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村便り:2016月03日30(水) (やっと田んぼに出た。)
投稿日:2016-04-01(金)

やっと田んぼに出た。


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藁焼き。
 今日は西から強い風が吹いた。背後の山は灰ヶ峰。
 

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画像は、3月31日のもの。この日は曇り、風はさほど強くなかった。
 

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上の画像の右側の山。掃部城と呼ばれている。辛夷が満開状態である。
 灰ヶ峰の辛夷は、まだ中腹あたりまでしか咲き登っていない。
 

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野菜の少ないこの時期、薹を手折って食べる。今晩の野菜。
 後ろ側の菜の花は、左が白菜、右がノラボウ菜。
 前の野菜は、左がブロッコリー、右が芽キャベツ。いずれもそろそろ終わりである。
コブシ(辛夷)は田起こし桜の別名がある。この辺りでの咲き始めは3月終わりなので、時期的には、「暑さ寒さも彼岸まで」の頃に合致する。寒さも和らぎ、やっと、冬の間は寒風が吹き抜けていた田んぼに出ようか、という気になる頃である。稲作の通常のスケジュールからすると、冬の間に一度、起こしておいた田んぼに出て、春の田起こしの準備を始める。だから、田起こし桜なのであるが、私にとっては、少し意味合いが違う。

じつは、脱穀したあとの切り藁を田んぼに広げて鋤きこむ冬の田起こしを、私はしていない。田んぼには、脱穀したとき稲架の周囲に積み重なった切り藁がそのままの状態で残っている。田植えまでの日にちを考えると、切り藁は邪魔者である。田んぼに広げるのに手間と時間がかかる。また、それを鋤きこんでも、田植えまでに腐熟して堆肥肥料になるだけの日数がない。未熟堆肥として鋤きこまれた藁は、田植えのあと、土中からメタンガスを発生する。だから田起こし前に、まずその邪魔者を処理しなければならない。このところ晴れが続いたので、堆積した切り藁は乾いている。翌々日は雨になりそうなので、この辺りで焼いて減量しようと考えた。切り藁は、表面は乾いているにせよ、堆積の中は湿っているので、完全には燃えない。それでも、かなり減量はできる。

折からの強い風のなか、藁に火を放った。風にあおられながら、藁は燃えた。焼却作業にはさいわいなことに、乾燥して風があるにせよ、乾燥警報は出ていない。警報が出ていると野焼きは禁止である。

明日も藁の野焼きの続きをやり、やっと私の田起こしがはじまる。

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