てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2017-10-14(土) (落水)
投稿日:2017-10-15(日)
(クリックで画像の拡大)ムナクト。田植えの準備の時期に作ったムナクトを切り開いたところ。10月に入ってから雨の日が多い。10月後半に予定し...


(クリックで画像の拡大)
ムナクト。
田植えの準備の時期に作ったムナクトを切り開いたところ。
10月に入ってから雨の日が多い。10月後半に予定している稲刈りのために、田んぼの落水作業をしているが、なかなか水が落ちない。落水作業とは、具体的には、ムナクト[田んぼの畦に設けた排水口]を掘り開き、それから田んぼによっては、田んぼの上辺と側辺にある横手[よこて。本田部分の外周に作る狭い水路。通水と排水のために利用する。]を浚ったり、あらたに排水用に横手をつけたりする。ムナクトを切るのは簡単だが、横手の作業は泥まみれの力仕事になる。雨が多くない年は既設の横手を浚うだけでいいが、雨が多いとさらに新たな横手をつけないと、ウワコウダ[傾斜地ある田んぼの、上側の部分]から水がひかない。これはさらにきつい作業になる。今年は新たに横手を設けなければいけないと思われる田んぼがある。

今日は、インターネットで雨雲の動きを調べたところでは、午後2時頃から雨になりそうだった。田んぼは気になるが、午前中は畑で作業をしてから、昼頃から雨が降り出すまで田んぼで落水作業をしようと思った。


(クリックで画像の拡大)
中打ちした大根畝。
 数種類の大根が育っている。二十日大根、源助大根、宮重大根、三浦大根、黒丸大根、黒長大根、聖護院大根、紅芯大根。
 右の畝の、ネットの先は人参。数日前に間引いてもらったので、追肥して中打ちした。なお、間引いた人参は、間引き菜として利用する。店頭では見ることはないが、美味しい。
畑の作業は、すでに植え付けてある野菜の追肥や、除草のための中打ち(中耕)。白菜と人参は追肥し、大根は中打ちをした。すると昼前から雨が落ちだした。インターネットが普及してから、時間毎の天気の変化と雨雲の動きをあらかじめ知ることができるようになり、しかも予報の精度も上がった。だから昼前の雨はわずかな誤差の範囲内と思ったが、少しして雨が上がり西の空を見ると明るくなってきていた。もし予報通り14時頃から雨になるなら明るくないはずである。畑作業が終わり、気分的に一段落し疲れもしたので、今日の作業は終了しようと思った。腹も減ってきた。でも、急がなければいけない落水作業も気になる。帰宅して昼食にするか、雨が降るまで田んぼで作業するか、しばし迷ったあと、意を決して田んぼに向かった。



(クリックで画像の拡大)
横手を浚う。
 左の田んぼのウワコウダにつけたもの。これは常設の横手。稲が育っているときは井手[農業用水路]からひいた水を通して、この田んぼと、この田んぼの下にある二つの田んぼに配水する。草が繁っていたので、草刈をしてから、泥を浚う。平鍬がおいてあるところまで浚った。
 向こうの端が、井手からの入水口。
田んぼでの作業は横手浚い。横手が浅くなったり、詰まったりしていると、水が田んぼの内部に入ってきて、水がはけない。結局、夕方まで雨は降らず、昼食抜きで作業をすることなった。


自己整体
鍬を使う作業は腰にこたえる。畑よりは、ずっしりと重い土を相手にする田んぼの方がきつい。百姓仕事は一般に腰に負担がかかる。9月半ばに右腰に違和感を覚え、2週間ほど痛みが消えなかった。違和感を覚えて二日ほどは腰を曲げるのもままならなかった。周りの人は医者にかかったら、と忠告してくれる人もいた。医者にかかったとしても痛み止めをしてもらうだけ。根本的な治療をしてもらえるわけじゃない、と聞き捨てた。じゃ、整体に行けば、とも言われた。整体なら自分でできる、と言い返した。そして、腰が動かせるようになってから、自己整体(すわなち、yoga)に励んだ。yoga[ヨーガ]、正確には、数段階に分かれるyogaの一段階であるasana[アーサナ。坐法。]は、それだけ切り離してみると、自己整体であり、(筋肉だけではなく内臓にまで及ぶ)自己マッサージである。30年あまり続けているが、体験的には《効く》。骨格組織の不具合に由来すると思われる違和感が消え、体が内側からすっきりする。場合によっては心理的な不調も好転する。《効く》といっても、科学的根拠があるわけではなく、ただ体感的・心理的レヴェルで言っているだけではあるが。

コメント
--------------------

コメントを書く



     
Powered by
Serene Bach 2.19R