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村便り

村便り:2016-04-25(月) (田植え準備に忙しいですが…)
投稿日:2016-04-25(月)
「村便り」を更新する余裕のないほどに、いま田植えの準備に時間をとられています。まさに春の農繁期ですね。夏野菜の植えつけ(畑)と田植...

「村便り」を更新する余裕のないほどに、いま田植えの準備に時間をとられています。まさに春の農繁期ですね。夏野菜の植えつけ(畑)と田植え(田んぼ)に出ずっぱりです。なお、田植えは、5月29日前後の予定です。

作業の合間にとったスナップ写真を3種、4枚、紹介します。


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ノビル。
まず、ノビル。今年は、私にとってノビルの発見の年になりました。画像は2年休耕していた田んぼで、荒起こし前に収穫したノビル。シャベルで掘り上げました。けっこう大きくなるものですね。栽培してみたいと《弥生人》の血が騒ぐほどの大きさでした。


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ニラ畝のマーシュ。
ついで、マーシュの花。白く可憐な花です。花が咲いているのはニラの畝。実には脱粒性[実が熟すると、脱落する性質]があるので、野生に近いのではないかと思います。日本ではあまりなじみのない野菜ですが、サラダに入れて利用します。


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コオイムシ。
最後に、田んぼで溝をさらう作業をしていると、卵を背負った虫が! コオイムシというそうです。背負っているの雄。いま流行りのイクメンです。昆虫の方が人間よりはるかに先進的ですね。しかも、育休を利用して浮気はしないし(笑) まあ、卵を背負っては、できないでしょうが。

コメント
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ベジタリアン縄文人 ( 2016/05/11 11:34 PM )
 
「今どき山菜を採るのは、田舎の人ではなく、栽培した野菜に食いあきた都会の裕福な人たち」とは限りません。昇給も賞与もなく育英の返済に喘ぐ貧乏非常勤語学講師には、職場周辺で採集できる「野の菜」はまさに「天の恵み」。それに、原発事故のせいで茸や山菜がそこにあるのに採って食べられない悔しさを語る人々の声も耳にします。その人たちにとって山菜は洒落や酔狂でなく、本当に生活の一部なのでしょう(都会人に売れる、というのも含めて)。それより、先日松山の高島屋地下でイタドリが販売されているのを見てびっくりしました。アケビやツクシはもう店頭で見ても驚かなくなりましたが、ついにイタドリまで。ちなみに1束150円でしたが・・・買っていくのはいわば「デパ地下縄文人」?
山蕗は私は専らフキノトウを天婦羅や味噌でいただいてますが、母親などは茎や葉を山椒の実と共に佃煮にしております。水蕗とはまた違った美味しさがありますよね。
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てつ人 ( 2016/05/09 06:00 PM )
 
もし新聞記事が本当だとすれば、コオイムシの雄はタフなんですね。負っている卵の上にまた卵をみつけられたんじゃ、消耗して死んでしまいますよ。《子連れ狼》をやっていた頃の僕には、その気があったとしても、無理でした。体がもたないですよ。浮気相手に子供の面倒をみさせることができれば、むろんアリですが(笑)。

ノビルを、別の記事で、「趣味の米作り農家」さんが「和製エシャレット」と呼んでいましたが、エシャレットではなく、エシャロット風に使えますね。

昨日、井手せき(農業用水路の、田植え前恒例の整備作業)のとき、出ていた女性(ふつう出てくるのは男性で、その女性は連れ合いと一緒に出てきていました)にノビルのことをききました。数日前に、田んぼのゲシ(畦の斜面)に生えていたフキをとっているのを見かけたので、山菜をよく知っているかもしれない、と思ったからです。でも、答えぶりからして、採取して食べている、といったふうではありませんでした。僕らの話を横でききながら連れ合いがノビルのことを、「貧乏ラッキョウ」よ、と言っていました。たしかに二重の意味で、「貧乏」かもしれません。人間が貧乏だから、ノビルでもとって食料の足しにする、という意味で、また、ノビルはラッキョウと比べて貧相な種球しかつけない、という意味で、です。でも、今どき山菜を採るのは、田舎の人ではなく、栽培した野菜に食いあきた都会の裕福な人たちになってしまいましたから、いまは、一つの意味では、《富裕ラッキョウ》かもしれません。

その女性に、フキの料理の仕方を、ついでにききました。刻んで佃煮のようにする、と言っていました。灰汁抜きはせんのん? と訊くと、灰汁抜きはするとのこと。ただし皮は剥かない、とのことでした。

むかしおばあさんが「盆をすぎたらフキはくちなわ[蛇]になる」と言うのを聞いたことがあります。言わんとすることは、盆までは皮を剥かなくても食べられるが、盆以降は皮が硬くなるので、剥かないと食べられない、ということです。

その女性も、連れ合いに向き直って、「そう言やぁ、お父さんは、盆になると蛇が卵を生むとかなんとか言うとったね」と問いただすように話しかけました。連れ合いは言葉を濁しましたが、蛇云々は、フキの皮にかかわることだと思います。

フキも山菜ですね。野草のフキは、販売されているようには立派ではありませんが。わが家の畑の隅にもフキが生えています。フキは好きですが、しごうが面倒そうなので、採取はしません。
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ベジタリアン縄文人 ( 2016/05/07 08:48 PM )
 
毎日新聞のニュースをネットで見ていたら、コオイムシのことが出ていました。卵を背負っている方がモテるんだそうですが、これって浮気ですよね。
http://mainichi.jp/articles/20160508/k00/00m/040/016000c
野蒜をピクルスにしましたが、タルタルソースを作るのに便利です。刻んでトマトサラダなどに加えるのもいいし、ツナ缶とマヨネーズで和えれば手軽に一品できます。
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てつ人 ( 2016/05/01 06:28 PM )
 
マーシュはフランスではポピュラーだと思います。じつは留学生時代には食べた記憶はありません。それ以降にフランスに行って初めて食べました。20年ほど前になりますかね。

食いでがあるわけでもないし、味に個性があるわけでもないし、視覚的にアクセントになるわけでもないし、地味な存在じゃないですかね。

一度だけ種を買って蒔きましたが、それ以降は畑に自生してしまいました。たぶん種が靴の底にくっついて移動し、あっちこっちに生えています。自然農法を試していたころが最盛期で、近年は、畑の草取りとか耕耘とかの回数が増えてきてため、減少しています。でも、畑から消滅してしまうことはないでしょうね。

(おっ、脚韻をふんでしまった 笑)
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ベジタリアン縄文人 ( 2016/04/30 04:12 PM )
 
マーシュは去年、フランスで初めて食べました。ハーブの本に載っていたので名前は前から知っていたのですが、実物は初めて出会いました。あちらではスーパーでも売ってて、ポピュラーなんですね。
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てつ人 ( 2016/04/30 08:56 AM )
 
時々「ブッチャケ(ぶっ鮭)日記」をみているのですが、この頃は更新が頻繁ですね。

この返事を書くためにみると…種蒔きについて書いてありました。僕も、蒔かなきゃ、植えなきゃ、と思っているものが、すでに作付けしてある! ちょいと焦りますね。でも、《同業者》(「業者」じゃないか)のブログがあると、《隣百姓》ができる、というか、刺激になるので、いいですね。

いまやムーさんは立派な百姓です。ブログを更新して、刺激してください。

今日はこれから田んぼでの作業にでかけます。
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ムー ( 2016/04/29 09:30 PM )
 
お久しぶりです。
農作業には大変忙しい時期ですね。
次々と咲く花達や木々の緑。
blo upしたい写真や事件は沢山あるのですが、お風呂に入り一杯飲むとバタンキューになります。
最近は、スマホから簡単にUPできるfacebookの方に走りがちでしたが、やはり、blogも魅力的です。田舎の兄が、最近更新がないけど大丈夫か?と電話してくるものですから。今日は強風のために畑仕事を半日で切り上げてきたのでつい長話的になってしまいました。
今後ときどきお邪魔します。
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