<< 2006-11 >>
SunMonTueWedThuFriSat
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

2006/11/27
このページの記事一覧   1/1
 (クリックで個別ページ表示)
記事の分類
 (クリックで分類毎に表示)
以前の記事
 (クリックで月毎に表示)
村便り:2006-11-25(タマネギの定植)
投稿日:2006-11-27(月)

 最近はよく週末に雨になる。こういう巡り合わせはしばらく続きがちである。先週は日曜日に雨だった。昨日の予報では、今週も日曜日は昼前から雨。しかし、今朝の予報では、明日、日曜日は雨に変わりはないが終日降るとのこと。急いでタマネギを定植することにした。

タマネギの定植(クリックで画像の拡大) タマネギの定植。
 畝の方向に垂直に、25cm間隔で植え条を作る。棒を定規にして草取り器で溝を掘る。棒につけてある12cm間隔の目盛りにしたがって、苗を植え条(溝)に置き、根元に土を寄せる。土は、苗が冬の間に浮かないように、しっかりと押さえる。
 苗は葉が3枚くらいのものを使う。小さすぎると寒さにやられて消えてしまうし、大きすぎれば収穫前に薹が立ってしまう。播種から定植までの育苗期間は2カ月。

 
定植しなかった小苗(クリックで画像の拡大) 残った小苗は育苗床に残し、2月に密植して定植する。すると小玉のタマネギがとれる。収穫期は、11月に定植したものと同じ6月始め。
 写真は薄暗くなって、フラッシュをたいて撮った。
 
??(クリックで画像の拡大) 発芽したソラマメ。発芽が始まったのは播種から約10日後。一週間後の週末には定植できるだろう。
 畑に着いたのは10時すぎ。寒くなるにつれて出足が遅くなる。

 まず従姉に、電気柵(畑へのイノシシ侵入対策)のバッテリー代を払った。共同して電気柵を設置しているので、4カ月に1回程度交換するバッテリーの代金(税抜きで4000円)を半額負担する。「まだ田んぼの[脱穀した]藁はそのままじゃろう(*)」と従姉。「うん。そこまで手が回らん」と私。農耕に割ける時間が限られていて、緊急の作業は優先せざるをえない情況では、どうしてもそれ以外の作業は後回しになる。そして、どんどん遅れ溜まっていく。今で言えば、まだ稲の収穫作業が完全には終わっていない状態。バインダーと脱穀機のメンテナンス、稲藁の裁断(*)などが残っている。できれば分身の術を使いたいほどである。
(*)脱穀したあと、藁は裁断して田んぼに撒き、年内に鋤き込む。鋤き込みが春にずれ込むと、田植えまでに藁の腐熟が進まず、稲の生育に影響がでることがある。

 タマネギを定植する畝は23日に作っていたので、作業は、苗を掘りあげて定植するだけ。


 畝は二カ所に作った。一カ所は去年タマネギを作った畝。もう一カ所はサツマイモを掘りあげた跡地。今までタマネギは連作[同一作物を続けて作ること]を避けていた。ところが、タマネギは連作でき、しかも連作するとよくできる、と読んだので、今年は実地で確かめることにした。さらに、連作がうまくいいくようであれば、一部はサツマイモと輪作[異品種を組み合わせて作ること]したい。サツマイモも、連作するとよい、と読んだので、今年は去年と同じ畝に作った。連作の効果は、今年は残念ながら確かめられなかった。夏に畝をイノシシに荒らされたからである(それ以後、それまではダミーであった電気柵に実際に電気を流している)。ところが、サツマイモを連作すると畝は年に複数作するのがむずしかくなる。苗(自家育苗)の定植が6月後半、収穫が10月終わりから11月始めだから、同じ畝は春に種蒔きする作物は作れないし、秋も種蒔きや定植には遅すぎる。そこでタマネギとの輪作を考えた。タマネギは定植が11月終わり、収穫が6月始めだからである。

 途中、昼休みをはさみ、作業が終わったのが午後5時過ぎ。すでに薄暗くなっていた。畑の作業は、ソラマメの定植を済ませれば、冬の農閑期に入る。
 てつがく村の
  ひろば(BBS)
最新20コメント
Powered by
Serene Bach 2.19R