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2010/07/23
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村便り:2010年07月19日(月) (半白キュウリあるいは固定種について、ショウガの元寄せ)
投稿日:2010-07-23(金)

 今日は祝日「海の日」。休日なので一日野良仕事をするのが通例だが、今日は午前中だけ。昨日、やり残した作業を片づけた。

 作業のひとつは、プラグトレイへの種まき。キャベツ、キュウリ、ベトラーヴ(ビート)を蒔いた。キュウリの種まき限界は7月終わり。それ以降に蒔いても、気温の下がる時期になるので、収穫が期待できない。今年の最後のキュウリは四葉キュウリ。それに加えて自家採種の半白キュウリを蒔いた。

プラグトレイに種まき
(クリックで画像の拡大)
(なんてことない画像ですが)プラグトレイに種まき。
半白キュウリ
 半白キュウリは去年か一昨年から本来の形質とは違うキュウリが成りだしたので、去年夏、古い種を蒔いて、本来の形質を保っている(と思われる)種を採った。ところが種採り用に残した果実には種があまりなかった。そこで今夏、再度種取りを試みることにした。半白キュウリの種は、最初は、或る大手の種苗会社のものを購入した。当時、その会社は半白キュウリは固定種を販売していた。ところがここ数年のカタログにはF1種[一代交配種]しか載っていない。F1種は自己採種しても、次世代は、親と同じ形質のものとなるとは限らない。インターネット上で探せば、固定種の半白キュウリは手に入るとは思うが、自分で採種したい。自家採種を続けていくと《てつがく村半白キュウリ》なる品種ができあがるかもしれない(笑)

ベトラーヴ(ビート)の育苗
 ベトラーヴ[綴りは betterave で、仏語。 英語では、ビート beet。]を育苗するのははじめての試み。今までは直播きしてきた。アカザ科の野菜で、全体が赤紫色。茎の根元が肥大して、それをサラダとして食べる。色を除けば、ホウレンソウにそっくりである(ホウレンソウもアカザ科)。ホウレンソウは密に蒔くが、ベトラーヴは肥大した茎を食用にするので、3-4cm間隔に蒔き、最終的に株間、6、7cmに間引く。間引き菜はホウレンソウのように食べられるが、わが家では食用にしない。

 ホウレンソウ同様、ベトラーヴは発芽しにくい。ひとつは発芽抑制物質が種についており、また、種の殼が硬く吸水しにくいからである。そこで蒔く前に1昼夜、水に浸す。それでも発芽が遅れたり、発芽率が低かったりする。発芽が遅れると、草の方が先に伸びる。また発芽率が低いと、蒔く種の数がホウレンソウと違い少ないので、期待した株数が確保できない。そこで、移植栽培をしてみてはどうだろうか、と最近ふと考えた。収穫したものは赤紫の蕪[rave]ではあるが、アブラナ科の蕪と違い、肥大した根ではなく肥大した茎である。根菜類は移植栽培には向いていないが、茎の肥大なら問題ない。実際、玉葱も移植栽培する。ということで、移植栽培に挑戦してみた。


ショウガの追肥、元寄せ
(クリックで画像の拡大)
ショウガの追肥、元寄せ。
 左はヤーコン。
ショウガ
 また、ショウガの追肥と元寄せをした。ショウガの栽培は今回で二回目。最初は、百姓を始めたころ。だから、今回ははじめての栽培みたいなもの。

 種を冷床で芽出ししてから、植えつけた。どこかで不手際があったのだと思うが、定植してから芽を出したのは少数で、大部分の種は腐ってしまった。ともかく残ったのを育てて、来年、再度挑戦するつもりである。

 (ブログによると、ムーさんもショウガを作っているそうだが、何かアドバイスをいただけないだろうか…)

(2010-07-24(土)投稿)
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