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村便り:2008-09-27(土) (アルティショ、アサツキ、小松菜、水菜、チンゲンサイ)
投稿日:2008-10-02(木)

植え替えアルティショ(アーティチョーク)
植え付けアサツキ
播種小松菜、水菜、チンゲンサイ

アルティショ
アルティショ
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 アルティショ(artichaut アーティチョーク)。
 自然畝から掘り上げて新しい住処に運んできたアルティショ。4株のうち、一番大きいもの。二、三株に分けることができるが、このまま植えた。ちなみに、株間は1mにした。
 4年前(2004年)種から育て自然畝に植えたアルティショ(アーティチョーク)を移植した。4年前植えたのは8株だった。その年の夏に1株消えた。次の夏(2005年)には5本消えたため、残った2株を秋に株分けして、また8本にした。そして、この9月まで生き残ったのは4株である。初夏に咲く花にエネルギーを注ぎ込むアルティショにとって、その後に続く夏の暑さが鬼門のようである。そこを生き延びると枯れた株から新しい芽が出る。

 新しい住処は、元の自然畝に比べると夏の間、陰になりやすい。4株をスコップで掘り上げて新しい住処に移した。これで「てつがく村」の入り口の画像は完全に過去のものとなる。


アサツキ
 [屋敷の]前の畑の隅っこにはアサツキがある。2000年の秋に購入した鱗茎を植えたもの。今まで何度か植え替えようと思ったが、今日やっとその思いを果たした。初夏に掘り上げておいた種を、場所は同じだが、植え直した。

アサツキの鱗茎
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 アサツキの鱗茎。
 上の白っぽい鱗茎が「晩生」と思われるもの。下の赤味がかったのが「早生」と思われるもの。両者ははっきり区別できる程度に色が違う。
 アサツキは一株に2、3個の鱗茎を植え、株間は15cmにした。
 夜、アサツキの栽培メモを確かめた。すると事典から引用した次の文章があった。

「野生種を栽培用にしたもので、品種は確立されていない。一般に、早生、晩生に大別されている。早生種は鱗茎がやや赤味を帯び、葉は細長く、草勢が非常に強く、耐寒性も強いが、品質がやや劣るとされている。晩生種は鱗茎が灰白色、葉は前者よりも太く、葉色は濃緑色となる。分げつが多く、品質が良好で栽培用に多く利用されている。」(『訂正追補 野菜園芸大事典』養賢堂)

 おや、と思った。昼間、植えつけた鱗茎に二種類あった。一種類は赤味がかり、もう一種類は白っぽかった。赤味を帯びたものの方が大多数であった。また白いのは未熟な鱗茎のように見えた。そこで、赤い方を選んで定植した。ところが、上の記述を信じるとすれば、色の違いは早生、晩生の違いを示していたのである。そう言えば、購入したもの以外に、一株ひとから貰って植えたものがある。最初は、別なところに植えたが、何も考えずに、購入したものが植えてあるところに移した(よう記憶がある)。どうも購入したものが早生種であり、貰ったものが晩生種であったようである。そこで翌日(9月28日)、アサツキの畝の横に棄てておいた種から白い鱗茎を拾いだして別に植えた。本当に品種の違いなのか、来春になると分かるかもしれない。


小松菜、水菜、チンゲンサイ
水菜の播種
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 水菜の播種。
 20cm間隔に足の前半分で踏みつけて窪みをつくり、そこに数粒(のつもりがついつい10粒ほどになってしまうが)蒔く。(種が小さいので)篩で土を掛けて、また軽く足で踏み、その上からスクモ[もみ殻]を掛ける。
 チンゲンサイも株間は少し狭めて同じように蒔いた。小松菜は条蒔き。
 最後に、菜っ葉類の播種。小松菜、水菜、チンゲンサイ。チンゲンサイは初めての野菜。
村便り:2008-09-25(木) (カブ、ビタミン菜)
投稿日:2008-09-30(火)

播種カブ(白・赤)、ビタミン菜

 9月半ばをすぎて月末までが秋の種蒔きの一番忙しいとき。

カブ
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 カブの播種。
 カブの種は、菜っ葉類の種同様、小さい。だから蒔くのに苦労する。私は3cmほどの間隔で一条に蒔くが、厚蒔きになりがちであり、また蒔き床に凸凹があれば土の中に入り込んでしまう。親指と人指し指の指先の間に数粒をつまんで、ひねりながら一粒一粒土に落とす。高いところから落とすと弾んでしまうので、できるだけ指を土に近づけて落とす。

 ビタミン菜の場合も筋播きであるが、1条まきではない。カブの種と同じように指先につまんで、こちらはバラバラといった感じで多少厚蒔きにする。

 いずれも種が小さいので覆土は篩を使う。
 カブは白と赤の二種類を蒔いた。カブは早蒔きすると虫に食われてしまう。虫は大根よりもカブの方が好きなようである。どちらかと言えば早蒔き傾向の従姉が、カブが(虫に食われて)消えてしまった、と言っていた。白菜は遅く蒔くと白菜にならない(結球しない)が、大根やカブは少々遅く蒔いてもちゃんと大根やカブになる。虫がいなくなった頃を見計らって蒔くのが賢明。9月はわずか一週間ほどの違いで虫の出方が違う。

 ついで、アブラナ科の菜っ葉類の先頭を切って、ビタミン菜を蒔いた。(ただしロケットはこぼれ生えが9月初めごろにはすでに発芽していた。独特な風味があるので虫がつきにくいのか、この時期に発芽したアブラナ科野菜としては珍しく、虫にやられずに育っている。)
村便り:2008-09-24(水) (タマネギ播種)
投稿日:2008-09-30(火)

播種タマネギ

 タマネギは9月20日から23日の間に蒔くことにしている。早く蒔くと大苗になり、翌春薹が立ちやすくなるし、遅く蒔くと苗が小さくなり、冬の寒さに負けてしまう。父はたしか9月21日という日にちを作付けノートにメモとして残していた。秋から冬にかけては播種時期のわずかな違いが生育に大きく影響することがある。だから、苗の仕上がり具合がそれからの生育に関係するようなタマネギは播種日を狭く限定している。

 しかし、今年は23日までに蒔けなかった。23日に予定していたのだが、畑に来て種を家において来たことを思い出した。午後から畑に出てきたものだから、種を取りに帰っていると夕方になってしまう。しかたなく、今日蒔くことにした。

 タマネギは、極早生タマネギは別として、中晩生のものは赤タマネギと普通の(黄色い)タマネギの二種類を蒔くことにしている。赤タマネギは生食用で、6月の収穫後に夏を過ごすと芽が出てくる。普通タマネギは長期保存のきく品種を使う。収穫後、翌年の2月、3月まで利用できる。今年は赤タマネギを5ml、普通タマネギを8ml蒔いた。ちなみに、極早生は4月と5月の端境期に利用するためのものである。

 9月13日に蒔いた極早生タマネギは、今年は土の湿り気が順潮に続いて一週間ほどすると発芽した。まずまずの発芽率である。端境期用であるから適当な本数で足りる。
村便り:2008-09-23(火) (アキシマササゲ)
投稿日:2008-09-27(土)

 7月26日に種蒔きした(ポット育苗)アキシマササゲは9月半ばから収穫できるようなった。種蒔きから約1カ月半である。種蒔きは梅雨が明けて晴天が続く時期だったので、直播きでは発芽率が不安だったが、ポット育苗したので100%発芽して、定植後も順調に育った。しかも蔓が旺盛に成長し、その姿は一度作ったことのある蔓性のササゲを思い出させた。暑さに負けず生育する姿を見ると、7月半ばまでに播種して9月始めから収穫することもできるのではないか、と思われた。種をいただいた人(ときどき「雑記帳」のコメント欄に登場される雨さん)も7月半ばまでに蒔くようなことをコメントに書かれていたような記憶がある。

アキシマササゲ
(クリックで画像の拡大)
 アキシマササゲ。
 莢の表面に黒っぽい縞が見える。私がインターネット上で収集した情報によれば…

アキシマササゲという名前は、アキに採れるシマ模様のあるササゲ、という意味。この縞は茹でると消えて、きれいな緑になる。それゆえ「湯上がり美人」とも呼ばれる。この縞は温度が下がると鮮明になる。

ということである。

 一緒に並んでいるリンゴは「つがる」。秋になると出回る早生リンゴ。手前の大玉は青森産、向こうの小玉は長野産。
 名前はササゲだが、品種からすればインゲンである。雨さんは「秋エンドウ」という名前で呼ばれていた。なぜ「エンドウ」なのか分からないが、最初の収穫を茹でてそのまま食べたとき初夏のスナップエンドウを思わせた。そう思わせたのは、茹であがりの色か、食感や食味なのか判然とはしないが、「エンドウ」もありうるかな、とは思った。

 初めての栽培なので分からないことがある。若莢を利用する場合どの時期に収穫するか、言い換えれば、たとえばスナップエンドウのように、あるいはモロッコ豆のように、豆が太っても皮は軟らかいのかどうか、また、完熟した豆も利用するのかどうか、ということである。ちなみに、完熟した豆はウズラ豆に似ている。

 アキシマササゲは岐阜県の比較的寒冷な地の特産のようだが、瀬戸内の山間でも栽培がうまくいきそうである。採種して栽培を続ければ「てつがく村」特産の秋インゲンになるかもしれない。
村便り:2008-09-20(土) (白菜、エシャロット)
投稿日:2008-09-26(金)

定植白菜
植え付けエシャロット

 作業を12時すぎに始める。今日は8月30日にポットで育苗を始めた白菜の定植が主な仕事。2週間の育苗で本葉が4枚程度になった。白菜は成長が早いので、このあたりで定植しなければ、苗が大きくなりすぎる。

ズッキーニ
抜いたズッキーニ
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抜いたズッキーニを伸ばして、茎の長さを計ってみた。画像中央、水平に置いてある棒の長さが150cm。棒の左端がズッキーニの根にあたる。ズッキーニは棒の右端からさらに伸びている。茎はおおよそ2mになっていた。ズッキーニはカボチャの仲間であるが、普通のカボチャほどには茎が伸びない。それでもこの長さになっていた。
 白菜定植予定の畝にはまだズッキーニが残っている。ズッキーニは8月の日照りの間は収穫が途絶えたが、雨が戻ってくると勢いを取り戻し、また実をつけ始めた。すると抜いてしまうのが惜しくなり、周りの畝は耕しても、ズッキーニの畝だけは残していた。まだ小振りながらも実はつけ続けているが、今日は抜かざるをえない。

 ズッキーニは何年も作っているが、ここまで収穫が続いたのは初めてである。むしろ今までは、途中で世話が行き届かなくなり、畝が草だらけになって、ズッキーニから足が遠のいていたので、限界を確かめることはなかった。世話(といっても、草取りと追肥だけであるが)さえしてやれば9月中はまだ収穫できそうなので、来年からは、長く使えるように畝を選んで栽培しようと思う。

 ズッキーニを抜き取って、そのあとの草を取り除き、肥料を散布したところで昼食。


エシャロット
 昼間は8月のように暑い。耕耘機を動かし鍬で溝をあげる畝作りの力仕事は後回しにして、午後はまずエシャロットを植えることした。

エシャロットの植え付け
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 エシャロットの植え付け。
 株間20cm。種は頭が出る程度に埋め込んだ。ワケギに準じた植え方だが、本場では半分程度までしか埋め込まないようである。
 エシャロットは昨秋から今春にかけて二通りの栽培方法を試してみた。ひとつは、9月に植えつける作型と、もうひとつは、3月に植えつける作型である(*)。秋植えの作型では年内収穫を予定していたが、発芽したものの生育が一向に進まなかった。収穫は翌年に期待しなければならなくなったが、心配なのは翌春の薹立ちであった。ところが、それは杞憂に終わり、秋植えのエシャロットは春植えのエシャロットと同じように生育した。そしていずれの作型も、収穫は夏の同じ時期、6月の終わりになった。
(*)最近見つけたフランス発の、エシャロットに関するホームページによると、春植えの作型しか示してなかった。おそらくはフランスでは春植えして初夏収穫する作型が一般的なのであろう。


 エシャロットは、まだ収穫の適期と保存の仕方が分かっていないためか、収穫後に腐りやすい。翌春までおくと、今での経験では、半分をこえて腐ってしまう。もし秋植えの作型がうまくいけば、腐り種がでないうちに植え付けができる。また、いったん植えつけて発根すれば、去年の経験によれば、地中で腐ることはない。秋植えの作型には、種を有効に使うという利点があることがわかった。さらに、植え付け前にふたつの作型の種を比べて、腐り具合が違うのに気づいた。じっくりと育った秋植えの作型の方が保存状態がいい。言い換えれば、春植えのエシャロットに腐ったものが多いのである。したがって、少なくとも私の経験では、種球の有効利用と、収穫後の保存からして、エシャロットは秋植えにした方がよさそうである。

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大根の追加種蒔き
大根の追加蒔き
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 大根の追加蒔き。
 ガンギ[蒔き床]は画像の上下の方向である。蒔いた種の四分の一程度しか発芽していない。鋸鎌で筋をつけて種を追加蒔きした。
 9月13日に種蒔きした大根は発芽している。この時期は、種蒔き後2、3日すると発芽が始まる。しかし、今年は発芽率が悪い。おそらくは虫のせいである。大根は9月10日を目処に蒔くことにしているが、この日にちは虫害を考えると微妙なラインにある。気温の高い年だと虫害に遭いやすい。今年はどうもそんな年にあたる。そこで、発芽が悪い箇所に種を追加して蒔くことにした。鋸鎌の先でガンギに筋をつけ、そこに種を落として覆土した。


白菜定植
定植の終わった白菜
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 定植の終わった白菜。18時半。
 最後に白菜の定植。タケノコ型20株、砲弾型40株、都合60株。定植穴を掘り、そこに水を入れ、水がしみ込んだあと定植。そのあとで株の周りに灌水する、という定植作業を終えるとあたりは暗くなっていた。
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