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2006/10/13
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村便り:2006-10-13(稲はまだ青い…)
投稿日:2006-10-13(金)

 今日はうるち米の稲刈りを始めるつもりで、昨日、一日の有給休暇を届けておいた。予定の面積は、先週のもち米の時とほぼ同じである。しかし、今日は月明かりの助けは得られない。作業が可能な最終時間を夕方6時として逆算し、午前9時に刈り取りを始めることにした。

 朝5時半に起床。身支度をしてから、その間に炊きあがっていたご飯をむすびにした。それを弁当箱に夕飯のおかずの残りと一緒につめた。

 田んぼに到着したのは8時。稲穂は朝露にぐっしょりと濡れていた。熟れ具合を最終確認する。が、思ったほどには熟れていなかった。亡き父から教えてもらった刈り取り適期は、穂の軸が先から1/3から1/2黄変した時(インターネット上の情報には、2/3としているものがあった)。まだ先端しか黄変していない。よく熟れたものでも1/3に達していなかった。うるち米を栽培している4枚の田んぼを全部確認するが、いずれも同じ状態。1/3程度黄変なら刈るつもりだったが、青い穂軸を見てはたと考え込んでしまった。
 隣の、他家の田んぼの熟れ具合も同じ程度であった。同じ品種で田植え日も同じであったから当然であろう。ところが、バインダーの入り口になるところが一部、手刈りしてある。今日刈るんじゃろうか、といぶかしく思い、その家に行って確かめることにした。
 主人は出かけており、10時前に帰ってくる、とのこと。その時間まで畑で簡単な作業をしてから、また訪ねた。私より10歳年上の彼もやはり稲刈りをためらっていた。結局、今度の日曜日にある祭りが終わってから始めることにした、と言う。
 「マスヤに訊いたら、熟れそうでいつまでも熟れん年がある、ゆう[言う]わい。熟れるごろになって雨が降ったけぇかのぉ。」と彼は説明した。稲の登熟は積算日照時間の影響が強い。今年は稲の生育期間に雨が多かった。夏に一度も溜め池の水を抜かなかったが、そんな年は珍しい。稲はもう少し日光を浴びたいのかもしれない。
 彼の家を再度訪ねる前に、今日の稲刈りはやめることに決めていた。彼と話をして、その決心を固めた。あと一日二日で一挙に熟すことはないから、稲刈りはそっくり一週間後に日延べせざるをえない。稲刈りは今週末と来週末との二回に分けてすることしていたから、来週は今週分も含めて、かなりきつい仕事量になるだろう。

 玄関の上がり口に坐ってコーヒー一杯をいただいたあと、休暇をとったはずの職場に向かった。
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