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晩秋の田圃 (2002年11月24日13時) |
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実りの秋 (2002年10月12日10時) □9月に入ると村では稲刈りが始まる。田植え日や品種によってそれぞれの田圃は稲刈りの時が異なる。我が家では、6月1日にヒノヒカリ(中手種)を植えたので、稲刈りは10月半ばである。写真でハゼ[稲架]掛けしてある稲は、モチである。モチはウルチのヒノヒカリより登熟が早い。しかも量が少なく籾乾燥機では乾燥できないので、それだけ別に、1条刈りのコンバインで稲刈りをして自然乾燥する。そのまわりに立っているのがヒノヒカリである。
□稲刈りの2週間前くらいに田の水を落とす。去年は9月終わりに水を落としたが、今年は1週間ほど遅い10月5日と6日になった。今年も予定では9月終わりだったが、「コラム」にも書いたように子どもとキャンプに行ったので、遅れてしまった。
□一番手前、白っぽい花が咲いているのが、結実の始まったソバである。11月に入ってから収穫する。そのすぐ後ろは子芋[サトイモ]。夏の乾燥のせいで、葉っぱが小さい。しかし芋はまずまずの出来である。 □3月半ばに始まった農耕の季節が稲刈りで大きな区切りを迎えようとしている。 |
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畔の彼岸花 (2002年9月1日9時)
□秋の彼岸は、9月23日の秋分の日を中日とする一週間(9月20日から26日)である。このころ田圃の畔では、曼珠沙華が大地からすっと伸びた茎の先に炎のような赤い花をつける。花は数日にしてしぼみ始め、地面に崩れた茎のあとから、今度は濃い緑の細長い葉が、地中からから湧き出るようにいくつも出てくる。 □名前は彼岸花であるが、早いものは9月に入れば咲く。写真の花は、8月下旬、畔の草刈りをしていて蕾の出ているのに気づいた。この畔は5月に、写真で開花している株の一部を掘り上げて球根を植えたところである。ところが彼岸近くになっても、植えた35箇所のうち1箇所しか花が咲いていない。昨日の夕刊(9月21日付「中国新聞」)によれば、広島地方では今年は開花が遅いそうである。理由として「夏場に雨が少なく根が十分に伸びていない上、気温がなかなか下がらないためではないか」という市立植物公園の談話を載せていた。たしかに今夏は雨が少なかった。しかし、ひどい旱魃でないかぎり、畔は田の水で湿っている。すると花の咲かないのは気温のせいか。もしかすると1年目は花を咲かせないのが普通なのかもしれない。せめて葉だけは繁らせてほしいものである。 |
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村に入る峠道から望む灰ヶ峰 (2002年6月22日10時)
□村に入る道は5ルートある。私が村を出入りするときよく使う道は、そのうち一番交通量の少ない、曲がりくねった山道である。本庄水源地(明治22年、呉に海軍鎮守府が開庁され、その水瓶として大正7年に作られた貯水池)側から峠を越えて村に入ると、目の前に灰ヶ峰が見える。以前から、この山道からみた灰ヶ峰を入り口の写真として掲載したいと思っていたが、ドラマになりそうな瞬間を画像にすることができないでいた。この日は空気が澄んでいて、ともかく鮮明な写真がとれた。ただそれだけであるが、「てんとう虫」の写真も1カ月ほど掲げてきたので、季節の歩みに追いつくため、この写真に入れ換えた。 |
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てんとう虫のなる木 (2002年5月26日)
□畑のところどころに、薹が立ったアブラナ科の野菜が残っている。そんな野菜はよくアブラムシの餌食となっている。花が終わり実がつき始めた野菜は背も高くなるので、刈り払っていたが、アブラムシの餌にするため残したものもあった。餌を残しておいてやるから、他の野菜にはつかないでくれよ、という思いを込めてである。 |
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早春の灰ヶ峰を望む (2002年3月30日9時30分)
□村の中に、建物や樹木に邪魔されず灰ヶ峰jを望むことのできる場所があるのに、今まで気づかなかった。講の集まりで苗代の自治会館に行ったとき、ふと灰ヶ峰に目を向けると、春の田圃が広がる向こうに灰ヶ峰がほぼ全貌をあらわしていた。それから1週間して、この写真を撮った。 |
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春を待つ田圃 (2002年2月10日午後)
□田圃は、刈り取りが終わってから、春までに2、3回は耕起する。すると、鋤き入れられた切り株や藁の腐熟が進む。さらに肥料を入れる人もある。 |
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灰ヶ峰から眺める日の出 (2001年12月29日7時17分)
□灰ヶ峰は、村を取り囲む山の中の最高峰であり、村の南側にそびえる。呉市街の北壁でもある。市街から見上げると、急峻で男性的な山容であるが、村から見ると、なだらかで女性的である。しかも、落葉樹が多く、春のこぶしの花に始まって秋の紅葉まで、季節ごとに色彩を変える。 |