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村便り

村便り:2016-04-06日(水)[1/2] (田んぼのゲシに、石垣が埋もれているかも。)
投稿日:2016-04-07(木)
明日は終日雨の予報だが、今日は晴れ。農作業を急ぐ。午前中は田んぼに出て、荒起こし前の作業。天気予報をみながら、来週月曜日か火曜日に...

明日は終日雨の予報だが、今日は晴れ。農作業を急ぐ。

午前中は田んぼに出て、荒起こし前の作業。天気予報をみながら、来週月曜日か火曜日に荒起こしをすることにした。それまでに、トラクターが鋤き残す田んぼの際を掘り起こしたり、畦を切ったりする。


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前日の灰ヶ峰の画像と比較していただきたい。山腹左側1/3の花の様子が少し異なっている。
昨日の村便りに書いた、灰ヶ峰山腹の花事情を、再度確認してみた。昨日掲載した画像に「灰ヶ峰山腹の左側1/3はまだ辛夷が優勢」とコメントをつけたが、今日、あらためてみると、その部分は辛夷ではなく山桜のようである。遠目での判断だが、その部分の花(一本の木の花群)は昨日に比べて広がっており、その広がりから判断すると山桜である。場所による日当たりの、若干の違いはあるにしても、同じ山腹の同じ標高で、辛夷の花と山桜が混在するのは考えられない。昨日は、開花を始めたばかり山桜を辛夷と錯覚したようである。


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田んぼのゲシ。
 ゲシは大抵、その下側は石垣になっている。崩壊防止のためであろう。このゲシもやはりそうである。畦からさがっている草を取り除けば、もっとはっきりと石垣が確認できる。
 

(クリックで画像の拡大)
これが本文で説明しているゲシである。
 畦にポールが5本立ててあるが、大体その位置が石垣の条であると思われる。ゲシは、畦から土が崩れて堆積したように、傾斜している。
村全体は北側に向かって傾斜しているので、傾斜に沿って並んでいる田んぼは階段状になっている。上の田んぼとの境に溝を掘り上げていたとき、ふと思いついて、上の田んぼのゲシ[下の田んぼに接する部分の段差部分]の下部にポールを差し込んでみた。ゲシが土だけでできていればポールは入り込んでしまう。しかし、内部に石があればそこで止まる。互いに離れた場所で何カ所か試してみると、どこでもポールが止まってしまう。しかも、大体同じような位置で止まる。そのことから推測されるのは、ゲシの下部にはもともと石垣が築かれていて、長い年月の間に、上の田んぼから崩れてくる土によって、今ではゲシとなった土に埋もれてしまった、ということである。私が百姓を始めたのは20年前である。しかし、その時すでに件のゲシは石垣ではなく、土だった。だから、もともと石垣があったなどとは想像だにしなかった。考古学者の発見のような興奮、とは言い過ぎだが、ちょっとした驚きだったことはたしか。石垣のところまで土を削ってやろうか、と考えた。でも、実行するにしても、今のように忙しい時期は無理だから、冬の農閑期になるだろうが。

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