てつがく村の入口 | てつ人の雑記帳


村便り

村便り:2016月03日05日(土) (耕耘)
投稿日:2016-03-06(日)
春のような暖かさのなか、午後1時過ぎに畑に出た。2月の寒いときに、井戸水を汲みあげるポンプが凍結して使えなくなった。ポンプ屋に修理を依...

春のような暖かさのなか、午後1時過ぎに畑に出た。

2月の寒いときに、井戸水を汲みあげるポンプが凍結して使えなくなった。ポンプ屋に修理を依頼したが、「寒いときに直しても、また凍結するもしれん。3月になって暖かくなってから修理にいく」との返事。ポンプは井戸の傍、吹きさらしのところにあるので、その判断も当然か、と納得し、修理を待った。

水がないと農作業には不便である。野菜を洗ったり、機械の泥を落とすのに水がいる。だから、ここのところ、水が必要のない作業をやっていた。しかし、まだポンプ屋は来てくれない。ポンプをその業者から買ったわけでもないし、もうかる仕事ではないし、他にも仕事があるだろうし、と思うと、修理をせっかちに督促する気にはならなかった。

春の本格的な農繁期を目前に控え、とうとうしびれを切らして、今日は耕耘機で畑を耕すことにした。

草が生えた畑
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草が生え放題の、屋敷裏の畑。1月26日撮影。
屋敷の裏にある畑は、一昨年(2014年)秋にジャガイモを作って以降、草が生えるままになっていた。今春から、その畑で植えつけを再開するつもりなので、草を1月終わりに刈り払い、2月半ばに焼き払った。草を2月に処理したのは、寒いうちに一度、土を起こしておきたかったからである。すると、土は寒気にさらされて、凍みては融けて砕け、扱いやすくなる。結局、それができなかったが、せめて、3月終わりか4月始めに種蒔きが始まるまでに、一度は耕耘しておきたかった。

畑の耕耘
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畑の耕耘。
 向こう=下側から耕耘をはじめている。
 耕耘していないところに撒かれている白いものは、米ぬか。
 耕耘した部分の一部に作物が植わっているが、それはラッキョウ。2012年秋に植えつけてから3年あまり。半分は収穫してラッキョウ漬けにしたが。
1年あまり耕さず大草の生えるままにしておいたので、土は締まり、草の太い根が地中を縦横に走っている。そのため、低速でゆっくりと耕耘した。時間を計ったわけではないが、耕耘が完了するまでに2時間はかかっただろうか。耕耘機は、扱うのにけっこう力がいる(トラクターは、ハンドルとレバーの操作で事足りるが)。だから、耕耘が終わった時点で、一日の作業は終了にしたい気持ちだったが、明日は雨の予報なので、それからさらに、周囲に鍬で、排水用に溝を掘った。終わると18時も過ぎ、暗くなっていた。

帰宅して食事中、両腕にしびれたような感覚があった。体調急変の兆しか、と不安になった。でも、よくよく考えてみれば、久しぶりに力仕事をしたからだった。


屋敷横を流れる井手
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屋敷横を流れる井手。
 左側が屋敷。手前、井手に接した洗い場がある。小さいころ、井手は、側面は石、底は砂地だった。貝などの生き物が棲息していた。三面をコンクリートで固められた今は、たんなる流水路になってしまっているが。
 耕耘機を洗ったのは、すぐ上に見えている、生活道から屋敷に入るためのグレーチングの上。
(耕耘機を洗う水はどうしたか、ですって? 屋敷の横を通っている井手[用水路]の水を汲んで、泥を流しました。昔は、井手の水は、田んぼに入れるだけでなく、多用途に利用していました。野菜や農機具を洗ったりもしていました。井手の水を取水する小川から屋敷までは人家がなく、家庭排水の流れ込みは心配する必要はありませんでした。今日は、昔にかえって、井手の水を利用したというわけです。ポンプに繋いだホースで洗うように隅々まで流すことはできませんでしたが、大きな泥は落しました。)

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