てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

SkiAgain:2009-02-28(土) (ゲレンデでソフトクリーム)
投稿日:2009-03-03(火)
 高速道を出てスキー場に向かう道に入ると、明るい陽光を感じました。回りの山にはもう雪は見えません。落葉樹はまだ裸のままですが、枝振...

 高速道を出てスキー場に向かう道に入ると、明るい陽光を感じました。回りの山にはもう雪は見えません。落葉樹はまだ裸のままですが、枝振りにはふくらみかけたような色合いがあります。今日の遊び場は、12月27日にも遊んだ県境にある隣県の M.Hiland スキー場。その頃の暗く寒い風景を思い出すと、季節が冬をくぐり抜けて春に浮上しようとしているのがはっきりと感じられました。

 今は雪が少ないため、日帰りが可能なところで雪遊びのできるゲレンデは限られおり、ほとんどが人工造雪機があり、標高も高いゲレンデです。M.Hiland もそのような条件と立地にあります。それでも、ゲレンデの二区域のうち、急斜面が多く、人工造雪機のない区域は閉鎖されていました。

明るいゲレンデ
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明るいゲレンデ。
 この画像は、12月27日の記事に載せた画像と同じ角度から撮影したもの。大気の明るさが変化している。
 前回やってきたときよりは人出が多いようです。リフトを待つ人の列が前回に比べて密で長くなっていましたから。スキーヤーやスノーボーダーには、行く冬を惜しむような風情がありました。私たち(そう、今日も《子連れ狼》なのです)がそうなので、人の姿にも同じ気持ちが見えたのかもしれません。

 ゲレンデ頂上では2009-2010のニューモデル・スキーの展示試乗会が催されていました。ニューモデルは秋になってから発表されるのかと思っていましたが、前シーズンの終わりに発表されるんですね。すると旧モデルが出回り始めるのは、そのシーズンの最後なんでしょうね。昨年の12月初めに旧モデルのスキー道具を求めにショップに行ったとき「もう遅いですよ」と店主から言われたのを思い出しました。試乗する人はゼッケンをつけていますから分かります。概してスピードに乗って上手に滑り降りていきます。その様子にもやはりシーズンの終わりを感じました。ニューモデルの試乗会はスキー場での、春先の風物詩なのでしょうか。

 気温は上がり、しかし服装は真冬とほとんど同じ。昼食を終えてしばらく滑っていると子どもが、喉が渇いたので何か飲みたい、と言い出しました。リフト乗り場の近くと山頂にはレストランがあります。リフト乗り場の近く、ゲレンデの一番下から上がってくるゴンドラの終点にもなっているところにあるレストランで喉を潤すことにしました。子どもはジュース、私はソフトクリームを選び、テラスに座りました。日の光にあふれた外気でソフトクリームをなめていると、季節錯誤に陥りそうな気さえしました。シーズンを通して何度もスキー場に通ったのは生まれてはじめての経験です。ゲレンデにも夏のビーチに似た風景があるのは驚きでした。

営業終了前のゲレンデ
(クリックで画像の拡大)
営業終了前のゲレンデ。
 このあたりが今日開いていた区域でもっとも傾斜のきついところ。営業終了間近になり、ゲレンデの低いところに滑り降りる人たちが見える。
 そうそう、リフトで乗り合わせた60歳という男性と話をする機会がありました。スキーを始めて二回目だそうです。ボーゲンでなんとか滑れるようになったが、まだへっぴり腰だ、と喋っていました。私は何十年ものブランクのあとでスキーを再開して、年甲斐もなく思い切ったことした、という気がなくもないのですが、60のスキー習いなんてすごいですね。ところで、リフトにはその男性と私たちの三人が同乗したのですが、その男性、私たちを見て曰く「お孫さんですか」(!)私が老けて見えたのか、子どもが幼く見えたのか分かりませんが(きっと後者でしょうね - 笑汗)いささかショックでした。むろん間違いはしっかりと訂正しました(← 大笑)

 今日の私は、再デヴュー以来17日目のスキーヤー。子どもは4日目のスノーボーダー。ゲレンデが限定されていて、なだらかな初級・中級コースしかなかったのは、また、上級コースでの緊張感(恐怖感?)が味わえなかったのは、少々物足りなかった(Www)のですが、明るく楽しい一日でした。
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