村便り:2016-03-23(水) (温床育苗を始める)
投稿日:2016-03-25(金)
温床育苗を開始。
2年のブランクの後の再開である。退職前の2年間は、サラリーマン稼業か忙しかったので、できなかった。その間に、温床の場所は蔓性の草に覆われてしまった。まるで眠れる美女のお城状態である(じゃないか 笑)。若き白馬の騎士ならぬ、年老いた農夫は、まずその蔓を切り除き、温床用の窪地を掘り直すことからはじめた。3年前に温床に踏み込んだ藁は土同様になり、藁の形状は残していなかった。毎年更新していたときには、腐食した藁の中からかぶと虫の幼虫(これが温床《城》の、肌白き《美女》)が出てきたが、今年は、一匹も出てこなかった。
一日がかりで温床の枠を作った。そして藁の踏み込み。
まずは、トマト、ナス、ピーマンの育苗を始めた。いつもなら3月半ばに育苗を始めるので、今年は1週間ほど遅い。温床の枠組みを作ったのも、いつもより2、3日遅かったのだが、それから、踏み込みをする藁を裁断するカッターを出してみると、燃料コックのところからガソリン漏れを起こしていた。JAの農機センターに修理を依頼したが、部品の在庫はなく、メーカーに発注しなければならなかった。部品の到着を待つ間に、さらに数日かかった、というわけである。
これでやっと春の種蒔きが本格的に始まった。