村便り:2010-02-13(土) (ヤーコンの粕漬け、その3:一カ月後の試食)
投稿日:2010-02-20(土)
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村便り:2010-02-13(土) (ヤーコンの粕漬け、その3:一カ月後の試食)
投稿日:2010-02-20(土)
村便り:2010-01-14(木) (ヤーコンの粕漬け、その2:本漬け)
投稿日:2010-01-15(金)
ヤーコンの下漬けの水が上がってから1週間。本漬けにすることにした。
ざるにあげたヤーコンは布巾で水気をぬぐってから漬けこんだ。ホーロー引きの容器の底に粕を敷き、その上にヤーコンを並べ、またそのヤーコンの上に粕を敷く、という手順で漬けこむ。ヤーコンは3層になった。したがって粕は4層である。最後に粕をラップして、アルコールの蒸散を防ぐ。 一カ月経過したころから試食してみようと思う。 村便り:2010-01-06(水) (ヤーコンの粕漬け、その1:下漬け)
投稿日:2010-01-07(木)
ヤーコンを粕漬けにするため、まず下漬けをした。初めての試みなので、手順についての情報を本とインターネットから入手した。手順は以下の通りである。
(2)ヤーコンを、重量比にして4%の塩で下漬けする。ヤーコンには塩をすりつけるようにしてまぶす。下漬けは一週間。 (3)熟成粕を使って本漬けにする。 今日は(1)と(2)に従った下漬けである。((3)の本漬けについては、後日、別記事で紹介する予定。) ヤーコンについては、うまい利用法が見つけられずにいた。今年は二度目の栽培であるが、根塊は掘りあげてスクモを入れた段ボール箱に保存したままにしていた。 昨年の12月の半ば、葬儀に参列するため、日本海に向かって開ける、東北の或る地方に行った。その地方では雪が二日前くらいから降り続いていた。私は羽田からその地方に向かう飛行便に搭乗したが、その便は天候状況をみきわめるため出発が遅れたほどであった。 葬儀は、彼が生まれ育った小さなお寺で、降りしきり、降り積もる雪のなか執り行われた。本堂を包む、雪の静寂、本堂の中まで這い入る寒気、親族と親しい友人たちだけからなる参列者、本堂に響く読経の声と鉦。そのなかで、私より五歳ほど年下の彼が生きてきた生涯をしみじみと思った。三カ月前、電話で彼と交わした最後の短い、むしろ短すぎた、といまでは悔やんでいる、会話も思い出した。彼の故郷を訪れたのは初めであったし、彼の家族全員に会ったのも初めであった。その初めてが、こういう機会になってしまった。 乗り継ぎ空港の羽田に向かう飛行機から虹を見た。よく見ると、その虹は雲に映った機影を取りまいていた。機影の背後に隠れた太陽が作った虹である。じつは、彼の訃報を受け取ったとき、私は、その数日前、稲刈りの田んぼから見た虹を思い出した。あの虹は彼が私に送った最後の signe de vie[フランス語で「消息」の意。英語に直訳すれば、sign of life] 、したがって別れのサイン、だったのかもしれない(むろん、合理的に考えれば、私の思いなしにすぎないが)。そして、葬儀に合わせたかのような豪雪。彼はサインをいつも天空から届けてきた。
こうした経緯で、むしろ《因縁》で、ヤーコンの粕漬けが始まった。 村便り:2010-01-05(火) (沢庵漬け)
投稿日:2010-01-07(木)
二年ぶりの沢庵漬け。大根は12月23日に干し始めたので、今日で2週間。トマトの支柱から降ろして、葉っぱの部分は短く切り詰め、板の上で転がしながら揉んだ。それから、沢庵漬けの素をこしらえた。大根は5kg(乾燥重量)。それに対して、塩400g(大根との重量比で8%)、昆布50g、唐辛子10g、糠1リットルを混ぜ合わせて素にした。
それから2年ほどあとだろか、まだ4歳だった子どもが私の作業を見ていた。唐辛子には触らないようにと注意をしたのだが、その年齢である、好奇心から唐辛子をいじった。その手で自分の眼をこすったのである。[眼が]痛い、痛い、と大泣きをした。 農作業に没頭して無念無想、とはいかないものである。単調な作業のときはいろいろな想念が脳裏に湧いては過ぎ去る。 普通、大根は40リットル樽に漬ける。しかし今年は少量なので、新たに15リットルの樽を購入して、それに漬けた。大根はできるだけ隙間のないよう樽に詰める。詰めおえると、そのうえから、切り離した葉っぱで覆う。重石は近年は購入した専用の重石を使っている。15リットル樽には、その重石は大きすぎて入らない。以前は、自然石を使っていた。その自然石が井戸端に放置してある。今回は、それを重石として使った。 なお、沢庵漬けに関しては、 「沢庵漬け 2000-12-30」で詳しく書いたことがあります。 村便り:2010-01-02(土 (白菜の本漬け)
投稿日:2010-01-05(火)
正月二日。午前中は箱根駅伝をテレビ観戦したりしながらのんびりと過ごす。元旦同様、新年を祝う(?)朝酒でいい気分になりたかったが、自己規制。車を運転しなければいけないからである。
下漬けの白菜を取り出し、水分を軽く搾りのぞいて本漬けにする。漬け物の素として、するめ、昆布、トウガラシ(いずれも刻む)と塩を混ぜ合わせたものと、柚子の皮を刻んだものを用意した。素は白菜の葉っぱに挟み込む。白菜を樽に詰めおえると、そのうえに、下漬けの時にも利用した葉っぱを敷きつめて覆う。重石は15キログラムのものを2個のせたが、水が上がった時点で、1個に減らす予定。 今年は白菜24株、それを二つ割りにしたから、全部で48片を漬けた。これだけの量があれば、4ヶ月近く食べられるのではないか、と思う。食べ始めるのは1週間後くらいから。ただしこの頃はまだ塩がなじんでいない。口に入れると《塩が暴れている》といった感じがする。時間がたつにつれて味が変化してくる。その変化も楽しい。 最後に白菜漬けに使った塩などのメモ。 ●下漬け(今年使った白菜は、24株で36キログラム) 塩:白菜の重量に対し4%。 差し水:1リットルないし2リットル(1リットルの水に800グラムの塩を加える)。 ●本漬け 塩:下漬け時の白菜の重量に対し1%ほど。(今年は、0.85%)。 昆布:白菜の重量1キログラムに対し1グラム。 するめ:2はい(足をのぞく。今年は、50グラムになった)。 唐辛子:白菜の重量1キログラムに対し0.5グラム。種は除かない。 柚子の皮:2個分。 差し水:なし。 |
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