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村便り:2007-02-20/21(温床の準備/エシャロット)
投稿日:2007-02-26(月)

 週末は雨などで農作業ができなかったので、火曜日と水曜日の午前中、農作業。

 三月初旬と四月始めに作るふたつの温床の準備。踏み込み温床は毎年、畑の隅の、決まった場所に作る。去年の温床は、育苗が終わってからそのままにしておいた。

 まずやるべきは、温床の残骸の片づけ。火曜日は、温床の周囲の枯れ草を取り除き、踏み込んだ藁を掘り出した。藁は完熟した堆肥になっており、ほとんど土の状態。

幼虫とドングリ
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甲虫の幼虫と、発根したドングリ。
発根したドングリは三個、その上に幼虫が丸まっている。
温床の骨組み
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骨組みを作った温床。
 左に積んである藁束は、温床に踏み込む材料。右のビニールの中では、人参と二十日大根が育っている。
エシャロット
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エシャロットの植え付け。
 去年7月始めに収穫して種として保存していたもののうち、三分の二が腐ってしまった。収穫時期や保存の仕方が悪かったのだろうか。今年は、その点を研究してみなければなるまい。なお、植え付けたのは、去年と同じ数の7球。
 ふたつ目の温床から堆肥を掘り出していたときである。堆肥のなかから、甲虫の幼虫がたくさん出てきた。子どもがカブトムシやクワガタの飼育に熱中していたころ、一緒に温床を掘り起こしたことがあった。子どもが、堆肥のなかにカブトムシが卵を産むことがある、と知り、確かめたがったからである。それ以前には堆肥のなかに甲虫の幼虫らしいものを見たことはなかったので、いるとは思わなかったが、子どもの探究心につきあった。結果は、私の予想通りだった。ところが、今年の堆肥のに、飼育場かと思えるくらいに甲虫の幼虫が潜んでいたのである!しかし、《飼育場》をそのままにしておくわけにはいかない。成虫になるまで待っていたら、野菜の育苗ができない。私は幼虫を端からバケツに入れて、別の場所に作った《飼育場》に移住させてやった。《飼育場》の作り方は素人の私だから、移住が成功したかどうか自信がない。

 《飼育場》の堆肥にはもうひとつの椿事(?)が潜んでいた。茶色の小さな球根がいくつか出てきて、それらは皆、発芽していた。しかし、その球根は見知ったものではない。よくよく見ると、じつはドングリで、発芽していたのではなく、発根していたのである。温床のすぐそばに十年ほど前からドングリの木(コナラだろうか)が育っている。母が、○○(私の姪にあたる)が植えたドングリが芽を出した、と言っていたような記憶がある。その木に一昨年、実がなっているに気づいた。去年は、さらに多くの実がなった。その実が温床のなかに落ちて発芽したのである。

 堆肥のなかの甲虫の幼虫にしろ、発根したドングリにしろ、実物を見るのは初めての経験なので、子どものようにわくわくした気持ちになった。

 水曜日は、整理した温床の骨組み作り。

 さらにエシャロットの植え付け。エシャロットは昨年春、フランス人の友人から送ってもらったものから自家採種した。去年は三月下旬に植え付けして夏に収穫した。その経験から、少し早めに、すなわちワケギが生育を始めるころに、植え付けた方がいいのでは、と考えていた。そこで畑のワケギの様子から植え付け時期を判断したのである。

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