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村便り

村便り:2008-09-13(土) (極早生タマネギと大根の播種)
投稿日:2008-09-18(木)
育苗:極早生タマネギ播種:大根(三浦大根、宮重大根、カザフ辛味大根、聖護院大根) 秋から冬にかけて収穫する野菜の植えつけが忙しくな...

育苗極早生タマネギ
播種大根(三浦大根、宮重大根、カザフ辛味大根、聖護院大根)

 秋から冬にかけて収穫する野菜の植えつけが忙しくなった。ここ一週間で、一日休暇をとり、また夕方の時間を利用して、畑の草取りや耕耘を済ませて、やっと本格的に植えつけができる畑の状態になった。

極早生タマネギの播種
(クリックで画像の拡大)
 極早生タマネギの播種。

 ポールで四角に囲んだところがタマネギの苗床。種を蒔いたあとは篩で土をかける。今年はさらに発酵牛糞堆肥を篩いかけた。発酵牛糞堆肥は窒素、リン酸、カリといった肥料分は少ない。窒素で比較すると、発酵鶏糞の半分に満たない。この発酵牛糞堆肥を篩いかけたのは、種の覆土を厚くして、苗立ちをよくし、さらに雑草の発芽を抑えるためである。

 覆土が薄いと、発芽した苗がしっかりと立たない。そこで発芽してしばらくして土を篩い入れる。すると、苗立ちがよくなる。ならば、最初から覆土を厚くしよう、というのが発酵牛糞堆肥を使った理由である。これを思いついたのは、通勤途中にある施設(農協関係か)で見た光景がきっかけである。その施設ではタマネギの播種のあと、畝を堆肥様のもので厚く覆う。おそらく堆肥様のものは肥料分は少ないはずである。厚さは、見た目から判断すると、画像の鍬の柄の直径をこえる。すると、苗はしっかりと立ち、かつ雑草も生えない(除草剤を使っているかどうかは分からない)。今回ははじめての試みなので、堆肥は、施設で見たほどには厚くしなかった。
 今日は極早生タマネギを蒔く。もう少し早く蒔きたかったが(ちなみに、去年は9月8日に蒔いている)、畑作りに手間取り、今日になった。今年はひとつ新しいやり方(画像の説明を参照)を取り入れたほかは、手順通り(去年の種蒔きの記事を参照)に蒔き終わる。タマネギは、2カ月弱の育苗のあと定植する。


大根の畝
(クリックで画像の拡大)
 大根を播種した畝。
 種は、ガンギ[蒔き床。畝の方向と直交する方向に作った細長い長方形の部分。画像では、もみ殻が蒔いてあるので、黄色っぽく見える]に4cm程度の間隔で一筋に蒔いてある。すると播種量は1ガンギあたり20粒から25粒になる。(するとガンギそのものの長さは、計ったことはないが、1mということだろうか。)

 左側の畝に繁茂しているのはアスパラガス。右側の畝はまだズッキーニが残っている。まだ収穫はあるが、白菜を定植する予定の畝なので近々除く。
 ついで大根。大根は、三浦大根、宮重大根、カザフ辛味大根、聖護院大根を蒔く。宮重大根は年内の消費と沢庵漬けのため。三浦大根は厳寒期に利用する。吸い込み型[根の部分がほとんど地上に出ないで、地中に向かって伸びる型]のため寒さに強い。カザフ辛味大根はおろし用。さわやかな辛味がある。聖護院大根は肉質が稠密で、食感と食味はむしろ蕪を思わせる。大根は、これ以外に、紅芯大根を蒔く予定。

 百姓をやりはじめたときは大根は二種類しか蒔かなかった。青首大根と大蔵大根である。大蔵大根は、青首大根より数日遅く蒔いた。抽出型[吸い込み型と反対に、根が地上に出るタイプ]であるが、葉っぱが横に広がるので、それが傘のようになって寒さを防ぐ。厳寒期に収穫する大根として利用した。それ以降、種類を増やし、その種類も試行錯誤しながら、今の組み合わせになった。
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