てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2016-06-19(日) (クワイ)
投稿日:2016-06-19(日)
今年はじめてクワイの栽培に挑戦している。クワイは父が栽培していたことがある。そして冬の寒いときに掘りに行った思い出がある。農耕を始...

今年はじめてクワイの栽培に挑戦している。

クワイは父が栽培していたことがある。そして冬の寒いときに掘りに行った思い出がある。農耕を始めてから時折そんなことを思い出し、クワイ栽培を考えたことはあったが、サラリーマンをしながら農耕をしていた時代には時間的にも精神的にもその余裕はなかった。

今年の正月に姪が差し入れてくれたお節料理にクワイがあり、作ってみようか、とまた思うようになった。姪も父が(彼女にとっては、お祖父さんが)クワイを作っていたことを記憶していた。それを聞いて、やる気をかためた。

クワイの種
(クリックで画像の拡大)
クワイの種。
 ポットに植える前。萎びて表面に皺がよっている。
 
クワイ田の代掻き
(クリックで画像の拡大)
クワイ田は狭いので、人力で代掻き。
 左側、樋が入れてある水路が「横手」。ポットに入れたクワイは、その横手ではなく、滞水しがちな横手に入れた。
 
クワイの定植
(クリックで画像の拡大)
クワイを定植した田んぼ。
 前の画像の田んぼとは少し形状が違う。株間を考慮して、作り直した。
 株間は60㎝。この数字には理由があるが、いまは説明を省く。いずれまたクワイについて記事を書くとき、この数字について触れることがあろう。
種は大手の種苗会社の通信販売で入手した。値段は意外と高く、10個で2100円であった。4月始めに発送されてきたが、田植えの準備に合わせて、休耕田の片隅にクワイ田を作るつもりであったので、それまでは屋内で保存しておくことにした。ところが、届いたときは充実した種であったのが、次第に萎びてきた。里芋の種は植えつけるときまで充実している。萎びた種は腐ってしまう。私は、里芋の種の経験から、不安になった。高価な種を、植える前に腐らせてしまう! とうとう4月終わりに種苗会社に電話し、どうすべきか尋ねた。応対した会社の人は、そのままで大丈夫です、と答えた。さらに、植えつけが遅くなり、心配なようだったら、ポットに植えて、腰水が無理なようだったら、乾かさないように水やりして植えつけまで育てればいい、と説明した。

そこで5月始めに、ポットに植えつけてから、田んぼの横手[田んぼ内部の水路]の中にいれ、常時全体が水に浸かっているようにして、育て始めた。

しばらくすると発芽した。種をとりだしてみると、植える前には萎びていたのに、充実した状態に戻っていた。しおれた野菜の苗は水やりするとまた元気を取り戻すが、それに似ている。つまり、クワイの場合、種芋は萎びても(指で押して、中がしっかりしていれば)、発芽には問題がない、ということだろうか。

それから1ヶ月たち、田植えが済みクワイ田を作り、6月5日に定植。今年の年末には無事、クワイが収穫できるだろうか?

コメント
--------------------
てつ人 ( 2016/06/25 11:57 PM )
 
どおりで種が高いわけですね。メのたまがとびデるからメデタイ…なるほど。
栽培のモチベーションが高まりました。しっかり世話をしてやります。
--------------------
ベジタリアン縄文人 ( 2016/06/25 03:58 PM )
 
芽が出てるから「めでたい」クワイ、国産品は目の玉が飛び出るほど高価ですから、お節用に立派なのが収穫できるといいですね。クワイチップスもおいしいです。
--------------------

コメントを書く



     
Powered by
Serene Bach 2.19R