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村便り:2011-01-22(土) (タマネギ、2回目の追肥)
投稿日:2011-01-31(月)

 今年になってはじめての農作業をした。それらしい作業をしたのは12月26日が最後だから、じつに一カ月近く怠けたことになる。冬は真っ盛りだが、完全な農閑期というわけではない。やろうと思えばいくらでも仕事はある。それなのにやらなかったのは、いくつかの理由がある。半農半サラの身にとって書き入れ時である週末が業務(センター試験)や、相変わらず続けているSki遊びでつぶれたこともある。それとやはり寒さである。今年は寒さが野良に立つと例年になく厳く身に沁みる。(と言いながら、Ski遊びにほうけるときは、その寒さと雪の多さを喜んでいるのだから、勝手なものだが。)

氷筍
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《氷筍》。
 井戸からの汲み上げポンプの蛇口が寒さで凍らないように、水を少量、出し続けていた。毎年、冬には蛇口がよく凍りつき、農作業に不便な思いをしていた。寒い地域で蛇口から水を出し続けているのを見かけたことがある。それにヒントをえて、今冬、試してみた。うまくいくようにみえたが、強い寒さが続いた或る日、蛇口を確認したら、水が止まっていた。蛇口は凍りつき、その下には、鍾乳洞の石筍ならぬ、《氷旬》ができていた。
冬季うつ
 最近、学生が授業のコメントに「冬季うつ」について書いていた。私の哲学の授業と冬季うつがどう関係しているのか、細かいことは忘れたが、その言葉は心にとまった。インターネットで調べてみると、冬の乏しい日照時間に(も)関係しているらしい(学生もそんなことを書いていたような気がする)。

 私が野良に出たくないのは冬季うつのせいだとは断定しないが、冬になると百姓も含めてやる気が乏しくなりがちなのはたしかである。冬は人間も冬眠すべきだ、と若いころから思っていたのだが、人間社会はそうはさせてくれない。からだ全体のテンションが下がっているのに仕事だけは気候のいいときと同じだけしなければならない。仕事に出るのがおっくうになるのも当然か。うつ気分だとして、その気分には、私の場合、年齢性のものも混じっているのかもしれない。人生だって体力はとっくに秋。いや冬に向かおうとしている。朝目が覚めても一日に向かうエネルギーがからだから湧いてこない。暗い冬の朝のように、人生も光が弱まっている。


光療法
 今日は気になっていたタマネギの追肥をした。二度目の追肥である。今シーズンは苗作りがうまくいき、極早生タマネギは去年の11月8日に140本、普通タマネギは11月26日に500本を定植した。そして一回目の追肥を12月25日にした。

タマネギの追肥
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タマネギの追肥と中打ち[中耕]。
浮き苗
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浮き苗。
 冬の間、霜柱ができて、浮く苗が出てくる。追肥をしながら、そのような苗をまた押し込んでやる。
 やっと畑に立ったのは午後。雪がぱらつき、地面は表面が凍みていた。いつも不思議に思うが、家の中にいるときの気分が野良に出ると雲散霧消してしまう。インターネットの記事には、冬季うつの効果的治療法として光療法があげてあった。うつの闇を光が払いのけてくれるというわけか。もしかしたら私はソーラー電気で動くエコ人間?(笑)(もっとも、記事には、脳内物質とか体内時計とかに言及して生理学的な説明がしてあった。)。

 …ということで、「てつ人の雑記帳」パワーも野良で充電されればいいのですが。
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