根(三浦大根、宮重大根、カザフ辛味大根、聖護院大根)

 秋から冬にかけて収穫する野菜の植えつけが忙しくなった。ここ一週間で、一日休暇をとり、また夕方の時間を利用して、畑の草取りや耕耘を済ませて、やっと本格的に植えつけができる畑の状態になった。

極早生タマネギの播種
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 極早生タマネギの播種。

 ポールで四角に囲んだところがタマネギの苗床。種を蒔いたあとは篩で土をかける。今年はさらに発酵牛糞堆肥を篩いかけた。発酵牛糞堆肥は窒素、リン酸、カリといった肥料分は少ない。窒素で比較すると、発酵鶏糞の半分に満たない。この発酵牛糞堆肥を篩いかけたのは、種の覆土を厚くして、苗立ちをよくし、さらに雑草の発芽を抑えるためである。

 覆土が薄いと、発芽した苗がしっかりと立たない。そこで発芽してしばらくして土を篩い入れる。すると、苗立ちがよくなる。ならば、最初から覆土を厚くしよう、というのが発酵牛糞堆肥を使った理由である。これを思いついたのは、通勤途中にある施設(農協関係か)で見た光景がきっかけである。その施設ではタマネギの播種のあと、畝を堆肥様のもので厚く覆う。おそらく堆肥様のものは肥料分は少ないはずである。厚さは、見た目から判断すると、画像の鍬の柄の直径をこえる。すると、苗はしっかりと立ち、かつ雑草も生えない(除草剤を使っているかどうかは分からない)。今回ははじめての試みなので、堆肥は、施設で見たほどには厚くしなかった。
 今日は極早生タマネギを蒔く。もう少し早く蒔きたかったが(ちなみに、去年は9月8日に蒔いている)、畑作りに手間取り、今日になった。今年はひとつ新しいやり方(画像の説明を参照)を取り入れたほかは、手順通り(去年の種蒔きの記事を参照)に蒔き終わる。タマネギは、2カ月弱の育苗のあと定植する。


大根の畝
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 大根を播種した畝。
 種は、ガンギ[蒔き床。畝の方向と直交する方向に作った細長い長方形の部分。画像では、もみ殻が蒔いてあるので、黄色っぽく見える]に4cm程度の間隔で一筋に蒔いてある。すると播種量は1ガンギあたり20粒から25粒になる。(するとガンギそのものの長さは、計ったことはないが、1mということだろうか。)

 左側の畝に繁茂しているのはアスパラガス。右側の畝はまだズッキーニが残っている。まだ収穫はあるが、白菜を定植する予定の畝なので近々除く。
 ついで大根。大根は、三浦大根、宮重大根、カザフ辛味大根、聖護院大根を蒔く。宮重大根は年内の消費と沢庵漬けのため。三浦大根は厳寒期に利用する。吸い込み型[根の部分がほとんど地上に出ないで、地中に向かって伸びる型]のため寒さに強い。カザフ辛味大根はおろし用。さわやかな辛味がある。聖護院大根は肉質が稠密で、食感と食味はむしろ蕪を思わせる。大根は、これ以外に、紅芯大根を蒔く予定。

 百姓をやりはじめたときは大根は二種類しか蒔かなかった。青首大根と大蔵大根である。大蔵大根は、青首大根より数日遅く蒔いた。抽出型[吸い込み型と反対に、根が地上に出るタイプ]であるが、葉っぱが横に広がるので、それが傘のようになって寒さを防ぐ。厳寒期に収穫する大根として利用した。それ以降、種類を増やし、その種類も試行錯誤しながら、今の組み合わせになった。
村便り:2008-08-27(水)-09-08(月) (作付け記録)
投稿日:2008-09-09(火)

播種金時人参、白菜
定植芽キャベツ、紫キャベツ、普通のキャベツ、縮緬キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー
植え付けラッキョウ

 ここ二週間ほど村便りを書いていない。その間の、せめて作付け記録だけは記しておこう。

2008-08-27(水)

播種金時人参

金時人参の播種
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金時人参の播種。
 昨日の西洋人参に続いて、金時人参を蒔く。金時人参は冬にしか味わえない人参。時無しに出回っている人参は西洋人参。金時人参は、西洋人参のような人参臭さがなく、また軟らかい。


2008-08-30(土)

育苗白菜

白菜のポット育苗
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 白菜のポット育苗。
 白菜をポットに蒔く。近所の人たちに比べて一週間ほど蒔くのを遅くする。この一週間の差で虫害が防げる。白菜にはダイコンサルハムシがつく。まだ若い葉っぱを食害して穴だらけにする。食害を防ぐには、朝晩、虫を手で取り除くか、農薬を使うしかない。防虫ネットをかぶせても、ネットと地面のわずかな隙間から侵入してくる。ところが、一週間遅れで播種し、定植したころには畑にはダイコンサルハムシがいなくなる。

 ポットはベランダで育苗。これも防虫対策。街中のマンションのベランダまでダイコンサルハムシはやってこない。

 品種は砲弾型の、普通の白菜と、タケノコ型の白菜。砲弾型の大半は白菜漬けに利用する。タケノコ型は砲弾型より寒さに強い。


2008-09-01(月)

定植芽キャベツ、紫キャベツ、普通のキャベツ、縮緬キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー

キャベツなどの定植
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 キャベツなどの定植。
 左側の畝には、キャベツ類。手前が芽キャベツ。向こうがキャベツ。キャベツは芽キャベツに比べて密植してある。その畝から右に、ひとつ畝をおいた畝には、ブロッコリーとカリフラワー。いずれの畝も、定植後、防虫ネットで覆う。
 左側、草が見えている畝から自然畝が始まる。
 7月26日に播種してポット育苗していたキャベツなどを定植。芽キャベツ、紫キャベツ、普通のキャベツ、縮緬キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー。


2008-09-06(土)

播種春菊

春菊の播種
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 春菊の播種。
 春菊は覆土しすぎると発芽しない(すなわち好光性の発芽をする)ので、軽く覆土するにとどめる。乾いている時期は発芽まで乾かないようする。灌水、籾殻散布、不織布での被覆は、保湿のため。

 春菊と同じ畝の向こう側でネットに被覆されているのは、スティク型のブロッコリー。収穫が始まるまでは防蝶のためネット被覆してある。
 右隣の畝はセロリラーヴ(セロリアク、根セロリ)。
 同じ畝の向こう側、つる性の植物は四角豆。
 さらに右の旺盛に繁っているつる性の植物はアキシマササゲ。花がついているところだから、収穫は9月終わりからか。
 同じ畝の向こう側は、空芯菜。収穫の盛り。
 春菊の播種。春菊は寒さに弱いので、降霜が始まると不織布をべた掛けし、さらに、ビニールトンネルで覆う。


2008-09-08(月)

植え付けラッキョウ

ラッキョウの植え付け
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 ラッキョウの植え付け。
 《裏の畑》の一番上の畝。畑は左側に向かって傾斜している。屋敷の擁壁のすぐそば。右側が南なので、冬の間は日当たりが悪く、寒い。おまけにわが家の田んぼで一番赤土が強い畝。そのような条件でも育つ作物を植える。向こう側の白い花はニラ。

 左隣の畝はサツマイモ。サツマイモは日陰は好まないが、夏の間は日照はかなりある。サツマイモは夏から秋にかけて生育する作物なので大丈夫だろうと思い、今年初めてこの畝でサツマイモを育ててみた。
 6月23日に掘りあげたラッキョウを植える。「ラッキョウは盆太鼓を土のなかで聞く」という時期にはだいぶ遅れた。数年前まではラッキョウは母の仕事だったので、私としては作るのは初めて。

 一カ所に2球、株間12㎝でやや深植え。
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