01月15日 仕事始め; 今月の農作業:畑の《開墾》と庭木の管理; タマネギの追肥
01月15日(水)
投稿日:2020-01-15
仕事始め
今年の仕事始めは1月5日(日)だった。昨年末までに片づけておきたかった田の耕耘である。それに手をつけることなく正月を迎えたので、1月の早い時期にはやってしまいたいという気持ちが強く心にあった。とはいえさすがに正月三が日は野良にでるのは気が引ける。やっと5日にトラクターを田んぼにもっていった。
耕耘の目的は、稲こぎ[稲の脱穀]で出た切り藁を土と混ぜ合わせること。藁は、土に混ぜ合わされると腐熟が促進される。5月終わりの田植を考えると脱穀後できるだけ早く藁は鋤きこんだ方がいい。だから鋤きこみ時期の目安を「年内に、すなわち年が明けるまでに」としている。
(他家の田んぼはそうなっているが、私はじつはこれまで実行できたためしはない。弁解じみているが、脱穀したあと藁を田んぼ全体に藁を広げなければならないが、一人農家ではそれがなかなかできない。)
年が明けてからの作業で、また、田んぼ全部を終えることはできなかったが、大部分をやったので、まずは一安心。
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今月の農作業:畑の《開墾》と庭木の管理
今月の農作業は、畑と庭木の管理を中心にして進めて行くつもりである。
畑はルーティンの作業もあるが、屋敷周りに三枚ある畑(利用可能な面積はあわせて7畝=700㎡ほどか)を《開墾》することである。畑は、屋敷を中心に、「前の畑」、「横の畑」、「裏の畑」と名づけているが、長年管理が行き届かず、さらに、定年退職してからここ数年は《原野》化しつつある。去年はほとんど横の畑しか利用できなかった。だから、とくに前の畑と裏の畑を《開墾》して、春から畑として利用可能な状態に戻そうと考えている。寒の時期に荒起ししておくと、土が寒気にさらされ春までにこなれて扱いやすくなる。
庭木の管理については、屋敷に庭と呼べるようなものがあるわけではなく、ただ畑の隅っこに木が立っているだけである。しかしそれらも長年の放置のせいで《森》化している。だから枝払いしたり、場合によっては伐採して、風通しと日照をよくするつもりである。
私は《森》が好きだ。木があれば鳥がやってくる。他の生き物も棲息する。ドングリの木(コナラか?)が大きくなるとかぶと虫がその周辺に卵を産むようになった。松の木の下にはキノコが生えるようになった。(ただし食用になるかどうかわからないし、毒キノコの可能性もあるので、採取はしない。)でも、そのドングリの木や松は伐採も考えている。
ただ1月はあと半分しか残っていないので、計画は部分的にしか実行できないだろう。
タマネギの追肥
1月12日と14日は、畑のルーティンであるタマネギの追肥をした。去年の6月に収穫したタマネギは、一部は3月まで保存できる品種だが、芽が出るのが早い。原因ははっきりしないが、肥料のやりすぎだったのかもしれない。12月の終わりに1回目の追肥をして、1月から3月始めにかけてさらに2回追肥した。そこで今シーズン(タマネギは、晩生タマネギを例にとれば、9月下旬に種蒔きして翌年6月初旬に収穫する。)は施肥量を減らそうと思っている。1月と2月にそれぞれ1回、合わせて2回にする予定。また止め肥(最後の施肥、つまり2回目の施肥)は早めに施す。しかも肥料は切れのいい化学肥料にする。
タマネギ畝はそろそろ雑草が生え始めている。そこでまず鍬で除草してから、追肥した。鍬は今までは三つ鍬を使い、条間[作物が植わっている条と条の間]を掻くように耕していたが、最近になって、平鍬を使っている。草が双葉程度であれば、平鍬による除草が効果的である。平鍬を土の表面を削る程度に動かせば、平鍬の幅いっぱいに除草できる。三つ鍬であれば、鍬の歯の間に隙間があるので、その部分は草を逃してしまう。
(クリックで画像の拡大) 平鍬で除草。 |
(クリックで画像の拡大) 三つ鍬。三つ鍬は4本もっているが、この三つ鍬は鍬の部分が他のものより小さい。子どもが小さいときに買ってやったものだが、今は柄を長いのに付け替えて、中打ち専用に使っている。 |
今年は記事を続けたい。「おもいっきり、ふっきり、ひとり暮らし」(今年の年賀状)の晴耕雨読生活をライブ配信するような村便りにしたい。そのため、短めの記事にするようにつとめよう。長いと、書くのに時間がかかり結局、続かなくなるから。(と書きながら、長い文章になってしまったが。)