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村便り:2009-10-19(月) (今秋最後のホウレンソウ播種)
投稿日:2009-10-23(金)

播種ホウレンソウ(日本ホウレンソウ)

 二、三日前、ホウレンソウの、今秋最後の播種を思い出した。今秋のホウレンソウ初蒔きは9月23日。二回目は10月4日。あまり遅く蒔くと芽は出るものの、大きくならない。だから、最後は10月半ばを目途にしている。ふと思い出せばもう半ばをすぎていた。

ホウレンソウの播種
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ホウレンソウ播種。
 手前の8ガンギに蒔いた。日本ホウレンソウ(針種)40ml。
 この畝、および左右の畝には野菜が育っている。この畝は、ニンニク、ワケギ、エシャロット(ラッキョウではなく、《本物の》エシャロット)。右の畝は大根。左の畝は、菜っ葉類とカブ。しかし、草が畝を覆っている。小さいうちに中打ち[中耕]して除草しなければならないが…
 昨日、ホウレンソウの種をガーゼに包み、水を入れた担桶のなかに沈めておいた。種の殻が硬いホウレンソウは一昼夜浸水して蒔くと発芽が早い。最近は雨が降らず土が乾燥しているので、播種前に蒔き床にたっぷりと水をまいた。
村便り:2009-10-18(日) (広島菜の定植)
投稿日:2009-10-22(木)

定植広島菜

 稲刈りを延期したので、畑の世話をすることにする。まず、9月29日にプラグトレイに種蒔きした広島菜の定植。高菜とのらぼう菜も一緒に種蒔きしたが、まだ小さい。広島菜が一番生育がいい。平均して本葉が3枚余りになっている。もう少し待って4枚になってからでもいいが、時間のあるときに定植することにする。

広島菜1
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広島菜の定植。
 プラグトレイと、そこから苗を取り出すためのスプーン。
 
広島菜2
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苗をプラグトレイから取り出し、定植穴に入れたところ。
 
広島菜3
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広島菜の定植完了。
 1ガンギ3株。合計39株。
 プラグトレイを使うのは初めてなので、苗をどのように取り出すか思案した。ポットの場合は、逆さにして手に受ければいいが、トレイは育苗穴が連結しているので、そうするわけにはいかない。結局、小さなスプーンですくい出すことした。

 定植する畝は、9月19日、一時的に(といっても一年ほどになる予定だが)壊した自然畝。この自然畝の一部には、9月20日に厳寒取りのキャベツを定植した。耕耘から一月たった畝には草が生えだしていた。再度、耕耘機で耕耘して整地し、定植。

 広島菜はいままで何度か作ったことがあるが、定番の野菜ではない。全部で39株定植したので、うまく成長して、さらに時間があれば、広島菜漬に挑戦してみたいと思っているが、さあ、どうなるか。
村便り:2009-10-17(土) (刈り取り間近の田んぼ)
投稿日:2009-10-18(日)

 明日から始める稲刈りのための準備。バインダー[刈り取り・結束機]の点検、稲束を縛る藁の準備を終えて、田んぼへ。畦やゲシ[傾斜地の田んぼで、上の田んぼとの境の段差部分]際の草をまだ刈っていない田んぼがある。その草刈りが作業の中心。

稲刈り間近の田んぼ
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稲刈り間近の田んぼ。
 この田んぼはあと一週間後が刈り取り時になる見込み。稲刈り間近になると、田んぼはまさに黄金[こがね]色になる。夕暮れ時には、ぽっと明るく見えるほどである。

 左の田んぼと、右の、里芋が植わっている田んぼとの境の畦。その畦の、いわゆる法面が「ゲシ」。
 

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ウルチの熟れ具合。
 穂軸の色で熟れ具合を判断する。この画像の稲はまだ穂軸の大部分が青い。穂軸が半分あまり黄変したころから刈り始める。刈り取りの目安は、私の場合、三分の二黄変した時。しかし、同じ田んぼでも均一に熟すわけではないので、何カ所か調べて、刈り取りを判断する。
 

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モチの熟れ具合。
 穂軸の黄変具合から判断すると、刈り取り直前の状態である。
 最初に刈り取る予定のモチの熟れ具合を確かめてみる。数日早いか、とも思う。今年は稲刈りが6月6日。わが家としては遅い方である(田植えは、5月終わりから6月始めの週末)。それに夏は雨が多く、日照が少なかった。稲の登熟は積算日照時間に従うので、今年の稲の熟れが遅くなるのは道理である。稲架掛けするので、多少早くても問題ない。後熟[私の理解では、刈り取ったあと、茎に残っている養分が籾に移動するのが、後熟である]が期待できるからである。少し迷った末、稲刈りは来週後半から始めることにした。

 5時過ぎ、日没とともに作業終了。
村便り:2009-10-10(土) (白菜につく虫、落水作業の続き)
投稿日:2009-10-11(日)

 気持ちの上では、田んぼの落水作業が今日一日の作業を占めていたが、鎌を研ぐ砥石を水に浸けている間、野菜の追肥、中打ち[中耕-除草や土の通気性の改善のため-]、元寄せ[土寄せ]をした。それで結局、午前中が終わった。

 世話をした野菜は、金時人参(追肥・中打ち)、アサツキ(追肥・中打ち)、シュンギク(中打ち)、ホウレンソウ(中打ち)、ジャガイモ(追肥・元寄せ)、白菜(追肥・中打ち)、ブロッコリー(追肥)、ネギ(追肥・元寄せ)。そのうち白菜は定植後、3回は追肥をする。白菜は肥料食いであるが、食い残しも多い。だから、追肥の回数が多くなる。


白菜
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白菜。
 外葉の穴がダイコンサルハムシが食害したところ。中心付近の新しい葉は食べられていない。中心から出てくる葉が結球するので、外葉に穴をあけられても生育と収穫時の姿には影響はない。
 九月の終わり、井手頭[農業用水路の《組合》長]が畑にやってきた。井手関係の伝達のためである。そのおり、その人は私のやっている自然農法について質問した。質問には「草があると虫が来こんかい?」というのもあった。その話から発展して白菜の話になった。白菜はどうしても虫が来る、とその人。虫とは、小さな、黒光りする甲虫であるダイコンサルハムシのことである。「わしゃ、ひとりより一週間、遅う種蒔きする。ほいなら、虫にやられん」と私。「いつごろ種蒔きすんるんな?」という質問に「今年は九月一日じゃったかの」と私。その人は「ほうか。昔は白菜は9月25日に種蒔きすることになっとった」。大根は9月10日、という頭はあったが、白菜の種蒔きの日にちは私のなかでは決まってはいなかった。だから漠然と九月の頭を種蒔きの時期にしていたが、9月25日を基準にすれば、ほぼ一週間後になっていたことになる。

 慣行的な時期に種蒔きする人は殺虫剤を用いる。そうしないと、白菜は消えてしまう。殺虫剤を用いないとすると、二週間ほど朝晩、サルハムシを捕殺するしかない。殺虫剤を使いたくない、だからといって、捕殺の手間をかけたくない。そこで私は一週間遅く蒔く、という方法をとることにした。

 すると、外葉はサルハムシに食われはするが、生育には影響はない。ただ、白菜は寒くなると結球しなくなるので、追肥をおろそかにせず、時期に遅れず、回数も省かないようにしないと、半結球のまま冬をむかえる。去年は失敗した。今年はなんとしても結球させようと、いままでのところ追肥はきちんとやっている。



ダブ
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 イノシシ。
 ダブは休耕田(というよりむしろ耕作放棄田)に囲まれているので、イノシシが出没する。去年は収穫前に荒されてしまった(下の画像参照)。そこで、今年は本物の電気柵をで田んぼを防御することにした。おそらくイノシシは熟した稲を食べようと田んぼの近くまで来るのだろうが、電気柵に阻まれて中に入ることはできない。そこで、隣の休耕田の土を掘り返しながら餌探しをしたのだろう。次第に、隣の休耕田はイノシシが《耕し》た部分が広がった。
 左がダブで実る稲。右がイノシシが荒した休耕田。
 

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イノシシが踏み荒らした稲。去年の11月1日。
 午後は、10月4日に着手した、ダブ[湿田]の落水の続き。日没までには終わった。結局、ダブの落水作業は、時間的にはまる一日かかったことになる。

 帰り際、生育が少し早いモチの熟し方を確認した。穂軸の黄変具合が目安である。籾のついている軸部分が三分の二以上黄変したころに刈り取りする。おそらくは来週末になろう。
村便り:2009-10-08(木) (台風18号通過後の朝)
投稿日:2009-10-08(木)

 今年初めてやってくる台風(二年ぶりに上陸する台風、だそうである)。暴風雨圏内に入ることはまぬかれないと覚悟して、昨日は夕方、多少の備えをした。ダブの稲の一部が倒伏していたが、半分ほどは10月4日に藁で縛って立てておいた。残りの半分を、時折小雨が降るなか、縛った。

稲
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台風通過後の田んぼ。
 田んぼの左の部分、縛った稲が「く」の字の帯になっている。
 
蕎麦
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蕎麦。
 縛っていくうちにコツがつかめてきた。二株を一束にすると、安定が悪い。だからといって、四株を一束にすると、束が大きくなるし、穂の受光体勢が悪くなる。三束だと、安定するし、穂の受光体勢が大きく損なわれない。ぬかるむ田んぼでときに体のバランスを崩しながら、残り半分を縛り終えた。


 台風18号の影響は心配したほどではなかった。朝、田んぼに寄って様子を見た。新たに倒伏したところがあるかと思ったが、ほぼ無傷。蕎麦は倒伏しやすいので覚悟していたが、こちらも軽傷。収穫が近い稲と蕎麦が無事だったので、胸をなでおろした。
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