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2007/11/19
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村便り:2007-11-17(土) (ナルと稲架杭の収納。大豆の収穫。)
投稿日:2007-11-19(月)

 ナルは先週の日曜日に田んぼから運んで帰った七本が庭に転がしてあった。ナルは納屋の軒下に簡単な枠組みを作って、稲架杭と一緒に納めておく家が多い。しかし、わが家には、屋敷には納屋はない。というか、そもそも母屋が建っていない。雨露をしのぎ、地面からの湿気を防がないと、竿は傷みが早い。実際、一昨年の初冬に切った竿(孟宗竹)は保存の状態がよくなかったので、急速に傷み出した。そこで今夏、近所の大工さんに頼んで、屋敷の隅に簡単な枠組みを作ってもらい、そこに納めることにした。

 ナルを納めたあとは、田んぼに置いたままにしてある稲架杭の撤収に向かった。十本ずつ藁縄で縛り、軽トラックで持ち帰った。稲架杭は小屋の隅に簡単な枠組みが作ってあり、そこに納める。

大豆を干す
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稲架に掛けた大豆。手前が黒豆。向こうが鞍かけ豆。
 なお、大豆は藁紐で縛るが、縛り方については 村便り:2006-11-18(黒豆を抜き、ソバを叩く) の画像とその説明を参照。
莢がはじけた青大豆
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莢がはじけた青大豆。大豆の収穫と稲の収穫とをうまく組み合わせて、こんな状態にならないようにしなければ…来年の課題とします。
大豆を叩く
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大豆を莢から出すには、まず木槌で莢を叩いてあらかた豆を出してから、まとり[木槌の左にある、木の枝を細工してつくった農具]で残っているものを叩き出す。篩で大きなゴミを除き、箕で小さなゴミを吹き飛ばす。大豆は、さらに選る[選別する]ので、ゴミはおおまかに除くだけでいい。
 田んぼに行くと、休耕田にまだ植わったままになっている大豆がいつも気になる。今年、大豆は三種類植えた。黒豆、鞍かけ豆、青大豆である。そのうち鞍かけ豆と青大豆はすでに葉は枯れて落ち、青大豆に至っては莢が相当数はじけて豆が落ちてしまっている。稲刈りと脱穀の間にはじけ出したようである。その様子に気づいた頃は、はやく収穫をしなくては、と気は焦ったが、作業の優先順位がある。そのうち、青大豆は来年の種が採れればいいか、と思うようになった。二足草鞋の一人農家はこのあたりの諦めが肝心である。作付けは(できるだけ)計画通りやる。しかし、収穫は最低限でもよしとする。さもないと、ストレスで心がはじけ散ってしまう。

 今日の成り行きは、大豆に向かい、いよいよ収穫してやることにした。

 黒豆と鞍かけ豆は抜いて干す。脱穀の際、豆が植わっている休耕田の隣の田んぼに、豆干し用に、稲架をひとつ崩さずに残しておいた。そこに二種類の豆を掛けた。青大豆の方は、その場で莢を叩き、豆を出してしまうことにした。ビニールシートを敷き、その上で木槌を使って叩く。大部分を叩いた頃、山の向こうに日が沈んだ。今は夕方5時前が日没である。昼間暖かくても、それからは急激に冷え込む。だから、叩けなかったものが少し残ったが、作業はそこで終了し、あとは明日一番の仕事に回すことにした。
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