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村便り:2008-02-01(金) (藁カッターの不調の原因)
投稿日:2008-02-05(火)

 1月27日の「村便り」で、藁カッターのエンジンが不調になった、と書いた。農協の農機センターに電話して、持ち帰りで修理してもらうことにした。二、三日して農機センターから電話があり、どうしても症状が出ないので一緒に使って、確認したい、と若い職員が伝えた。そこで今日の午後、カッターをもって来てもらうことした。


藁カッター
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藁カッター。
 遠景の山は、灰ヶ峰。村を囲む山の中では最高峰(737m)。山の向こう(南側)は旧軍港の、狭い市街地があり、すぐに瀬戸内海。
藁と銀杏
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温床用の藁。二つ温床を作るが、そのために必要な400束が重ねてある。
 すぐ後ろに銀杏の木がある。10年ほど前に植樹した。昔はほぼこの位置に大きな銀杏の木があったが、第二次世界大戦末期、爆撃機の標的になる、というので切ったそうである。旧軍港は大戦末期に焼夷弾で焼け野原になった。村には標的になる施設はなかったが、誤爆で焼夷弾が落ちることもあった、という話を聞いたことがある。
 待ち合わせの時間に屋敷に来た彼と一緒に田んぼに行き、カッターを動かしてみた。私は藁を切るときの出力設定に関して疑問があったので、尋ねてみた。中古で買ったカッターには取扱説明書はついていない。操作は単純なので、なくても支障はないか、と思っていたのだが、藁を切るときのアクセルの開度が分からない。本体に注意書きのラベルが貼ってあり「主軸の回転数は…以上にしないでください」と書いてある。しかし、その回転数とアクセルの開度の関係が分からなかった。そのため、今までは安全のため、アクセルは最大で三分の二までしか開けなかった。すると開度によっては、藁がカッターに挟み込まれてカットされるとき出力が一時的に落ちるようなことがあった。彼はラベルの注意書きに示された回転数を確かめながら「全開でも大丈夫だと思いますよ」と答えた。

 しばらく作業してもエンジンの調子が悪くなることはなかった。今までの私の使い方から判断すると、エンジンの力が弱いために藁が挟まれたとき、とりわけ湿った藁のときに、エンジンが止まり、何度もエンジンをかけ直しているうちに「かぶって」しまったのだろう、というのが若い職員の推測だった。彼は、藁は乾いていると切れやすいが、湿っているときはエンジンの力を強くしないと切れにくい、とも説明した。

 もし調子が悪くなったら連絡することにして、彼には帰ってもらった。

 作業を続けて狭い田んぼ一枚分の藁を切ってから、今度は、踏み込み温床の材料にする藁を屋敷にもって帰るため、十束ずつ藁紐で縛った。一時間くらい経ってからであろうか、農機センターの若い職員の軽トラックがまたやってきた。彼はどこかで用事を済ませて、様子を見るために立ち寄ったようであった。カッターが順調に動いているのを確認して、立ち去った。私は機械について問題が生じるとすぐに彼の携帯電話に連絡する。彼は気軽にやってきては問題を処理してくれる。だから、私にとって心強い存在なのである。

 仕事が終わると、長靴の中の親指が寒さでかじかんでいた。今まで霜焼けになることはまずなかったが、今年は冬の始め頃から右足の親指が霜焼けのようになった。最初はなぜ指の色が変わり、少し脹らんだのか分からなかった。最近になってやっと、霜焼けかもしれないと気づいた。今日はさらに左足の親指に霜焼けになりそうな感覚を覚えた。霜焼けになるとは歳のせいかもしれない。そういえば、今冬は寝ているとき足先を布団から出すことがなかった。今までは、冬でも身体の熱を冷ますため、足先を出すことがよくあったのだが。
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