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村便り:2009-03-27(金) (春は端境期、ダイコンを蒔く)
投稿日:2009-04-02(木)

播種(畑)ダイコン(時無大根、カザフ辛味大根)

 春先は野菜の端境期である。秋に蒔いた野菜は2月になると薹が立ち始める。春の種蒔きは露地では3月下旬に始まる。だから、菜の花(アブラナ科の薹)を食べる。一般に菜っ葉類の菜の花はおいしく、根菜類の菜の花はおいしくない。

 昨秋はじめて、のらぼう菜を蒔いた。菜の花を食べる、と種袋に書いてあったが、食べ方はいま一つはっきりしなかった。菜の花専用種であれば冬の間にも薹が立つ。しかし、のらぼう菜は春になってから薹が立った。食べてみると、やわらかく、癖のない味である。薹のたった植物にありがちなアクの強さもない。それで、食べ方が分かったような気がした。のらぼう菜は端境期にもおいしく食べられる野菜として利用することができるのではないか。

 菜っ葉類でも薹の立つのが遅いのが高菜である。5月になって薹が立つので、春の端境期には貴重な菜っ葉である。

 分葱[わけぎ]も端境期の野菜である。3月から4月に利用できる。しかし、5月になると葉が硬くなる。

 生鮮野菜以外に冬に仕込んだ漬け物もこの時期に活躍する。

 春は山菜の季節でもある。蕗の薹土筆[つくし][たけのこ][わらび]等の若菜を摘む。考えてみれば端境期を補う植物である。



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 ダイコンを蒔いた畝は春草に覆われていた。その草を昨日と今日で草取り鎌で刈り取った。草も畑のうちである。そこで、草を畑に返してやった。
 私は畝の方向と直交する方向に種を蒔く[縦ガンギ]が、ガンギ[蒔き床]とガンギの間に溝を掘り、そこに草を入れて踏んだあと、土を被せる。いわば、土に《あんこ》を入れるのである。
 画像で畝の隅に並んで立っている緑のポールは、蒔き床の目印。ポールとポールの間に草を入れる。
 

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ダイコンを蒔いて不織布で畝を覆ったところ。手前は、ほうれん草と人参を蒔く予定。
 今日はニンジンを蒔こうと思っていたが、種を忘れてきた。そこでダイコンを蒔くことにした。ニンジンにしろダイコンにしろ3月下旬に蒔く。ダイコンは2カ月後、ニンジンは3カ月後に根を食用にするが、それまでに間引き菜も利用する。ダイコンでも二十日ダイコンを蒔けば1カ月もすれば根を食べられる。

 蒔いたのは、時無大根とカザフ辛味大根。カザフ辛味大根はいままでは秋蒔きしかやっていなかったが、ふと種袋を見ると春にも蒔けるようになっていた。上半分が緑色の丸い形をした、清々しい辛味のあるダイコンである。そこで今春、試してみることにした。

 春蒔き大根は薹が立つのがはやい。発芽してしばらく間に低温にさらされると薹が立つのが早まるそうである。だから、マルチとかビニール被覆とかで温度を確保するといいのだが、不織布をべた掛けしてごまかした。
村便り:2009-03-26(木) (コブシとモクレン)
投稿日:2009-04-02(木)


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霜にやられたモクレン
 今春は暖かくなるのがはやい。庭のモクレンも、コブシに負けず開花を始めた。ところが今朝は冷え込み、霜が降りた。井戸端にある水道も凍って、朝のうちは水が出なかった。モクレンに目をやると霜にやられていた。はやばやと花弁を開いた花などは無残にも全体が茶色に萎んでいた。山はもっと冷え込んだはずである。しかしコブシの花が霜に負けるのは見たことがない。冬枯れの山にいちはやく春を告げる花らしい強さである。
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