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SkiAgain3-1:2010-12-23(木) (初滑り)
投稿日:2011-01-10(月)

 SkiAgainは今シーズン(2010-2011年)で3シーズン目に入ります。

 最初のシーズン(2008-2009年)は、シーズンが終わってすぐ、3月にスキー板をメンテナンス(チューンナップ)に出しました。昨シーズン(2009-2010年)は今シーズンが近づいた10月頃にショップにもっていきました。すぐにはできあがらないだろうとは思っていましたが、12月に入ってもできあがりの連絡が来ません。12月下旬には初滑りの予定でしたので、12月半ばにショップに電話すると、できあがっている、との返事。そのチューンナップしたての板をもって初滑りに行きました。(ちなみに、今回の料金は8800円。前回より800円高くなっていました。板に少し深い筋状の傷が入っていり、エッジが錆びたところがあったりしたので、それを修復する分、高くなったのかもしれません。)

人工雪しかないが、行こう
 23日という日にちは子どもの都合に合わせて決めました。子どもは部活(硬式野球部)をやっているので土日でもなかなか暇がとれません。それでも冬になると練習試合が御法度になるぶん休みが増え、また、学校の入試などもあるので、それなりに部活に穴ができます。その穴を利用してスキーにでかける、というわけです。

ビーチコース、上部
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ビーチ(beech)コース、上部。
 このスキー場は高地側(ハイランドサイド)と谷側(バレーサイド)に分かれており、人工雪コースは高地側に設けられている。高地側のほうが積雪量が多い。画像のコースは、高地側で標高が一番高いコース。ただし、自然雪のみ。ご覧のようなコンディションなので、2度滑降しただけで、人工雪コースに移動した。
 
チェスナットコース
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チェスナット(chestnut)コース。 高地側の谷筋に設けられた人工雪コース。閉場(17時)間際の画像。
 このコースに沿って、駐車場などのあるベースからゲレンデ中腹までゴンドラが動いている。
 23日になっても、近隣のゲレンデにはまだ自然雪で滑られるところはありませんでした。私としては人工雪コースを滑るのはあまり気が進まなかったので、朝起きたときはまだ気持ちが固まっていませんでした。しかし子どもとしてはせっかくの部活のない日…というわけで、結局、子どもにおされ8時過ぎてからあたふたと準備して出かけました。目指したのはMizuhoHighland。ここは値段は高めですが、交通の便(高速道ICから近い)、雪の量、人工造雪機、コースのバラエティーという理由で、よく出かけるところです。

 2コース滑降可能ということになっていましたが、標高の高い方のコースは自然雪頼みなので、雪が薄く、地肌がでているところが目立ちました。谷筋の1000m余りのコースは人工雪が敷きつめてあり、コース幅は狭いものの十分な雪の量があるので、こちらのコースで遊ぶことにしました。

 私はスキー専門ですが、子どもはスキーとスノーボードの両方をやります。今年の滑り初めはスノーボードを選びました。シーズン第一回目はやはりぎこちない動きです。子どもそのようでした。それでも二、三時間も滑れば勘が戻りました。人の入り自体は多くはなかったのですが、コースが限られていますので、それなりに混雑していました。とくにコース幅が狭く、急なところでは、コースの端に、電線に雀が並んで止まるように、スノーボーダーやスキーヤー(ゲレンデ全体ではスノーボーダーの数が圧倒的に多かったです)が様子見で止まっていたりして、滑りにくいときもありました。

帰ろうとすると、ガソリンがない!
 車を動かし帰途についたところで、燃料が少なくなっているので気づきました。警告灯が点きはじめましたので、おそくらく帰宅するにはぎりぎりの量と思われました。スキー場近くのガソリンスタンドは休日のため閉まっていました。スキー場近辺は山間地です。別のガソリンスタンドはどのくらい離れたところにあるか見当がつきません。スタンドを探して走るあいだにガス欠で立ち往生してしまうのでは、と不安になったりもしました。真っ暗な沿道に、ふと明かりのついた小さな店が目にとまり、そこで近在のガソリンスタンドを教えてもらいました。ほっと一安心。でも今度は、所持金がわずかになっていることに気づきました。一難去ってまた一難。ポケットなどを探すと1600円が見つかりました。その金額だけ給油。ゲレンデ帰りにはよく途中で、減った小腹を満たすのですが、今日は家に直行するしかありません。でも、ともかく帰るのに十分な燃料を積んだので安心して家路を急ぎました。

高速で、フロントガラスに衝撃音!
 子どもはすぐに眠り始め、私は暗くなった高速道をひた走りました。この高速道は山間部を走っているせいでカーブが多いので運転に気をつかいます。H市内に入り、ややきつい下り坂にさしかかったころ、私は追いこし車線を走っていました。すると、フロントガラスにビシッという音が! 飛び石です。音からすると、ヒビが入ったかもしれません。私の車はフロントガラスがやや立ったタイプなので、いままでも、何度か飛び石を受けて、ヒビを修復したことがありました。飛び石は経験的には冬に多いようです。スタッドレス・タイヤは溝が深くやわらかいので小石を挟みやすいからかもしれません。(*)

 シーズンの入りとしてはトラブルの重なった一日でしたが、まあこれで目が覚める、ではなく、滑り熱に火がつくことでしょう。
(*)後日談
 はたして小石が当たったと思われるところは、ガラスに小さな亀裂がはいっていました。そのままにしておいて亀裂が広がると、フロントガラス全体を交換しなければいけなくなります(交換には、10万円ほどかかる)。そこで亀裂を埋めてもらうことにしました。 修理工場の人が言うには、飛び石の亀裂は車両保険でなおせて、しかも保険の等級は変わらない、とのことですが、私は車両保険にはいっていませんので、実費で修理をしました。年に、二、三回、飛び石の被害を受けるのなら車両保険にはいっていても元がとれます。しかし、経験上それほど頻繁には飛び石はありません。保険をかけるかどうか思案のしどころです。(と書きながら、たぶん思案はしないと思います。)
 また、飛び石はトラックには多いそうです。フロントガラスが広いからだ、との説明でしたが、ガラスが直立しているのも理由のひとつではないかと思います。

(投稿日:2011-01-10(月))
村便り:2011-01-06(木) (小豆)
投稿日:2011-01-06(木)

 年末年始の暇な時に大豆と小豆を選った。

 小豆は、記憶の中で数えると、いままで3回作ったことがある。夏小豆1回と秋小豆2回である。いずれも畑で作り、2回は自然畝、1回は普通の畝である。種蒔きをしたまま、世話をしてやらなかったこともあるが、一度もうまくできたことがなかった。その体験から、小豆はむずかしい、という観念ができていた。

発芽した小豆(クリックで画像の拡大)
7月18日。7月9日に播種して、発芽した小豆。1株に3粒蒔いた。1株は2本に間引く。
 今年は、あまり期待することなく、今度は休耕田に小豆を蒔いた。休耕田には通常、里芋類、蕎麦、大豆を作るが、それだけでは、利用しないスペースができる。そこに今年は小豆と金時豆を蒔いた。金時豆も二度ほど作ったことがあるが、これもうまくいった記憶がない。蒔いたのは7月9日。発芽する前に雨が降り、土の表面が締まった。土中の種は窒息死してしまうのではないか、と思えるような締まり方であった。はたして金時豆はほぼ全滅。しかし、小豆はけろりと発芽した。


小豆を稲架に掛ける(クリックで画像の拡大)
11月7日。小豆を稲架に掛ける。手前の茎の長いのが小豆。向こうは黒豆(大豆)。
 元肥は施さなかったが、旺盛に生育した。大豆は主茎がしっかりと直立するが、小豆はやや蔓状になって伸長した。種袋には花がつくころに追肥すると収量が上がる、と書いてあったので、花時に化学肥料をぱらぱらと施した。莢つきはよく、外観からは虫がついている様子もなかった。これまでの3回の経験では貧弱な生育しか見てこなかったので、このような生育の過程は驚きの連続であった。

 収穫・調製になると文字通り未知の領域になる。そこでともかく、莢のほとんどが黄熟したころに抜き取って、稲架に掛けた(11月7日)。掛けて乾燥させているうちに、莢が弾けるのではないか、と心配したが、杞憂であった。なかなか脱粒する時間ができないので、持ち帰って、今度は小屋の中に吊るした。

 なお、抜き取った、あるいは刈り取った小豆を自然乾燥するのは、ニオに積む方法もあるようである。
●ニオ積み収穫体系
 熟莢率が70~80%に達する成熟期以降に、あずきの株をビーンハーベスタ又はビーンカッタにより刈り倒し、数日間地干しや島立てによりほ場で予備乾燥をしてから、人力又はニオ積み機により畑の中に「ニオ」と呼ばれる円筒形の山に積み上げて2~3週間程度自然乾燥させ、子実水分を16~18%にまで下げた後、ビーンスレッシャ(脱粒機)で脱粒する体系です。
(注)ビーンハーベスタ:刈取り株をまとめて一定間隔でほ場に落下させる機械。ビーンカッタ:複数条の刈取り株を集約してほ場に列状に並べていく機械。
(豆基金 http://www.mame.or.jp/saibai/azu_hokkaido.html より引用)

小豆を叩く(クリックで画像の拡大)

小豆を叩く。
 手前のプラスチック製の盥[たらい]に入っている莢を、その向こうの袋(脱穀した籾をいれる袋)に入れて木槌で叩く。篩でゴミを除きながら、金盥に小豆を落とす。その後で箕でゴミを除いた。
 そして12月25日にようやく莢を叩いた。大豆の場合は、茎についたままの莢を木槌で叩いて豆を取り出す。しかし、小豆は茎が長く、莢が分散してついているので、大豆と同じ方法では効率的ではないように思えた。そこで、莢を茎から切りはずして、袋にいれ、その袋を木槌で叩いた。

 なぜ休耕田では小豆がうまくできたのだろうか。除草をしてやった(2回)こともあるが、おそらくは田んぼのなかと畑とでは生物相が違い、小豆の害虫が少ないのだろうと推測する。


 小豆を選るのは初めてである。十数粒つまみとって掌に乗せ、悪い豆を除いてから、掌でごろごろ回転させながら確認する、という方法で選った。大豆は大きいので、つまめる数や掌の広さからして、一度に二粒ないし三粒しか選別できないが、小豆は小さいので数がこなせる。しかし、小さいだけに容量的には大豆と作業効率は変わらないような気がする。

(クリックで画像の拡大)
手前、曲げ物に入っているのが、選った小豆。
 しかし、根気のいる作業である。三世代家族なら、こんな作業はおじいちゃん、おばあちゃんがやってくれるのだろうが、核家族の我が家ではおとうちゃんがやるしかない。食べるときは嬉しいし楽しいが、そこに至るまでが時間がかかり労苦がともなう。それだけに一層おいしい、ということなのだろうか。年末の餅つきには、もち米はむろんのこと餡の小豆も自家製のものを使った。豆入りの餅には小豆の隣の畝で作った黒豆を使った。たしかに、出来上がりを見れば嬉しいし、食べればおいしい。
明けましておめでとうございます。
投稿日:2011-01-03(月)

 遅くなりましたが、年賀はがき風に年頭のご挨拶をいたします。


(クリックで画像の拡大)
 《はがき》を読み返して気づいたのですが、哲学、米作り・野菜作りの他にもうひとつ、ブログを忘れていました。私は二すじの藁をなうことは一応できるのですが、三すじの藁をなうことはできません。小さいころのぼんやりした記憶によれば、おばあさんが三すじの藁をなっていました。ですから、私の力量を度外視すれば、不可能な技ではないでしょう。
村便り:2010-12-31(金) (年越し蕎麦)
投稿日:2010-12-31(金)

 今年の年越し蕎麦は「野呂在来」の粉を使って打った。我が家でも今年も蕎麦(「階上早生」)は作った。脱穀して箕で大まかにゴミを除くところまでやったが、粉にするまではまだ作業工程が残っていた。そんなときに千葉のムーさんから蕎麦粉を送っていただいたので、年越し蕎麦にはそれを使うことにした。ちなみに「野呂在来」は千葉の在来種。

年越し蕎麦
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年越し蕎麦
 蕎麦打ちは我が家のシェフにまかせてあるので、私は食べるだけ。口に含むとほのかな蕎麦のかおりがした。野性味を主張するようなかおりではなく、ひかえめであるが、みがかれたかおりである。雑味がそぎ落とされている、とも言える。

 シェフは、茶蕎麦みたいだ、と言った。粉が緑色がかっているからである。新蕎麦は未熟な実がまだ緑色を保っているので、碾くと粉にその緑色が残る。おそらくはそのせいだろう、と私は推測してこたえた。

 細く裁断されているせいもあろうが、喉越しもいい。さぼりがちだった今年の「てつ人の雑記帳」はこの《新打ち》登場で幕。

 今年のご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

(2011-01-03(月)投稿)
村便り:2010-09-26(日) (秋の豆はインゲンと枝豆)
投稿日:2010-09-30(木)

 秋の豆と言えば、インゲンと枝豆だろうか。

アキシマインゲン
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アキシマインゲン(アキシマササゲ)。
 まだ小さいが鞘ができている。アキシマササゲとは鞘に縞[シマ]ができる秋[アキ]収穫の《ササゲ》の意。
アキシマインゲン
 インゲンはアキシマインゲン(*)を作っている。7月16日に播種し、7月26日に定植したインゲンが9月後半から収穫できるようになった。今年で3年目の栽培。畝のそばを通る隣の(私からして)お姉さんが珍しそうに見て、何か、と尋ねる。草勢の強いのも印象的なようだ。種はどこで手に入れることができるのか、とも聞かれた。普通のルートでは手に入らない、人からもらったものだ、と答えると、あんたはいつも珍しいものを作るんじゃね、とお姉さんは笑った。
(*)「アキシマササゲ」が正式名称のようだが、品種的にはササゲではなくインゲンなので、「アキシマインゲン」と私は呼んでいる。また、種をいただいた人は「秋エンドウ」と呼んでいる。

 播種期をもう少し早めて8月終わりか9月始めから収穫できるようにできないか、と考えている。産地ではもっと早くから収穫しているようなので、 産地との温度差を考慮しても、可能ではなかろうか。来年は試してみようと思う。


枝豆
 枝豆は、黒豆(丹波黒豆)、青大豆、およびくらかけ豆。黒豆は6月26日と7月1日に蒔き、青大豆とくらかけ豆は7月4日に蒔いた。定植は、黒豆は7月9日 と7月18日、青大豆とくらかけ豆は7月18日。


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青大豆。
 青いきな粉の材料になるのかもしれないが、我が家では枝豆と煮豆にして食べる。
 いずれの豆も晩生に分類されるようだが、いちばん晩[おそ]いのが黒豆。青大豆は今日はじめて、枝豆用に収穫した。黒豆の枝豆は来月半ばになりそうである。

 三種の大豆に早晩の違いがあるのは、実際に作ってみて、分かっていたので、播種期を調整すれば、長い間、秋の枝豆が楽しめるのでは、と思っていた。一種類の大豆で二週間ほど枝豆としての収穫期間がある。すると二種の大豆を組み合わせれば一カ月、連続して枝豆が食べられることになる。ただ、今までは、枝豆に焦点を合わせて播種の時期を決めたことがなかった。ところが、今年はたまたまであるが、青大豆と黒豆との枝豆が連続して食べられるように蒔いたようである。すなわち、二つの大豆は同時期に蒔けば、枝豆としての収穫適期が二週間ずれるようである。

 くらかけ豆もむろん枝豆として利用できる。ただ、他の二種類に比べて実が硬いので、よく茹でる必要がある。くらかけ豆は青大豆とほぼ同じ晩生度。



蕎麦の花
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蕎麦の花。
蕎麦? あのラーメンの
 休耕田で、青大豆を抜いて、葉っぱを切りのぞいていた(*)。軽トラックは畑に沿った農道に駐めておいた。農道は軽トラックがやって通れるくらいの幅。その農道をマウンテンバイクに乗った男性が上ってきて、軽トラックの前で止まった。軽トラックが通行の邪魔になるのか、と思い、私は声をかけた。するとその男性が言うには、「その白い花を撮らせてもらっていいですか」。どうも蕎麦の花につられてやってきたようである。「いいですよ。蕎麦の花ですよ」と私。「蕎麦? あのラーメンの」と男性。「ラーメン」とは麺類のことであろう。「ええ」と私。「蕎麦の花ははじめて見ました」と男性は蕎麦に近づきしばし観察してから、「蕎麦はどこにあるんですか?」と訊いてきた。私は一瞬頭のなかが「?」になったが、「その花が蕎麦の実になるんですよ」と答えた。「蕎麦って小さいんですね」と男性は驚いたように言って、携帯電話で撮影を始めた。まさかと思うが、男性は細くて短い「ラーメン」が枝からぶら下がっているのを想像したのだろうか。男性が立ち去ったあと、可笑しくなった。
(*)枝豆は新鮮さが命。また、茹でる前までは豆を枝から切り離さない方がいい。私は葉っぱは切り取って枝についたままの豆をもって帰る。

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