てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

SkiAgain:2010-03-06(土) (腰パンでスキー?)
投稿日:2010-03-10(水)
 暖冬のせいで、日帰りできるスキー場で開いているところは3カ所になりました。そのいずれでも、滑降可能なコースは1、2本。ですから、今シ...

 暖冬のせいで、日帰りできるスキー場で開いているところは3カ所になりました。そのいずれでも、滑降可能なコースは1、2本。ですから、今シーズンの SkiAgain は終わりかも、と私は思っていましたが、子どもは、学年末試験が昨日おわり、1週間あまり身体を動かさなかった鬱憤をはらすためか、スキー場に行きたがりました。そこで今シーズン、すでに1回行った MizuhoHighland に出かけることにしました。今シーズンの SkiAgain はこれで8回目になります。

 天気予報では午前中は雨。実際、朝、外をみると雨。山でも間違いなく雨、と思われました。そこで出発を遅らせて、リフトの午後券の有効時間(11時から16時30分まで)だけ滑ることにしました。


(クリックで画像の拡大)
 コース最上端。
 コースの上部は一日中ガスに包まれていた。
 予想通り、コースはかなりひどい状態。コースの上半分(1000mの初級コース)はコース幅が狭まり、雪も薄い。一日中、重機が一台動き、コースが狭まったところに、閉鎖したコースから雪を運んできては整備していました。下半分(2600mの初級・中級コース)は、人工造雪機が設置されており、細かい砕氷を敷きつめてコースが確保されていました。

 このスキー場は比較的スノーボーダーが多のですが、今日は8割方がスノーボーダーのように見えました。子どももスノーボード。接地面がひろく、また遊びの要素が大きいスノーボードであって、なんとか遊べる雪質、コース長、コースのレヴェルなのでしょうか。スキーヤーは敬遠したように思えました。



(クリックで画像の拡大)
コースの下半分を滑るスノーホーダーたち。
 このコースは谷筋をくだり、人工造雪機が設置されている。コースに見える雪の小山が造雪機から吐き出された砕氷。
 スノーボーダーは若い人なのですが、スキーヤーに比べてだぶついた服装をしており、腰パンも普通に見られます。スキーを再開した当初は、彼らは街での服装をそのままスキー場に持ち込んでいるのか、と思っていたのですが、どうもこれがスノーボーダーの、着こなし流儀のようです。この前の冬オリンピックで、或るスノーボーダーが服装問題で世間の非難を浴びましたが、彼らにとって、腰パンは、そのスポーツ固有の《文化》なのかもしれません。N国選手団の制服を自分のスポーツの流儀で着こなしただけなのかもしれません。オリンピックではスノーボーダーは皆(?)腰パンで競技していましたから。

 スキーヤーが腰パンで滑るなんて考えられないよね、と子どもに言うと、じゃ、腰パンでスキーをやってみようか、と子どもがやり返してきました。子どもは、私の判断からすると、スノーボードよりスキーの方がレヴェルが上ですが(両者は比較できるのかな…)、スノーボードにも強い思い入れがあるようです。スノーボードをやってみようとは思わない私は、その点に関して、子どもとのギャップがあります。そして私のように硬直してしまった感性をもった《おとな》で、お国のため、という意識をもった人たちが、国を代表する選手があんな服装をしてけしからん、と騒いだのかもしれません。

 ともあれ、私も、スノーボーダーたちにまじりながら、滑走する場所を選びながら(土が混じったり、小石が転がっているようなところがありましたから)、存分にスキーを走らせて楽しみました。(一日が終わり、板の裏を確認すると、かなり汚れていました。さいわい、深い傷は入っていませんでしたが。)
コメント
--------------------

コメントを書く



     
Powered by
Serene Bach 2.19R