村便り:2007-06-10(日) (さなぶり!)
投稿日:2007-06-11(月)
やっと植え継ぎ(補植)が終わった。6月4日(月)に機械での田植えが終わり、6日(水)から植え継ぎを始めた。その日から8日(金)までは早朝とか夕方を利用しての作業であり、9日(土)は全日を、10日(日)は午前と、午後の半分を費やした。
(田んぼが長方形だとすると、角の四ヶ所)は、植え残しは避けようがない(*)。苗は、根の部分がマット状になった長方形の形に仕立ててある。そのマットの湿り具合、あるいは苗の密度によって、苗を適量マットから掻き取り、その苗を植える金属製の爪がうまく動作しない、すなわち苗を掻きとらない、ことがある。孤立して一ヶ所だけ株が欠けることがあれば、連続して複数株、欠けることもある。さらに、田んぼの土の柔らかさも植え付け状況に影響する。それ以外にも欠株の原因はある。
一年目の去年は、田植えまでに機械の説明書や機械操作に関する市販の本を読み「予習」しておくつもりであったが、田植え準備に終われ、結局はぶっつけ本番になった。田植え当日は、JA農機センターの若い所員が来てくれた。まず、軽トラックへの田植機の積み込みと積み下ろしを説明しながらやってくれた。田んぼに着き、段差のある田んぼへ私がおそるおそる田植機を入れると、その所員は操作の説明をしてから、少しだけ実演してくれた。狭い田んぼを一枚植え終わるまで、所員は見守ってくれたが、あとは「一人旅」。フランスでは自動車教習所に入ると、仮免許なしに初っぱなから路上教習らしいが、まさにそれであった。無我夢中で田植えを終え、作業に関する簡単なメモを残しておいた。
田植機は一年に一回しか使わない。だから、去年の記憶は薄れてしまい、今年もまっさらの初心者マーク状態。こんな私が植えるのだから、植え残しが多く、植え継ぎにも時間がかかった。今年が去年と違うのは、植え残しの原因を考えるだけの素地が、一回とは言え去年の経験から、できていたこと。したがって、機械操作の改善点に関して、去年よりはるかに多くのメモができたこと。私の鈍さのゆえかもしれないが、農作業は三年くらい経験しないとなかなかうまくならない。畦塗りも人に見られても恥ずかしくない程度にできるようになったのは三年目だった。来年は欠株を大幅に減少します!
今日はさなぶり。やっとさなぶり[早苗饗 ― 田植えを終えた祝い]。気持ちが晴々し、茹でた赤ソラマメをつまみに飲む晩酌が格別に旨かった。
(田んぼが長方形だとすると、角の四ヶ所)は、植え残しは避けようがない(*)。苗は、根の部分がマット状になった長方形の形に仕立ててある。そのマットの湿り具合、あるいは苗の密度によって、苗を適量マットから掻き取り、その苗を植える金属製の爪がうまく動作しない、すなわち苗を掻きとらない、ことがある。孤立して一ヶ所だけ株が欠けることがあれば、連続して複数株、欠けることもある。さらに、田んぼの土の柔らかさも植え付け状況に影響する。それ以外にも欠株の原因はある。
(*)方向転換する隅に関しては、本によれば、植え残しを少なくするテクニックがあるそうである。機械植え二年生の私は、植え付け状況に十分に注意を配るだけの力量も余裕もない。
一年目の去年は、田植えまでに機械の説明書や機械操作に関する市販の本を読み「予習」しておくつもりであったが、田植え準備に終われ、結局はぶっつけ本番になった。田植え当日は、JA農機センターの若い所員が来てくれた。まず、軽トラックへの田植機の積み込みと積み下ろしを説明しながらやってくれた。田んぼに着き、段差のある田んぼへ私がおそるおそる田植機を入れると、その所員は操作の説明をしてから、少しだけ実演してくれた。狭い田んぼを一枚植え終わるまで、所員は見守ってくれたが、あとは「一人旅」。フランスでは自動車教習所に入ると、仮免許なしに初っぱなから路上教習らしいが、まさにそれであった。無我夢中で田植えを終え、作業に関する簡単なメモを残しておいた。
田植機は一年に一回しか使わない。だから、去年の記憶は薄れてしまい、今年もまっさらの初心者マーク状態。こんな私が植えるのだから、植え残しが多く、植え継ぎにも時間がかかった。今年が去年と違うのは、植え残しの原因を考えるだけの素地が、一回とは言え去年の経験から、できていたこと。したがって、機械操作の改善点に関して、去年よりはるかに多くのメモができたこと。私の鈍さのゆえかもしれないが、農作業は三年くらい経験しないとなかなかうまくならない。畦塗りも人に見られても恥ずかしくない程度にできるようになったのは三年目だった。来年は欠株を大幅に減少します!
今日はさなぶり。やっとさなぶり[早苗饗 ― 田植えを終えた祝い]。気持ちが晴々し、茹でた赤ソラマメをつまみに飲む晩酌が格別に旨かった。