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村便り:2006-09-14(ソバの生育)
投稿日:2006-09-14(木)

 今朝、出勤途中に田んぼに回った。いつもの場所に車を停めると、向こうからFさんが犬を連れてやってきた。彼の田んぼは我が家の田んぼのすぐ上に並んでいる。朝夕、犬の散歩がてら、田んぼの様子を見て回るのが彼の日課である。
 「しばらく見んかったね」とFさん。私は、8月後半に出穂してからは、以前のように毎日は田んぼ回りをしなくなった。ひとつは、出穂直後はともかく、穂が出てからはあまり水の心配をしなくてもいいからであり、また、最近は雨が多く、なおさらのこと水の心配はなかったからである。今朝は、雨が上がったので久しぶりに田んぼの様子を見るためと、夕方、畦の草刈りをしようと思っているので、草の伸び具合を確かめるために、田んぼに立ち寄った。しばらく立ち話をしてから、Fさんはまた散歩を始めた。

 8月27日に休耕田に蒔いたソバは順調に育っている。今年も、去年と同じく、同僚一家と一緒に種蒔きをした。去年は、種を畝に全面散布したが、今年は条蒔[すじま]きをした。そのおかげか、生育状況が去年よりはいいように思われる。雑草は思ったほど生えていない。去年は、収量が少なかったが、今年はたくさん穫れるかもしれない。

写真の説明

(上) 今朝の稲穂。穂が白く見えるのは朝日が当たっているため。
(下・左) 9月7日のソバ。蒔き方が分かっていただけると思う。蒔き条[すじ]の間隔は40cmほど。
(下・右) 今朝のソバ。(左)の写真から一週間だが、ソバの生育は早い。

ltr060914inaho.jpg
ltr060914soba2.jpgltr060914soba1.jpg
「てつ人の雑記帳」を改装しました
投稿日:2006-09-12(火)
雑記 | -

 「てつ人の雑記帳」を改装しました。

 一年あまり前に「雑記帳」コーナーを開設した動機は、手軽に記事を書きたい、ということでした。たしかに、以前に比べて手軽に書けるようにはなりました。しかし、既存のコーナーに入りうる記事は、時間が経つと、そのコーナーの書式にしたがって新たなページとして書き換えてきました。「雑記帳」はあくまでも新しい記事の、暫定的な置き場として位置づけていたからです。ですから、タグを使ってのページ作成という手間は結局はなくなることはありませんでした。

 「雑記帳」を開設したとき、私の力量では実現できないが欲しかった機能に、記事に対するコメント付加機能がありました。記事を読んで感想や質問があるにしても、あらたにBBSにアクセスして書き込むには、或る心理的な距離を乗り越えなければいけません(少なくとも私は、そう感じます)。ところが、記事そのものにコメントを付け加えることができれば、もっと気楽にコメントを書き込んでもらえる、と考えたのです。

 Weblogツールは、「雑記帳」に感じた、そのように使い勝手の悪さを解消してくれます。しかし、Weblogツールを使うのには踏み切れませんでした。ひとつは、私が使っているサーバーの制約のためです。ツールの多くはPHPと呼ばれる言語で書かれていますが、サーバーではその言語は利用できません。もうひとつは、ツールを使った場合、私のサイトの今までの構成と連続性を保てるか、という不安があったからです。ツールを使って書いた記事がツール固有のシステムにしたがって管理されては、Weblogが独立した別のサイトのようになってしまいます。

 ところが最近、私の逡巡を取り払ってくれるかもしれないWeblogツールにたまたま出会いました。まず、そのツールのプログラムはPerlで書かれています。また、そのツールは、各記事を、指定したテンプレート(htmlファイルの雛型)にしたがって、ひとつのファイルとして生成し(静的生成)、そのファイルを指定したフォールダに保存することができます。テンプレートは自分で作ることができますから、サイトの今までの構成と連続性が保てます。(さらに、そのツールはフリーウェア[使用料はいらないプログラム]です!)そこで「オフィシャルガイド」なる本を手に入れて調べ、最新版をダウロードして実際に動かしてみました。その結果、私にとっては「使える」ツールであることが分かりました。

 以上が「雑記帳」を改装するにいたった経緯です。

 まだツールの設定は完了してはいませんが、使える状態になったので改装版を公開することにしました。

 これからも「雑記帳」をご愛顧いただくようお願いいたします。

(なお、使用しているツールに関しては、このページの下端、左端をご覧ください。)
自然畝でのジャガイモの収穫
投稿日:2006-07-23(日)


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6月12日。
 慣行畝に比べて草丈は小振りである。


(クリックで画像の拡大)
7月8日に試し掘りしたもの。8株分。
 7月16日に掘りあげたものと収量に関しては大差ない。1週間ほど後の収穫の方が、気持ちだけ多かったかもしれない。
自然畝で栽培していたジャガイモ(品種は男爵)を7月16日に掘りあげた。この記事では、今回の試験栽培の経験をもとに、また、男爵は慣行農法でも栽培したので、それと比較しながら、自然農法でのジャガイモ栽培の要点を整理する。

種芋の定植については、すでに記事にした(「自然畝での春ジャガ栽培」)。したがって、それ以降の管理についてまずまとめる。

定植以降の管理、および収穫
慣行栽培では、元寄せ[土寄せ]を二回行い、その際に追肥をする。一回目は定植して少し草丈が伸びたころ、二回目は蕾がついたころに行う。ところが、自然畝のジャガイモは元寄せはしなかった。自然畝では、土はできれば掘り返したり移動したりしたくないからである。その代わり、花が終わったころに草刈りをして、その草を根元に置いた。追肥は、慣行栽培同様、二回行おうと予定していたが、結局、一度しか行わず、それも草刈りと同じ時に行った。慣行栽培に比べて、追肥量は少なく、しかも、時期が遅れたというわけである。

収量は、大雑把に比較して、慣行栽培の方が少なくとも二倍は多かった。イモの数も多いし、イモの大きさも大きかった。収量の差は、施肥量と時期の違いが大きく関係しているのではないか、と推測している(この推測は、再度-早ければ、この秋-、試験栽培をして確かめるつもりである)。

元寄せはしなかったが、イモの数量が少なく、あまり肥大しなかったためもあろうが、露出して日光にあたり表層が緑化したイモはほとんどなかった。

自然農法のジャガイモ栽培の要点
今回の経験から、自然農法でのジャガイモ栽培に関する要点を整理してみる。

(1)施肥
自然農法といえど、慣行農法の八割程度の収量は欲しい。すると、慣行農法に準じた施肥は必要である。元肥は、発酵鶏糞の置き肥[定植した周囲の土の表面に蒔く肥料のことを、こう呼ぶことにする]にする。また、追肥は二回、時期は慣行農法と同じにする。

(2)元寄せと掘りあげ
元寄せはせず、根元を刈った草で覆うようにする。畝で刈った草だけでは足りなければ、他からもってくる。
元寄せが必要でないような品種を選ぶのもいいかもしれない。メークインは、土の表面に露出しやすいので、元寄せは欠くことができない。男爵は、メークインに比べれば、露出しにくい。この違いは、イモの数量、深さ、形状によるものだと思われる。経験的に言えば、メークインは、イモの数量が多く、作土の表層にもイモを形成する。また、細長い形状なので露出しやすい。

メークインは、さらに株元から離れた場所にも地下茎を伸ばしてイモを形成する。そのため、掘り残しをなくするためには、広い範囲を掘りあげなくてはいけない。これは、自然畝では、やりたくないし、やりにくい作業である。その点、男爵は株もとにイモを形成するので、掘りあげ作業からしても、メークインよりも、自然畝向きの品種かもしれない。

まとめれば、イモが、作土の深い位置で、また株近くで、着生するような品種が自然農法にはふさわしい、と言えよう。そのような形質に加えて、食味の好みによって品種が決まってくるだろう。
「畑賊」カラス
投稿日:2006-07-13(木)


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トマトの支柱にぶら下げたカラスの「死骸」。
 草むらにトマトを植えた?そうです。我が家の畑の大部分は草だらけ。おどしをぶら下げなくても、熟れたトマトは草に紛れてカラスの目に止まらないかもしれません…
 なお、トマトの左側の畝にはカボチャが植えてあります。カボチャなんて見えない、ですって?そうですね…


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カメラが狙っているのは、中ほどに写っている網をかぶせたトウモロコシ。これも鳥害対策。
 ここも草むら?そうです。でも、問題のトウモロコシの向こうにはズッキーニが隠れており、手前はジャガイモ、その手前は…珍しく地肌がでています…サツマイモ、さらにその手前は、またジャガイモ。最前景にはいうまでもないでしょうが、雄花が満開のトウモロコシです。
ここのところ、カラスによると思われる被害が続いた。7月始めだったろうか、従姉が夜、電話で、トウモロコシが食べられた、おそらくはカラスだろう、と連絡してきた。彼女の畑のトウモロコシは全滅、隣のおばあさんの畑も被害に遭った、とのことだった。やはり隣接する我が家の畑については、はっきりとは見ていないが、草に紛れて被害はなかったのでは、との推測だった。しかし、翌朝、駆けつけると、四分の一から三分の一ほどが食べられていた。

トウモロコシは収穫期を迎えていたが、まだ従姉はひとつも食べておらず、我が家も一度しか収穫していなかった。

我が家の畑の荒され様からして、犯人は地伝いではなく空から進入してきたのはたしかである。それ以前に、まだ未熟な状態のトウモロコシがひとつ食べられたことがあった。皮が剥かれ実の一部がついばまれていた。そのときは、畑によく雉がやってくるので、また雉をトウモロコシが植えてある付近で見たこともあるので、雉のせいだと思っていた。しかし、今度は、略奪した、と表現したいような、乱暴な食べ方であった。さらにカラスが犯人だとしても、一羽だけの仕業とは思えなかった。

数日前、今度は従姉の畑で収穫直前のトマトが食べられた。このときは、彼女は犯人をカラスと断定した。ふてぶてしくもカラスがトマトの周りを歩きながら狙っているのを彼女は目撃したのである。また近所の別の畑でも色づいたトマトが食べられた。

従姉は「カラスがうちの屋根に一ぴき、電柱の上に一ぴきおって、啼きあよぉる。『おい、ええど』と合図を送くりょぉるんかの。癪にさわる」と悔しがった。

従姉と、別の畑の所有者はありあわせのネット類でトマトを覆った。私もなにか対策をしなければ、トマトが狙われる、と思ったが、手持ちのネット類はトウモロコシと黒豆の育苗床を防御するために使ってしまっていた。そこで、黒いビニールでおどしを作った。四角く切った黒ビニールの一方の端をすぼめるように縛り、トマトの支柱にぶら下げた。晒されているカラスの死骸のように見せかけて、「トマトを食ってみろ。食ったらこいつら同様shokeiだ!」とカラスに警告するためである。

四「羽」ぶらさげたが、少し離れて見ると、自分でもぞっとするくらいに似ている。そのおかげか、我が家のトマトは今のところ無事である。(あるいは、カラスはこのあたりの食い物には飽きて、移動しただけなのかもしれない。)

百姓は食い物をめぐって獣と知恵比べ。畑で黒い戦闘機の裏をかき、田んぼでは夜陰に紛れて侵入する褐色の戦車の鼻先に先制パンチを食らわせる。今度は田んぼでの知恵比べを紹介するかもしれません。
『てつ人の雑記帳』って何?
投稿日:2005-06-27(月)
雑記 | -

 要するに雑記帳です。ですから、統一テーマはありません。
 『天地人籟』や『自然農法爾』はテーマが決まっており、しかも、更新するのは手間がかかるため、思いついたことを手軽に書けませんでした。そこでBBSのように簡単な操作で書き込めるコーナーをCGIで作りました。画像も一枚だけなら貼りつけることができるようにしました。しかし、返信機能はありませんので、意見や感想は「ひろば」にお願いします。
 『天地人籟』と『自然農法爾』とは競合しないようにしたいと思っています。それらと違うテーマを扱うか、また、それらに関連する場合には、長さや内容で差別化するつもりです。(うーん、でも二つのコーナーを「食っ」てしまうかな・・・)

 また、このコーナーは今のところ試験的な開設です。継続できないようであれば、閉鎖するかもしれません。

 なお、「てつ人」はタイトルからお分かりのように「『てつ』がく村の住『人』」の省略形です。BBSの管理者、「村の世話人」と同一人物、すなわち、「てつがく村」の管理者です。
 「てつ人」の発音はしたがって「徹忍」であり、「鉄人」や「哲徒」ではありませんが、「鉄人」でも結構です。このサイトの管理者はもしかしたらサイボーグ? ― かもね。
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