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2007/04/06
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村便り:2007-04-04(水) (第二温床の踏み込み)
投稿日:2007-04-06(金)

 第二温床の踏み込み。この温床は、サツマイモと里芋類を伏せ、また空いたスペースにウリ科やナス科の野菜の育苗をする。

第二温床
(クリックで画像の拡大)
藁と青草を交互に踏み込んでいるところ。
 藁は後方に見える、赤色の藁切り機で切断した。第一温床は、踏み込み材料に藁だけを使い、藁の量は200束であった。今回の第二温床(容積は第一温床と大体同じ)は青草も踏み込んだため、藁の量は減り、140束だった。青草を利用した分、乾燥鶏糞と糠も少なくてすんだ。ちなみに、作業時間は3時間。
 作り方は第一温床と基本的に同じ。相違点は、踏み込み材料に青草を加えたこと。去年、人参を作った畝に、カラスノエンドウを主体とした雑草が繁っていた。その雑草を草刈り機で刈りはらい、藁に混ぜた。まず、藁を積み、その上から《発火剤》として乾燥鶏糞と糠を振りかけて、踏む。必要に応じてジョロで灌水する。ついで、その上に草を積む。草には《発火剤》も水も加えない。青い草には水分と窒素分が十分に含まれているからである。このようにして藁と草を交互に積んでいく。

 今日は寒くて風が強かった。第一温床を踏み込むときも似た気象状況であったが、いまはもう春である。まるで冬に後戻りしたような寒さだった。材料を踏み込み始めたころ、みぞれが落ちて来さえした。みぞれは雨に変わって、作業中、降ったりやんだり。里は雨に変わっても、灰ヶ峰の山頂付近は氷雨か雪が降っているような様子だった。

 作業をしていると、隣のお姉さんが通りかかった。「今日は何しよるん?」「イモ床を作りょぉるんよ」と私。「苗が出来たら、二本ちょうだいや」とお姉さん。彼女は家の横で一畝だけ野菜を作っている。彼女に去年、余ったキュウリ(半白キュウリ)の苗をあげたところ、実がよく成り、喜んだ。人に頼まれて種をとりもしたそうである。私は「苗を買いんさる人は早よう植えんさるが、うちは苗が出来るのは遅いで」と答えた。「遅うてもええわいね。あんた方の[苗]は遅うてもよう出来るんじゃけん」とお姉さん。そこで彼女に苗を約束した。
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