<< 2007-10 >>
SunMonTueWedThuFriSat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

2007/10/18
このページの記事一覧   1/1
 (クリックで個別ページ表示)
記事の分類
 (クリックで分類毎に表示)
以前の記事
 (クリックで月毎に表示)
村便り:2007-10-14(日) (稲刈り初日)
投稿日:2007-10-18(木)

 稲刈りの第一日目。今日は、学生二人が手伝いに来てくれることになっていた。

 9時前から仕事開始。軽トラックで、まずバインダー[刈り取り結束機]を田んぼに運び、ついで、昨日やりのこした稲架杭運び。全部で100本あまりの杭を運んだ。これで準備完了。

 わが家は、例年通り、周辺では稲刈りのしんがり。今年はウンカ被害が、皆の記憶にないほどにひどいので、どの家でも早めに刈り取りをした。わが家も去年よりは一週間早い稲刈りである。

稲刈り
(クリックで画像の拡大)
 稲架の周りに集めてある稲束のうち、全体が枯色をしているのが被害株。
 稲架の向こうに見える二人がU嬢とK君。慣れない単調作業を若さでこなしてくれた。
ウンカ
(クリックで画像の拡大)
刈り取るとウンカがまさに雲霞のごとく飛び回った。画像は稲架の横木(ナル)に使う孟宗竹に止まったウンカ。孟宗竹は直径の7割程度が写っている。
 稲刈りをはじめる前、バインダー刈りをする人たちの心配は、ウンカ被害に遭って枯れたようになっている稲をバインダーがうまく結束してくれるか、ということであった。稲の、もろくなった茎は崩れやすく、結束がうまくいかないばかりか、藁くずが機械に詰まり手間取る、という推測話を耳にした。しかし、実際に稲刈りが始まってからは、なんとか結束する、という体験談を聞き、また、結束された稲束を実際に目にしたので、なんとかなる、と私の心配は薄らいできた。

 9時半すぎから刈り取り開始。学生たちの仕事は刈った稲を運び、稲架にかけることなので、彼らが到着するまでに、彼らの仕事量に見合うだけの稲は刈っておこうと作業を急いだ。しかし、約束の10時過ぎても、さらに11時を回っても彼らは姿をあらわさない。やっと到着したのは11時半。二人は軽自動車に相乗りしてやって来たが、今日の運転手のK君が寝坊したらしい。待ち合わせの場所になかなかやってこなかった、とU嬢は遅刻の原因はK君にある、と説明した。仕事の段取りからすれば、約束の時間に来ても仕事はなかったので、ちょうどいい時に到着した、とは言える。

 私は稲架を立てて、彼らと一緒にやってきた従姉に、稲架掛けの指導を任せて、また稲刈りを再開した。

 ウンカ被害に遭ったところは低速で刈り取り、また、倒伏がひどいところは、手で起こして刈り取る。バインダーを使えるにしても、やはりいつもより時間がかかった。

 またウンカ被害の稲とそうでない稲とを別々に稲架に掛けた。味にはおそらく大差はないであろうが、被害株は精米時に小米として処理されるものが多いのではないか、と考えたからである。

 今日、刈り取って掛けたのは、全体の、四分の一あまり。あとは来週末にやる予定。一日経験して分かったことは、バインダー一台の場合は、人間は四人ほどが適正な人数だ、ということ。一人がバインダーで刈り取り、残りの三人が稲を掛けたりする。四人より多くても手あまりになるだけである。
 てつがく村の
  ひろば(BBS)
最新20コメント
Powered by
Serene Bach 2.19R