SkiAgain:2009-03-14(土) (今シーズン最後の滑降)
投稿日:2009-03-17(火)
営業時間終了18時を前にて、17時半に最後の滑降を始めました。朝から降り続いていた雪はもうやんでいました。ゲレンデは17時ころからライト...
営業時間終了18時を前にて、17時半に最後の滑降を始めました。朝から降り続いていた雪はもうやんでいました。ゲレンデは17時ころからライトアップされ、磨かれたようなピストは所々でその光を反射していました。今シーズン最後だと思えば、やはり名残惜しいものです。夕暮れを切るスピード感と、スキー板から伝わってくる雪の感覚から滑降を味わいながら、センター・ハウス前の斜面をロング・ターンで滑りきると、11回にわたった今シーズンの雪遊びはとうとうピリオドが打たれました。
最後のスキーは、子どもの期末試験が終わってから最初の土曜日である3月14日に決めていました。暖冬の今シーズン、この地方でスキーができるのは人工造雪機を備えているゲレンデにほぼ限られていました。結局、今シーズン最初に行った Utopia S. スキー場を選択しました。ここのところ春のような陽気が続いています。昨日の金曜日は小雨が一日中降り、山でも雨でした。今日は明け方から雪に変わるものの、午前中で雪はおわり、という予報でした。
朝は雨のなかを出発しました。今シーズン最初のスキーは終日雨でした。最後のスキーも雨になるかもしれない、と心配しました。高速道を走るにつれて、周囲の高い山が白くなり、ついには雨が雪に変わりました。むろんスキー場は雪。それどころか、夕方まで雪は降り続きました。風が強く、気温も下がって、まるで冬に逆戻りしたかのようでした。ピストには新雪がつもりました。今年からスノーボードに挑戦しだした子どもですが、今シーズンの雪遊び納はスキー。二人で思わぬゲレンデ・コンディションに喜びながら、滑りを楽しみました。
人工雪で整備してあるのはゲレンデの一部です。滑降できるコースのうち、一番高いところからおりるコースが上・中級者向け。そのうち上級者向けなのは、斜度の大きいごく短い区間だけでしょうか。ですから、《低級》スキーヤーである私は、チャレンジングなスキーというよりは、今シーズンで身につけた滑降をおさらいする、というスキーになりました。
今シーズンはじめには、真新しいスキー道具をもってこのスキー場に来ました。その時の自分の滑りがどんなものであったか、ほとんど記憶にありません。ただぎこちなく滑っていただろうことは想像がつきます。中級者向けゲレンデで、上から滑ってきたスキーヤーに追突され、スキー板が外れたことを思い出すからです。基本は、上から滑ってきた方が避けるのですが、おそらくはぎこちない私の動きがうまく読めなかったこともあり、ぶつかったのでしょう。それから9回のスキー遊びを経て、またこのスキー場に戻ってきました。比較こそできませんが、感覚的には、やはり進歩した、と思います。子どもが私の滑りにあとからついてきて「速くなったね」と感想をもらしました。そして「最初は、ボーゲンしかできないへっぴり腰の親子だったのに」とスキーを始めた(再開した)3年前の冬を思い出して、笑いました。いや、たしかにそうだったと、と私もつられ笑い。
私のような《お年寄り》がそこそこに進歩ができるのは、ひとつには道具の進歩があるのでしょう。カービング・スキー板はよく曲がります。(ただし直進安定性にはかけるようですが。)すぐにパラレル・ターンができるようになります。そのうちカービング・ターン(もどき)もできるようになります。昔の長いスキー板では(私のおぼろげな記憶によれば)パラレル・ターンができるようになるまでが大変でしたし、カービング・ターンにいたってはエキスパートのテクニック(らしかったです)。
今シーズンはよく転倒をしました。そのとき頭をよく打ちもしました。技術が未熟なのに暴走したせいでしょうか。スキーヤーにはヘルメットをかぶっている人をよく見かけます。転倒したとき頭を打たない転び方を身につけるのも必要でしょうが、スピードに乗っているとなかなか思い通りにいきません。そのようなときのためのヘルメットでしょう。ヘルメットをかぶっているのは、小さな子どもか上級者と思える大人でした。私はそのいずれでもありませんし、また、上達するにつれて転倒もたしかに少なくなってきたのですが、まさかの時のためにヘルメットが欲しい、と思っています。頭を打ったため、命に別状はないにせよ、精神の老境(笑、でも現実)が促進されるようなことになっては困りますから。来シーズンはもしかしたらヘルメット・デヴューになるかもしれません。
最後のスキーは、子どもの期末試験が終わってから最初の土曜日である3月14日に決めていました。暖冬の今シーズン、この地方でスキーができるのは人工造雪機を備えているゲレンデにほぼ限られていました。結局、今シーズン最初に行った Utopia S. スキー場を選択しました。ここのところ春のような陽気が続いています。昨日の金曜日は小雨が一日中降り、山でも雨でした。今日は明け方から雪に変わるものの、午前中で雪はおわり、という予報でした。
(クリックで画像の拡大) 今日オープンしているコースの最上端からみたゲレンデ風景。 コース左側に人工造雪機か見える。向こうの山腹に見えるコースは雪不足のため閉鎖。 |
人工雪で整備してあるのはゲレンデの一部です。滑降できるコースのうち、一番高いところからおりるコースが上・中級者向け。そのうち上級者向けなのは、斜度の大きいごく短い区間だけでしょうか。ですから、《低級》スキーヤーである私は、チャレンジングなスキーというよりは、今シーズンで身につけた滑降をおさらいする、というスキーになりました。
今シーズンはじめには、真新しいスキー道具をもってこのスキー場に来ました。その時の自分の滑りがどんなものであったか、ほとんど記憶にありません。ただぎこちなく滑っていただろうことは想像がつきます。中級者向けゲレンデで、上から滑ってきたスキーヤーに追突され、スキー板が外れたことを思い出すからです。基本は、上から滑ってきた方が避けるのですが、おそらくはぎこちない私の動きがうまく読めなかったこともあり、ぶつかったのでしょう。それから9回のスキー遊びを経て、またこのスキー場に戻ってきました。比較こそできませんが、感覚的には、やはり進歩した、と思います。子どもが私の滑りにあとからついてきて「速くなったね」と感想をもらしました。そして「最初は、ボーゲンしかできないへっぴり腰の親子だったのに」とスキーを始めた(再開した)3年前の冬を思い出して、笑いました。いや、たしかにそうだったと、と私もつられ笑い。
私のような《お年寄り》がそこそこに進歩ができるのは、ひとつには道具の進歩があるのでしょう。カービング・スキー板はよく曲がります。(ただし直進安定性にはかけるようですが。)すぐにパラレル・ターンができるようになります。そのうちカービング・ターン(もどき)もできるようになります。昔の長いスキー板では(私のおぼろげな記憶によれば)パラレル・ターンができるようになるまでが大変でしたし、カービング・ターンにいたってはエキスパートのテクニック(らしかったです)。
今シーズンはよく転倒をしました。そのとき頭をよく打ちもしました。技術が未熟なのに暴走したせいでしょうか。スキーヤーにはヘルメットをかぶっている人をよく見かけます。転倒したとき頭を打たない転び方を身につけるのも必要でしょうが、スピードに乗っているとなかなか思い通りにいきません。そのようなときのためのヘルメットでしょう。ヘルメットをかぶっているのは、小さな子どもか上級者と思える大人でした。私はそのいずれでもありませんし、また、上達するにつれて転倒もたしかに少なくなってきたのですが、まさかの時のためにヘルメットが欲しい、と思っています。頭を打ったため、命に別状はないにせよ、精神の老境(笑、でも現実)が促進されるようなことになっては困りますから。来シーズンはもしかしたらヘルメット・デヴューになるかもしれません。