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2006/10/06
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村便り:2006-10-04(広島菜)
投稿日:2006-10-06(金)

 昨夜テレビのローカルニュースを眺めていると、「…広島菜を植えました」というアナウンサーの説明が耳に入った。「広島菜」という言葉にひかれて画面を見ると、幼稚園児たちが映されていた。「植える?苗を定植したのだろうか?」と気になり、画面を追っていると、種が蒔かれたポットが映し出された。「…苗を定植して、来年2月に収穫して漬けます」と説明が流れた。
 広島菜は百姓を始めた当初は蒔いたが、もう長いこと作っていない。しかし、漬け物にするかどうかは別にして、あの、緑の濃く、歯ごたえのある広島菜をまた作ってみたい、と思って種は買っておいた。ところが作ることが習慣になっていないので、すっかり種のことを忘れていた。ニュースは、その種を思い出させてくれたのである。

 夕方、帰宅途中に畑に寄り、広島菜を蒔いた。日没は日に日に早くなり、夕方の作業はやりづらくなった。小さな種が夕闇に紛れてしまわないうちに、なんとか種蒔きをおえることができた。それからついでに、暗がりの中、すでに野菜が生育している畝での中打ち[「なかうち」。普通、「中耕」と言われる作業で、株間の土を鍬で軽く掻くようにして耕し、水をしみこみやすくしたり、除草をしたりする]少々と、白菜の追肥をしてから帰宅した。

 広島菜漬はやったことがない。私が手がけている漬け物は、沢庵漬と白菜漬である。白菜漬けは春先まで、12月に漬ける沢庵漬は5月まで食べる。広島菜漬に関しては、漬ける時期とか保存できる期間とかは知らない。しかし、テレビのニュースから推測するとおそらくこうである。
 秋蒔きで春先まで育てる。大株になったところで、薹立ちの始まる前に漬け込み、おそらくは春から初夏にかけて食べる。夏越しできる、という話も聞いたことがあるので、塩加減を調節すれば古漬けとしても利用できるのかもしれない(*)。
 ともあれ、これから久しぶりの広島菜が生育するのが楽しみである。
(*)【追記-記事を書いてから調べてみました-】
『日本の食風土記』と題する本をめくってみると広島菜漬についての簡単な紹介が載っていた。11月末に漬けて6月まで食べる、とある。
 インターネット上には、広島菜の産地、広島市安佐南区川内では、9月25日ごろ種蒔きし、12月初旬から収穫する、との情報があった。テレビで紹介された幼稚園児や私のように10月始めに種蒔きすると、おそらく収穫できる大きさになるのは2月になるだろう。
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