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村便り:2008-02-17(日) (三つ鍬行方不明などなど)
投稿日:2008-02-18(月)

三つ鍬行方不明、私自身も「行方不明」
 昨日気づいたことだが、三つ鍬が1本なくなっていた。鍬類は一ヶ所にかためて掛けてある。昨日、タマネギの追肥をしようと思ってはじめて、その三つ鍬がなくなっていることに気づいた。三つ鍬は三本ある。ひとつは、中打ち[中耕]に使うもの、他の二つは、土を返すときに使うもの。両者は、鍬の形状と鍬と柄の角度とが違う。見えなくなったのは中打ち用のものである。

 記憶を辿ってみると、その鍬を最後に使ったのは、一月初旬にタマネギの、第一回目の追肥と中打ちを行なったときである。鋏類は畑に置き忘れると、小さいので見つからないことがある。しかし、鍬は、畑でその存在が目につかないことはない。ましてや今は冬枯れの時期である。また、畑に忘れたとしても、このあたりでは誰かがもっていくということは考えられない。畑を見回り、小屋の中を探してもどうしても見つからなかった。記憶のなかを探しても手がかりは見つからなかった。鍬はどこかに置き忘れているはずである。鍬が見えなくなった、というより、自分自身を見失ってしまった、といった奇妙な感覚がした。老化のせいか……。

田んぼで藁切り
 今日も風が強くて寒く、雪が舞ったりもした。週に一度は家族が野菜収穫のために来る。小屋で一緒に食事をしたあとは、私は田んぼでの作業に向かった。藁切りである。藁カッターから排出される切り藁が風に飛ばされるくらい北風が強かった。切った藁は田んぼ全面に広げる。三月始めには土起こしをしたい。そんな思いに急かされながら、フォークで広げる作業を行なったが、均等にはばら撒けなかった。後日、厚く撒いた所から撒けなかったところに、一輪車を使って藁を移動しなくてはなるまい。藁カッターを使用するのは二年目でまだまだ経験不足。

コンビニ建設と井手
 昨日のことになるが、軽トラックで通りかかったFさんが私を見て車を止め、建設予定のコンビニが井手に廃水を流す件で、話してきた。「あの話は[コンビニに対して]断っちゃった。『[井手関係者の]みんなに話してみたが、みんな駄目じゃ言うわい。他の方法を考えさいや』言[ゆ]うちゃった。」私はコンビニ建設予定地を走る里道について訊いた。するとFさんは「[コンビニは]買[こ]おた、言うたで。」と答えた。「どうやって買うたんじゃろ。売るときには[市か国に管轄部局から]地元に説明はないんじゃろうか」と私。なにか釈然としない気持ちだったが、ともかく廃水の件は決着がついたわけだ。Fさんは肩の荷が降りたといったようなすっきりした口調と表情だった。

 里道の売却について調べてみた。すると、平成12年4月1日に施行された「地方分権一括法」により、里道は、その機能を喪失したものについては、国が管理して、売却することもできることになった、と分かった。

 問題の里道は、機能を喪失したものとも言える。だから、コンビニ建設予定地の所有者が国から売却されたこともありうる。ただ、購入手続きのなかに、境界立会協議があり、その協議に隣接土地所有者と国が立ち会う。問題の里道に関して言えば、関連する隣接土地は、コンビニに土地を貸与する仮契約を結んだ土地以外に、井手と農道がある(公図で確かめたわけではなく、里道の道筋から推定したもの)。井手の所有者はむろんFさんを含む我々井手関係者である。農道は、確信はないが、おそらくは私道扱いである。だから隣接する田んぼの所有者が協議に立ち会うことになるのだろう。そして少なくとも井手に関しては、協議が申し入れられたことはない。ということは、購入手続きがきちんと踏まれていないことになるのではないか。コンビニが「買うた」と言っても、にわかに信じがたい。
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