村便り:2006-12-25(白菜の荒漬け)
投稿日:2006-12-28(木)
白菜は二日間干した(実質は丸一日)。母は白菜を二日ほど干してから荒漬けしていたが、私がやりだしてからは干さずに漬けていた。ところが、三年目の去年、1月終わりに漬けた白菜の味がよくなかった。旨みの抜けた青菜の塩漬け、といった味だった。何が原因か特定はできなかったが、干さなかったためではないか、と推測し、今年から漬ける前に干すことにした。
なぜ干すのか、私ははっきりした理由は分からない。沢庵漬にする大根の場合、干すと甘味が増す。白菜を干すのはわずかな期間だが、大根と同じように甘味が増すのかもしれない。あるいはまた、葉の表面や切り口が硬くなり、葉の中の旨みが抜けにくくなるのかもしれない。
昨日と今日は晴天だった。だから白菜はたっぷりと日差しを浴びたはずである。また、明日は雨の予報。すると、漬けるのは今日の午後しかない。早めに職場を退出し、16時すぎから作業を始めた。
白菜の数は19個。それを二つ割りにしているので、38片。重量にして48kg。個数、重量とも今まで最大である。荒漬けには50リットルの漬物桶を使っていたが、今年はそれに入りきらなかった。そこで40リットルの桶も使って、二つの桶に荒漬けした。
今までは荒漬けの重石を16kg×2個の32kgにしていた。ところが、今年は桶が二つになったので、重石が足りなくなった。経験からして、16kgの重石ひとつでは、水が上がりにくい。あるいは、上がらないかもしれない。ともかく漬け終えると暗くなったので、数年前まで使っていた自然石をさらに重ねるか、あるいは漬物石を買い足すか、明日までに考えて結論を出すことにして、帰宅した。
白菜漬の詳しい説明は、「白菜漬」(2003年1月5日の記事)を参照してください。はじめて白菜を漬けたときの体験談ですが、やり方や塩などの量は、干すことを除いては、今でも変わりません。