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ひろば(BBS)

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2005-10-14 ☆ ウルチの稲刈り・脱穀終了

《ウルチの稲刈りは今度の日曜日に予定していた。ところが、稲刈りを頼んでいた人が、予定より三日早く刈る、と電話をかけてきた。ウンカと天気が心配だ、と言うのである。》
- ウンカ- イネミズゾウムシ


一昨日の夜、ウルチの稲刈りを頼んでいる人(「Kさん」と呼ぼう)から電話がかかった。明日、稲刈りする、というものだった。

稲刈りは今度の日曜日(10月16日)にすることで合意していた。しかし、Kさんが説明するには、今日田圃に様子を見に行ってみると、ウンカがついており、また、天気の具合も心配なので、明日稲刈りするつもりですそ刈り[コンバインが動きやすいように、田圃の隅などの稲を刈ること]は済ませた、ということだった。その人の言う「明日」、すなわち昨日は授業がある日なので休暇はとれない。私が、手伝いはできないが、と言うと、Kさんは、かまわない、一人でできる、と答えた。


ウンカ
今年はウンカが多い。そのため、Kさんは9月の終わりにも、はやく稲刈りをしよう、と電話してきたことがある。ウンカがつくと数日のうちに、稲が枯れてしまうことがあるらしい。近所の長老に聞いたところでは、近年(といっても私はまだ百姓を始めていなかった時だが)ウンカのせいで収量が半分になったことがあった。それほどに秋ウンカの被害は甚大なようである。

我が家の稲刈りは遅い方である。すると、稲刈りの済んだ田圃からウンカが移動してくる、とKさんは心配したのである。だから、ウンカの集中攻撃を避けるためにも、多少未熟でもはやめに稲刈りを済ませよう、と提案したのである。

そのときは、稲は刈り取るにはいかにも青かったので、もう少し待ってほしい、と答えた。


しかし、今回は、予定の3日前であったので、稲刈りをしてもらうことにした。

昨夜、稲刈りが終わった旨の電話があった。籾を入れた袋からすると、収量は私の予想を超えていた。えっ、そがいにあった?と聞き返すと、まあウンカがよけいおったけん、[ウンカの食害によって崩れた茎が粉砕した]藁屑が入っちょることもあるがの、との返事だった。(ただし、稲刈り前に田圃を見た限りでは、ウンカの被害でいわゆる「坪枯れ」[一坪くらいの狭い範囲が被害で枯れること]になったところはなかった。)


イネミズゾウムシ
私は農薬をほとんど使わない。使うのは田植え後10日ほどして施す除草剤だけである。田植え直前に育苗箱に施す殺虫剤があり、ほとんどの人は使っている(と思う)が、私はそれも使わない。その殺虫剤はイネミズゾウムシなどを対象にしている。しかし、イネミズゾウムシは6月に入ると少なくなる(ただし福岡市の場合)、と読んだことがあるので、6月始めに田植えをするわが家では使わないことにした。使わなくなって今年で三年目だが、イネミズゾウムシはいるにはいるが、それで稲に被害が出たことはない。

ウンカ騒ぎを経験したのは今年が初めてである。これを機会にウンカについても勉強して、対策を練ろうと思う。


今日は雨。天気ではKさんの心配はぴったりと的中した。予定より三日早く稲刈りをしてもらったのは、その意味で(も)さいわいだった。

モチはまだ稲架に掛かったままであるが、ウルチが無事収穫できたので、大いに安堵している。
 
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