村便り:2017-01-06(金)/07(土) (今年の初仕事)
投稿日:2017-01-09(月)
(今年から「村便り」は農耕日誌に特化します。)タマネギとエシャロットの追肥、エンドウ畝の中打ち(中耕)をした。(クリックで画像の拡大)...
(今年から「村便り」は農耕日誌に特化します。)
タマネギ
エシャロット
エンドウ
タマネギとエシャロットの追肥、エンドウ畝の中打ち(中耕)をした。
(クリックで画像の拡大) タマネギの施肥、中打ち。 肥料をまいたあとで中打ちをする。この順番で作業をするのは、肥料を土に混和するため。土と混ぜた方が、肥料は効きやすい。 |
タマネギは定植してから初めての追肥である。私は一回目の追肥は通常12月に行うが、今年は1月始めにした。遅らせたのは、種袋に「追肥は1月中旬から2~3回に分けて与え、止め肥の時期は3月上旬ごろです」と書いてあるのに従ったから。私の考えでは、一回目の追肥は厳寒期に寒さに耐えるための栄養分なので、寒に入る頃までには施したい。だから種袋に従いながらも1月上旬にした。
肥料としては、久しく発酵鶏糞を使っていたが、今年は、効きの速さと切れの良さとを求めて、化学肥料にした。(発酵鶏糞も効きは速い。)
タマネギは、最近は、穴を開けた黒マルチで栽培する人が多くなった。黒マルチ栽培は、雑草を抑制でき、また、地温が高くなるので生育が早まり、寒さ負けがない。しかし、私はマルチはしない。理由は、簡単に言えば、自然農法を試みもした私の農耕スタイルに合わないから。
ところが、裸の畝では、タマネギの葉先は枯れ、生育も滞ったように遅い。また、霜柱のせいで苗が根ごと浮いて枯死してしまうこともある。
最初の問題に関しては、葉先が少々枯れても、株の中央で伸び始めている一番若い葉が元気であれば、問題はない。寒さに耐えながらしっかりと生きている証拠だからである。春になれば一気に生育をはじめる。
二番目の問題に関しては、中打ちすることで防げるのではないか、と考えている。すなわち、「中打ちをすると、草が生えにくくなるうえに、土に隙間ができて地表近くに水がたまりにくくなる。その結果、霜柱ができにくくなる。」このように、考えている。サラリーマン時代は時間がなかったので、中打ちまでなかなか手が回らなかった。しかし、今年はすでに中打ちを2、3回やっている。今年は、冬になっても今までは比較的暖かかったせいもあるのかもしれないが、霜柱による被害はまだ認められない。だから、これからの厳冬期で、私の考えが試されることになる。
(クリックで画像の拡大) エシャロット。 施肥・中打ちのまえにまず除草。 植えつける球根は、一カ所に一個だが、それが数個に分球する。除草しながら観察するとすでに分球していた。これからも分球するのか、これで終わりなのか、分からない。ただ、多くの分球は2個だから、これで終わってほしくない。 |
エシャロットも追肥した。エシャロットは施肥しない畝(ただし前作の残肥があるかもしれない)に植えた。ワケギ同様、幼根は肥あたりしやすいからである。しかし、発芽してからは早めに追肥を施した方がいい。しかし、年末までにはできなかった。年明けの初仕事でやっと追肥することができた。
肥料は、タマネギ同様、化学肥料。エシャロットは有機肥料に弱い、と言われている。幼根がそうなのかもしれないが、大事をとって、化学肥料にした。
エンドウ
エンドウの中打ち。目的は除草。エンドウは11月8日に種蒔きした。種蒔きの前日に耕耘機で耕耘して畝立てした。それから2ヶ月。草が生え始めた。大きくならないうちに、中打ちして除草しておきたい。むろん中打ちしたところで完全に除草できるわけではないが、草が減る。必要とあれば、春になって大きくなり始めたときに、手で抜き取ればいい。草によっては今のうちから抜き取った方がいいものもある。春になると背が高くなるからである。(名前は分からないが、草姿からしてたぶんイネ科の植物である。)