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2005-8-23  キュウリとノリ菜(オカノリ)の定植

《キュウリとオカノリを植え穴に元肥を施して(穴施肥して)定植した。キュウリは四葉キュウリ、ノリ菜(オカノリ)は葉の切れ込みと湾曲に特徴のある品種である。》
- ポット育苗したキュウリとノリ菜を自然畝に定植する- 穴施肥- 今年最後のキュウリは四葉キュウリ- のり菜


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 上の写真は、スコップで穴を掘っている様子。スコップで掘ったあと、シャベルで仕上げる。夏中、草が繁っていた畝なので、直前に刈った草が倒してある。
 下の写真は、右の穴は、発酵鶏糞と牡蠣殻石灰が入れてあり、左の穴は、肥料を土と混ぜ合わせた上に、キュウリの苗が置いてある。
 牡蠣殻石灰とは、牡蠣殻を細かく粉砕したもの。牡蠣殻以外は何も入っていない。JAでは「サンライム」という商品名で販売している。
ポット育苗したキュウリとノリ菜を自然畝に定植する
七月終わりと八月始めにポット育苗(この件について遠からぬうちに記事を書く予定)を始めた苗の定植開始。まずは八月一日に蒔いた四葉[スーヨー]キュウリと、七月三十日に蒔いたノリ菜を定植した。

現在ポット育苗をしているのは他にも、キャベツ、芽キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーがあるが、キュウリとノリ菜を含めて、いずれも自然畝に定植をする予定である。


穴施肥
キュウリとノリ菜は、施肥を穴施肥で対応した。

穴施肥は、キュウリの場合で言えば、縦横25cm、深さ15cmの穴を掘り、その穴に肥料を施す。まず穴を掘り、その穴に水を注ぐ。水が土に滲みこんだあと、カップ(200cc)1杯半の発酵鶏糞(250g程度か)とシャベル一杯の牡蠣殻石灰を穴に入れて、掘り起こした土の一部とよく混ぜ合わせる。その上に薄く土を被せて(間土)、その穴に苗を定植する。定植後、苗の周りに灌水する。

ところで、定植に使う水は、私は普通、肥担桶[こえたご]に入れて運ぶ。担桶は昔は木製だったが、今はプラスチック製である。一杯に水を入れると20リットルになる。その担桶に15リットルほど入れ、担ぎ棒の両端に紐でぶら下げて、肩に担いで二桶を一度に運ぶ。水をこぼさずに運ぶにはコツがいるが、コツの説明は今は省く。

さて、植え付けの概念図を示せば、下のようになる。

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□□┃=======┃間土
□□┃−−−−−−−┃肥料を混ぜた土
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穴の大きさや肥料の量は作物によって加減する。キュウリの場合、根は浅いところに張るので穴の深さは15cmとしたが、キャベツだと20cm-30cmの深さがいいと思われる。


今年最後のキュウリは四葉キュウリ
キュウリは今年最後の植え付けである。村の気候では、最後のキュウリは七月終わりまでに種蒔きをしないと、次第に下がる気温のために、実をつけるまでに成長しない。今年は八月一日に蒔いたので、きわどいところである。

最後のキュウリはいつもは、寒さに比較的強い地這いキュウリを植えるが、今回は四葉キュウリにした。四葉キュウリは普通、市場には出回らないが、食味はいい。長さは40cmほどになり、表面にはイボイボがある。触ると痛いくらいである。



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定植したノリ菜。
のり菜
ノリ菜(普通「オカノリ」と呼ばれるアオイ科の植物)は、去年、信州の方にいただいた種を蒔いた。

オカノリは以前、種を購入して栽培したことがあるが、さほど美味しくなかったので、栽培は続けなかった。ところが、去年、或る写真付きBBSで、葉の切れ込みが深く、縁が波打つように湾曲しているオカノリ(そのBBSでは「ノリ菜」と呼ばれていた)を見た。私が作っていたオカノリは切れ込みが浅く、縁は湾曲していなかった。さらに、写真のノリ菜は緑色も濃かったので、いかにも美味しそうに見えた。そんな感想を書き込むと、写真を掲載した人が実物を送ってきた。種が欲しいと希望すると、やがて種も送られてきた。

春から蒔こうと思いながらも、結局、蒔いたのは七月の終わりだった。発芽率はよかった。感覚的には七割程度だったろうか。
 
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