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2008/01/05
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村便り:2008-01-04(金) (雪見ドライブ)
投稿日:2008-01-05(土)

 恒例の雪見ドライブに行った。昨夜ガイドブックとインターネットで調べて、今回は島根県仁多郡奥出雲町(旧 仁多町?)亀嵩[カメダケ]にある亀嵩温泉を目指した。瀬戸内海沿岸にある自宅周辺では雪のかけらもなかったが、中国道を庄原I.C.で降り、一般道を走って中国山地の奥深くに入っていくと、さすがに雪が深くなった。

 広島県と島根県との県境には変わった橋がある。深い谷間をまたぐようにループ状の橋が広島県側から島根県側へと下っていくのである。名付けて「おろちループ」。おそらくは伝説の八岐大蛇からつけた名前だろう。

亀嵩温泉
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亀嵩温泉の施設「玉峰山荘」のレストランから見た風景。
ねじり鎌
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ねじり鎌。
 草取り用の鎌である。私はいつも小鎌を腰にさして農作業をする。ねじり鎌は、ホームセンターで買ったものをすでにもっている。刃が柄に対して同じ平面にないのが特徴で、草取りに使いやすい。ちょっとした草刈りにも使う。また、小振りなので腰にさしても邪魔にならない。普通のサイズだと作業をするさいに腕に引っかかったりする。
 最近の鎌は機械打ち(という表現があるかどうかしらないが)のため研いでもすぐ切れなくなる、と聞いたことがある。切れ味のいい(?!)本物の手打ち鎌が欲しかった。普通サイズの鎌も買いたかったが、今回はこれだけにした。
 温泉は、予想した通り、村おこし目的で建設したと思われる新しい温泉施設だった。その施設にあるレストランで遅い昼食。私は仁多牛を使ったすき焼き定食。米は、この地方でとれる仁多米が使ってあった。おいしい! とうたってはあったが、わが家の米の方が美味か(← 「手前味噌」 笑)。

 帰り際、施設内にある売店に入った。地域の特産品などが並べてあるなかで、ケースに入った刃物類が私の目を引いた。包丁と鎌である。この温泉を目的地に選んだときは、仁多牛も仁多米も知識になかになかったが、さらに、この地方が古代から製鉄で有名であることは知識にあったとはいえ、念頭にはまったくなかった。ケースに貼ってある説明を読むと、川島忠善という人の手打ち刃物とのこと。眺めているうちに欲しくなった。菜切り包丁とねじり鎌を購入した。ねじり鎌はむろん私が百姓に使うものである。

 帰り道、近くにある酒蔵に併設された道の駅に立ち寄った。ここで私を惹きつけたのは酒。この地方産の酒米で醸した酒を二本買った。純米酒と本醸造酒である。日本酒度が6(純米酒)と10(本醸造)の辛口(超辛口)。

 去年の雪見ドライブの収穫は秘湯だったが、今年の収穫は刃物と酒か。交通量の少ない山深い道を、沈みかける太陽を追いかけるようにして、家路についた。
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