村便り:2016-04-05(火) (辛夷から山桜へ)
投稿日:2016-04-06(水)
今年は辛夷の花がとりわけ印象的だ。春浅い、冬色の山肌の背景から白く浮きあがるように咲いているだけでも印象的だが、今年は、場所によっ...
今年は辛夷の花がとりわけ印象的だ。春浅い、冬色の山肌の背景から白く浮きあがるように咲いているだけでも印象的だが、今年は、場所によっては冠雪しているかと見紛うほど数が多いし、また、花の時期が長い。
それでも、田んぼから見える灰ヶ峰の山腹では、ようやく、山桜が辛夷にとって代わりはじめた。辛夷の花は鮮烈に自己主張する白だが、山桜はまわりと融けあう淡いピンク。両花のそれぞれの有り様は、冬から生まれ出る春の、歩みと広がりを示している。
辛夷と山桜を時おり見やりながら、今日は一日、田んぼでの作業だった。